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広谷順子さんの歌入り作品を収集してみる(一覧編)

2014年05月12日 | 音楽
【最終改版日:2019/8/16】

 広谷順子さんの歌声が大好きなブログ主は、アルバムとシングルを収集したのを機に、今度は「広谷順子さんの歌が含まれる作品」についても集めるようになりました。広谷順子さんの歌は、映画やアニメのサウンドトラックに1曲だけ含まれるようなことが多いのですが、そうした歌は良曲なのに広谷順子作品としてCD化などはされておらず、聴きたかったら個別に収集するしか無い状態となっています。

さらにそうした広谷順子さんの個別作品は、ブログ主が調べた限りでは一覧としてまとまった資料は存在せず、
 ・広谷順子 の音楽作品(すべて) (DrillSpin)
 ・広谷順子ディスコグラフィ (ご本人様のサイト)
などのページを見ても、こうした作品リストに含まれない歌は大量に存在する状況です。そのため、やふおく等で広谷順子のキーワードを含む出品物を中心に先の見えない収集作業をひたすら行っているのですが、自分の知らない(そして自分にとって新しい)曲と出会えたときの喜びは大きいものがあります。

 このエントリでは、私が認識している広谷順子さんの個別作品(=私のコレクション)について、記載していきたいと思います。これから私同様に広谷順子さんの作品を探される方の助けになれば幸いです。逆にもし、このリストにない作品をご存じであれば、コメントなりで情報をいただけると、非常に嬉しいです。
 なお、このエントリでは曲名と収録アルバム(一部シングル)を中心に記述し、感想や詳細については今後別エントリにて拡充していければと考えています。


1. CLAMP学園関係

私自身はCLAMP学園のアニメや原作は見たことはないのですが、この作品群には広谷順子さんの歌がよく使われているので、CLAMP学園だけでグループ分けしてみました。


CLAMP関係のCD

  1. SHINING STAR ~わたしだけの翔星~
  2. DREAMING STAR ~夢みる星座~
    補足:上記2曲はドラマCD「20面相にお願い!! SHINING STAR」に収録(1990年)。ただし曲とドラマのセリフが繋がっているため、曲のみを聴くためにはCLAMP作品の主題歌等を収録したCDアルバムのCLAMPAZARの方を聴く必要あり。
    CLAMPAZAR
    クリエーター情報なし
    ビクターエンタテインメント


  3. 一夜だけの王子さま
  4. いえない一言
  5. 一番になりたい
    補足:上記3曲はミニアルバム「CLAMP学園探偵団 ~LOVE LETTERS’」に収録(1993年)。

  6. おやすみ[おひるねのまえにうたう歌]
  7. もこなおうじょのマーチ[もこなおうじょのえほんのテーマ]
    補足:上記2曲は「CLAMP学園★幼等部★公式アルバム」に収録(1994年)。歌詞カードには両曲とも「うた:せな」と書かれているが、CDケースの裏面の収録曲一覧には、前者は「うた☆ひろたにじゅんこ」、後者は「うた☆せな」と記載されていて、良くワカラン状況。ただし歌声は間違いなく広谷順子さん。両曲とも可愛らしい感じの曲。

  8. あなただけのWONDERLAND
    補足:OVA「CLAMP IN WONDERLAND」オープニングテーマ(1996年)。
  9. 「あなた」が「しあわせ」であるように
    補足:OVA「CLAMP IN WONDERLAND」エンディングテーマ(1996年)。上記2曲はシングルCDとしてリリースされているが、CLAMPAZARにも収録されている。シングルの方はカラオケ付き。

  10. BLANC
    補足:TBS系ラジオ ミッド☆ナイトあすかちゃんねる CLAMP学園放送部 オープニングテーマ。「CLAMP学園放送部 official theme songs collection」に収録(1997年)。アルバムにはBLANCのカラオケも収録。この曲は広谷順子名義になっているのですが、歌声を聴く限り、別人のように思えています…。



