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広谷順子さんの「道」の入ったCDを入手してみる

2012年06月09日 | 音楽
【記事作成日:2012.6.9、最終改版日:2016.12.31】

 私が幼少の頃、恐らくおかんが買い与えてくれたのであろう「みんなのうた」のカセットテープが自宅に1本だけありまして、それをよくラジカセで(それこそ何度も)繰り返し聞いていました。

 その中に1曲、子供心ながらに「ええ曲やな~」と思う歌がありまして、それが広谷順子さんの「道」という歌でした。
 幸いにしてYouTubeにうpされていますので、是非この透き通った歌声と、みんなに希望を与えるような歌詞&メロディーを聴いてみてください。

道 - 広谷順子



 大人になってからこの歌をもう一度聴きたいと思ってCDを探していたのですが、広谷順子名義で探しても見つかりませんし、みんなのうた全集(CD-BOX)にもこの歌は収録されていないことが判り、がっかりしていました。(数年前の話)

 ところが先日、この曲のことをふと思い出したついでにぐぐってみたところ、非常に有用な情報に行き当たりました。
tud’s Memoさんの2011-02-13のエントリ: 広谷順子「道」

 なんでも「道」は、「The Melody Maker -村井邦彦の世界-」というCDに収録されているとのこと。

The Melody Maker -村井邦彦の世界-
クリエーター情報なし
Sony Music Direct


 村井邦彦さんというのは「道」の作曲をされた音楽プロデューサーで、「翼をください」の作曲もされたお方とのこと。このCDは村井邦彦さんがプロデュースされた音楽が多数収録されたベスト盤のようなものとなっています。

 「これはいかん。早速購入せねば!」

 と思って速攻でぽちったのですが、このCDの値段は定価が12,600円で、Amazon価格で10,609円と、結構いいお値段がします…。(;´Д`)
(まぁ、CD 5枚組のアルバムですから、安くはないですよね…)

 そして注文から1日半後、待ちに待ったCDが届きました。(´∀`)



「The Melody Maker -村井邦彦の世界-」の中身

 今回買ったCDはCD-BOX状態になっておりまして、中にはCDケース3枚+別冊ブックレット1冊+収納ケースが付いていました。



CDの4枚目と「道」の歌詞カード

 このうち「道」はDISC4の23曲目(最後から2番目)に収録されており、歌詞は同じCDケースに収納されているブックレットに載っています。早速CDよりWAVデータを吸い出して音楽プレーヤーに突っ込み、リピート再生で堪能します。(´∀`)
 ちなみに音質(音源)は、ごく普通でした。



ブックレット中の「道」に関する記載部

 このCD-BOXには、各CDケース内の歌詞入りブックレットとは別に、資料集のようなブックレットが入っています。
このブックレットには村井邦彦さんの主要作品リストや、各曲の解説、及び、村井さんの感想(思い出)等が記載されています。

 このブックレットの中で、「道」に関する内容を勝手に転載します。


23.道 / 広谷順子 (1979.02.21)

 広谷順子は、東京都出身。
 学生時代に、インターカレッジ・オリジナルソングコンテストで作曲賞、グランプリを受賞。
 やがて、スカウトされシンガー・ソングライターとしてキャニオンよりデビュー。
 その後、ポリドールに移籍するが、後にフリーとなり、スタジオ・コーラスや作曲に従事。

 02年にアカペラ・ユニットBreath by Breathを結成し、クラウンよりアルバム「Breath by Breath」を発表。
 同時に木戸やすひろと新ユニット綺羅を結成。

 現在は、スタジオ・ワークと共にライブ活動を展開中。
 この曲は、1979年に国際児童年を記念して作られた楽曲で、山上=村井コンビが久々に取り組んだ作品。


村井
 YMOが始まる寸前で、時間的にはどうにもならなかった頃だと思うんですけど、友達の誰かに頼まれたか、ひょっとしたら、突然自発的に曲を書きたくなったのか(笑)。
 詳しい経緯は覚えていないけど、僕は当時も今もユニセフの評議員なので、きっと頼まれたんでしょうね。
でも、この曲、完全に村井節ですね(笑)。
 久々に書けた!って感じの曲なんじゃないかな。


 インターネットで検索すると、私と同じようにこの曲を探している方がいらっしゃるようなので、参考になれば幸いです。


【2016/06/16追記】みんなのうたのベストアルバムについて

 このブログを作成した当時はまだなかったのですが、2016年4月27日に発売された「NHKみんなのうた 55 アニバーサリー・ベスト ~日々~」というアルバムの2曲目に「道」が収録されています。
 当然のごとく、ブログ主も購入しました。(´∀`)

NHKみんなのうた 55 アニバーサリー・ベスト~日々~
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


 発売されたばかりで価格もふつー(2000円+税)なので、現時点で一番入手しやすいCDかと思われます。
 もしかしたら大きなレンタル屋にも置いているかもしれませんので、是非探してみて下さい。


【2016/12/31追記】「その愛に…」の再発売について
 2016/12/21に広谷順子さんのファーストアルバムである「その愛に…」が高音質CD(HQCD)にて再発売されました。オリジナルの「その愛に…」には「道」は含まれていないのですが、今回の再発売CDにはボーナストラックとして「道」と(シングルの道のB面曲だった)「限りない空」がボーナストラックとして追加されています。
 「その愛に…」には広谷順子さんの代表作である「古都めぐり」などが含まれるため、「道」を探している方は、このCDを入手されることを絶対的にお勧めします