2. マンガ・アニメ関係


    アニメ関係のサウンドトラック1

  1. 時の漂泊
    補足:OVA「人魚の森」オープニングテーマ。「人魚の森 オリジナル・サウンドトラック」に収録(1991年)。
    ※ 原作の重く薄暗い雰囲気を見事に伝える、広谷順子ファンであれば絶対に抑えておかねばならない名曲。

  2. 船乗り
    補足: 無責任艦長タイラーOVAの劇中歌。「O.V.A 無責任艦長タイラー特別編 MUSIC FILE 7 音吐朗朗」に収録(1994年)。感動的なシーンで使われるタイラー好きには忘れられない曲ですが、ブログ主的には、歌詞のブチ切り感がなんとなく気になる曲です。

  3. OVERTURE ~Moon Heart Sequence~
    補足:セーラームーンの劇中歌。「セーラームーン・R・S Music Fantasy」に収録(1994年)。当時セーラームーンを見ていた大きいお友達であれば、「ああ、なんか聴いたことある」と思うはず。

  4. 聖羅(セイラ) ~悲しみの紋章~ -The Theme of MISTY HONEY-
    補足:「キューティーハニー フラッシュ ソングコレクション」に収録(1997年)。この曲自体は薄暗い感じがしますが、アルバム全体では悪くはないです。

  5. 砂絵のパズル
    補足:「ぷりんせすArmy Original Alubum」に収録(1991年)。あまり印象に残らない曲。

  6. 放課後のデリカシィ
  7. Sequence-アイ・ラブ・ユー・アゲイン
    補足:上記2曲は「シークエンス オリジナル・サウンド・トラック」に収録(1992年)。
    ※この2曲はブログ主が一押しの神曲


    アニメ関係のサウンドトラック2 (一部無関係のCDが混入…)

  8. おやすみマービー
    補足:「スージーちゃんとマービーのすてきなまいにち ハッピー・ミュージック・タイム」に収録(1999年)。「スージーちゃんとマービー」はNHKで放送されていたアニメで、この歌はエンディングに使われてもおかしくないような感じの曲です(実際にEDで使われていたかどうか不明)。現在このCDは入手困難で中古でも高値が付いている状況。ブログ主も5000円ぐらい出して買いました。

  9. 風の子守歌(ララバイ)
    補足:光栄のシミュレーションゲーム「提督の決断」のエンディングテーマに歌詞をつけて歌い上げた作品。元々は提督の決断のサウンドトラック(入手困難)に収録されたものであるが、他のKOEI関係のアルバムにも収録されている。原曲は1989年(多分)。ブログ主は「KOEI ENDING COLLECTION」(1994年)で入手。

  10. その勇気 その瞳 その優しさで
    補足:元々は「CDドラマ英雄伝説Ⅲ~白き魔女~」に収録されたもの。ブログ主は「Falcom VOCAL 3」(2011年)のCDで入手したが、この曲はFalcomが出している他のアルバム(イース関係)にも収録されている模様。

  11. 化石の街から
    補足:上記の曲と同様にFalcomのゲームであるソーサリアン関連の曲。元々は「パーフェクト・コレクション ソーサリアン Vol.3」に収録されたもの。ブログ主は「Falcom Vocal Collection III」(1993年)で入手。歌自体は岩山の中を一人で歩いているような感じの薄暗いというか寂しい感じの曲。

  12. ババールの冒険
    補足:NHK教育テレビで放送された「ぞうのババール」のテーマソング(2001年)。正確には広谷順子さん単独の作品ではなく、旦那さんの木戸やすひろさんと(Breath by Breathのメンバーでもある)比山貴咏史さんとの3名による作品。CDは現在入手困難。

  13. Delicious
  14. Daylight
    補足:上記2曲は「ペットショップ オブ ホラーズ オリジナル・サウンドトラック」に収録(1999年)。2曲とも歌詞がほぼ無い楽曲で、広谷順子さんはコーラス的な参加状態。広谷順子さんの歌声を求めて聴くと肩すかしな状態になりますが、楽曲的にはおどろおどろしいとまでは行かなくとも、なんとなく寂しさ・恐怖感を感じさせるような冷たい雰囲気がにじみ出ていてイイ感じです。

  15. 食べられて

    補足:クッキング パパのザ・料理シリーズ 収録曲(1988年)。埜邑紀見男さん(格好良い声)とのデュエット曲。歌の途中に「私、刺激的 (うっふ~ん)」のようなお色気セリフのあるという広谷順子さんの作品としては、かなり特殊なネタ曲。B面はカラオケ。

  16. Combat In Vain
  17. The Only Boy, The Only Hope

    補足:上記2曲は、ビジュアル・サウンドシリーズ「LOVE SYNCROID」に収録(1986年)。ラブ・シンクロイドは白泉社の少女漫画で、このアルバムはその作品をイメージしたサウンドトラックになっています。聴く前はドラマでも入っているのかと思っていたのですが、中身は純粋な音楽(+広谷順子さんとミシェル・ハートさんのボーカル曲)で、しかもアルバム全体を通して、なかなかイイ感じな佳作となっています。

  18. イフ・ユー・ワナ・イット
    補足: 「機動警察パトレイバー テーマ・コレクション Vol.2」(1992年)に収録。ただしメインは歌詞無しのメロディであり、広谷順子さんはコーラス的な位置付け。広谷順子さんの歌として期待すると残念なことになるので注意が必要。

  19. 【その他】「ふたり暮らし」オリジナル・サウンドトラック(1998年)
    補足: このサウンドトラックには、広谷順子さんがコーラス参加されている曲が「01 ふたり(メインテーマ)」、「02 吐息(メインテーマ)」「05 運河シスターズ」「12 光のシャワー(ひかるのテーマ2)」「21 まぼろし(ひかるのテーマ4)」「24 ふたり(Another Mix) ひかる[田村ゆかり]のHボイス」と多数あります。ただし広谷順子さんの歌声がメインの曲はありません
     このCDは人気声優の田村ゆかりさんのHボイスが聞けるうんぬんで人気があるらしく、高値が付いていて入手困難でした。ブログ主もようやく手に入れたのですが、期待していた広谷順子さんの歌は無い状態でがっくり来た作品でもあります。


3. 映画のサウンドトラック・オムニバスCD等


    映画のサウンドトラック等

  1. やさしいモノクローム
  2. With You
    補足:上記2曲は、「シング・シング・シングⅡ ~バラード(female)」に収録(1990年)。広谷順子さんの2曲を含め、似たような感じの曲ばかりでブログ主的にはあまり面白みを感じない作品。

  3. This Girl's In Love With You
    補足:バート・バカラックの楽曲をジャズボッサ風にアレンジしたオムニバスCD「BOSSA BACHARACH」に収録(2003年)。英語だけで歌われています。

  4. 大樹(たいじゅ)となかまたち
    補足:映画「ピカチュウたんけんたい」劇中曲。同映画に関する曲を収録したマキシシングル「そらとぶポケモンキッズ」に収録(1999年)。ベッキーの歌う主題歌も含めて、どの曲もなかなかイイ感じです。

  5. あの日の風を待っている
  6. 時の色
    補足:上記2曲は、映画「福耳」のオリジナルサウンドトラックに収録(2003年)。ただし映画の劇中歌ではなく、映画「福耳」のイメージソングとしてボーナストラックとして追加されたもの。なかなかイイ歌。なお、この映画の主演は、あまちゃんの脚本でも有名な宮藤官九郎。

  7. 風にのっけて
  8. アベマリア
    補足:上記2曲は、「ガキンチョ★ROCK オリジナルサウンドトラック Enjoy Street Rock Party」に収録(2003年)。「風にのっけて」は広谷順子さんの優しい感じのソロ曲で、アベマリアはBreath by Breathが歌う結婚式にかかってもおかしくない本物のアベマリア。どちらもロックとは縁遠い内容なのが興味深いところ。

  9. ぷわぷわるー

    補足:児童アニメ映画「はれときどきぶた」のエンディングテーマ曲。同映画の主題歌集シングルレコード(B面)に収録(1988年)。なお、A面は子供が歌うオープニングテーマ。CD版も存在するらしいのだが、中古やネットオークションでも全く見あたらない状況。