その愛に(UHQCD)
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン



関連リンク

 ・広谷順子さんのプロフィール(公式サイト)
 ・広谷順子(WkikiPedia)
 ・村井邦彦(WkikiPedia)
 ・ぷりんと楽譜の「道」のオンライン楽譜販売(420円)

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地獄の絵本を購入してみる

2012年06月02日 | 雑記
【記事作成日:2012/6/2、最終改版日:2013/8/24】

今年のゴールデンウィーク前のこと、とあるお寺の地獄絵図を使った
怖~い絵本が大ヒット中であり、それを見せると、言うことを聞かない
悪い子も大人しくなる…という話を聞きつけました。

絵本・地獄
クリエーター情報なし
風濤社


それを聞きつけた私は

ピコーン! (←頭の上の電球が点灯する音)

「最近、いたずら盛りで言うことを聞かない甥っ子に見せれば、
 いい薬になるかもしれん!(´∀`)」


と思い、早速Amazonでポチってみることにしました。
(といいつつ、怖いもの見たさで実は自分が一番見たかったんですが)

…で、届いた本がこれです。


地獄の絵本の表紙

絵本というと「ぐりとぐら」のような可愛らしい絵柄が
イメージされますが、地獄の絵本はいきなり表紙から、
おどろおどろしいです(いきなりかっ飛ばしています)


この絵本は、子育て漫画の「ママはテンパリスト」の作品中で
取り上げられたことで人気に火が付いたらしいのですが、
その作者が推薦している旨の帯が付いていました。



地獄の絵本の裏表紙

裏表紙は本編の最後のシーンに当たる、賽の河原における
地蔵菩薩様になっています。



地獄絵図以外のページの一部

絵本は、大人でも目を背けたくなるような(リアル)地獄絵図が
ベースになっているのですが、地獄絵図以外のページも色使い的に
ドギツイ内容になっています。



それでこの絵本のストーリーですが、お寺に伝わる逸話ではなく、
絵の内容を元に出版社(作家)が創作したものになっています。

ざっくりとした流れは次の通りです。

1. (亡くなった)主人公の五平があの世に連れて行かれる
  ↓
2. 死者のお約束ルートとして、三途の川を渡ったり、
  奪衣婆に服を取られたり、その服を懸衣翁が枝にかけて
  罪の重さを量られたりしながら閻魔様の元に到着。
  ↓
3. 閻魔様から地獄行きの判決を受ける。
  ↓
4. ここで颯爽と地蔵菩薩が登場。
 「五平も少しはいいことしてたので、今回は見逃して」
 と、閻魔様にお願い。
  ↓
5. 閻魔様、あっさりとOKする。(←とても物わかりがよい)
  ↓
6. 閻魔様「でもせっかくだから、地獄を見ていけ」と
  地獄見学ツアーを提唱。
  ↓
7. 五平は、鬼たちが罪人をばらばらに切り刻んじゃったりする
  「なます地獄」等、いろいろな地獄を見せつけられる。
  ※ 絵本の中では、この辺りが一番ドギツイです。
  ↓
8. 見学ツアーの〆は賽の河原。
  ここで川遊び中に亡くなった村の子供を発見。
  親より先に死んでしまった親不孝な子供は、罰として供養の
  石の塔を完成させる必要があるが、完成前に必ず鬼が壊しに
  やって来るのを見てブルーな気持ちになる。
  ↓
9. そうしたところで地蔵菩薩が連れ戻しにやってきて、
  地獄見学ツアー終了。(裏表紙の絵)
  ↓
10. 地獄や賽の河原を見た五平
 「俺は生まれ変わったら地獄に行くようなことはしないよ。
  ちびっ子達も命は大切にな」

という感じでお話し終了となっています。

こんな感じで、「ストーリー的にちょっと無理のある感」は
否めませんでしたが、
 ・悪いことをしたら地獄に行くぞ!
 ・親より先に死ぬ子も賽の河原に行くぞ!

という、子供に対して脅しというか、教育的・指導的なメッセージが
入っているように思えました。

中の絵は大人でもぞっとするような殺人シーン満載の状態なので、
耐性のない子供が見たらトラウマになってしまう危険性もありますが、
私はこうした「悪いことをしたら、相応の報いを受けるんだよ」
教育することは、決して悪いことではないと思っています。

ちなみに仏教的には延々と石積みををしている賽の河原の子供達は、
最終的に地蔵菩薩によって救済されることになっているのですが
(絵本の最終ページの絵は、まさにそのシーンなんですが)、
絵本内のストーリーから外れるせいか、本文の中にはそうした説明が
全く無かったのは、ちょっと残念でした。
読み聞かせる側の知識を問われるのかなぁ…と。


おまけ. どうでもいい話

この絵本を読んで1個所、思わずヘンなところに反応してしまいました。


問題のページ

右のページに大きく「あっー!」と書かれてあるのですが、
この「あっー!」(カタカナ表記で「アッー!」)という表記を
インターネット以外の場所で(しかも子供向けの絵本の中で)、
見かけるとは思いませんでした。

ちなみにこの絵本の初版は、30年以上前の1980年。
TDNがインターネット上のネタ的に大括約する20年以上前から
「アッー!」が使われているとは思いませんでした。
たまげたなあ。

【2012.12.2 追記】
 よそのお寺で本物の地獄絵図を見てきました。
 この件についてはこちらのエントリを参照ください。

【2013.8.24 追記】
 千葉県南房総市の延命寺にある、地獄の絵本で使われた本物の
 地獄絵図を見てきました。
 この件についてはこちらのエントリを参照ください。



絵本・地獄
クリエーター情報なし
風濤社


絵本 極楽
クリエーター情報なし
風濤社


地獄と極楽
クリエーター情報なし
風濤社

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