  10. (未入手) まぶしい夏休み
    補足:アニメ映画「ちびねこトムの大冒険 地球を救え!なかまたち」のエンディングテーマ曲。この映画は1992年に作成されたものの、劇場公開はされず、極一部の上映会でした見ることができなかった作品とのこと。ところが2010年代に入って見直されているとのこと。残念ながらCD等は発売されてはいない模様。公式Twitterでは広谷順子さんの歌の流れるエンディング部分の動画が紹介されているのですが、現在は閲覧不可になっているみたいです…。ちょっとであれば、次の動画で歌の一部を聴くことが出来ます。


  11. Valentine Moon
  12. 冷たい夏

    補足:上記2曲は、オムニバスのアルバム「フォー・ユア・アニバーサリー」の3,4曲目に収録(1991年)。CDの型番はVAPのVPCB-80450で定価は2000円。アルバム全体を通して、静かにしっとり聴くクリスマスソング集に近い感じの作品。理由は分からないのですが、何故か高値で取引されているレアものらしく、ブログ主は一度やふおくで8000円ぐらいまで突っ込んだものの敗退。数ヶ月待った上で次に出品されたものを、ムキになって競り合った末に青春18きっぷが買えちゃうような値段で落札しちゃいました。(;´Д`)



4. その他、CM関係、分類不能ジャンル

  1. シャンプーをしませんか
    補足: 資生堂スーパーマイルドシャンプー'95のCM曲。CM曲等を集めたアルバム「touch Ⅱ TOUCH MY HEART」に収録(2001年)。桜井映子さんとのボーカル曲。CMで聴いたことのある曲で、「あー、これ広谷順子さんだったのか!」と思う作品でした。

  2. セキスイハイム ~となりのハイムさん~
    補足: 同じくCM曲等を集めたアルバム「CMの達人 小林亜星とアストロミュージック 傑作CM音楽集」に収録。積水化学工業2003年のCMで、30秒ほど音楽が流れて最後に広谷順子さんの歌声で「せきすい は~いむ~」と流れて終了となる作品。これもCMで聴いたことのある曲で、「あー、これ広谷順子さんだったのか!」と思う作品でした。

  3. 殺人の時効は15年(ragga remix)

    参考: 殺人の時効は15年(非広谷順子さんバージョン)

    補足:Far East Recordingというインディーズ(?)のレーベルが出した作品。当時時効前で頻繁にテレビで放送されていた福田和子(松山ホステス殺害事件の犯人)の想定される声をサンプリングして音楽にした作品。上記のYouTubeにうpされているものはCDの1曲目(本曲)で、広谷順子さんが歌うのは3曲目のragga remixの方。
     ragga remixの方は歌詞付き音楽になっていて、合間合間に入る福田和子のサンプリング音声が無ければ、一見普通の歌のように聞こえる。何となく気持ち悪い作品だが、何度か聴いていると、そうでもなくなる不思議な作品。

  4. 二度目のSUMMER STORY

    Fantastic Love In Wonderland (高橋拓也)

    補足: 高橋拓也の2ndアルバム「Fantastic Love In Wonderland」(1980年)の3曲目で収録された、高橋拓也さんと広谷順子さんによるのデュエット曲。高橋拓也というアーティストはこの作品で初めて知ったのですが、ブログ主的には非常に気に入りました。ブログ主は現在、高橋拓也さんの作品も集めて聴き入るようになっておりまして、後日高橋拓也さんに関するエントリを別途作成するつもりでいます。

    【2015/4/22追記】
     高橋拓也さんに関する記事を作成しました。詳細は高橋拓也さんの音楽を集めてみるを参照ください。


  5. BEGIN THE WRITE ●EXERCISE 6&7 by GORO MATSUI


    補足:これは音楽作品ではなく、作曲家を目指している人向けの教材のようなCDです。シリーズものらしいのですが、やふおくに出品されていた6&7のCDだけを入手しました。中は広谷順子さんの他3人の歌手がヴォーカル担当になっていて、同じ曲の「ららら~」とかいった曲を4人で歌い分けています。広谷順子マニア以外には使い道に困る作品です。



5. 法主 八島義郎作品集



    やふおくで手に入れた、よく判らんレアものカセットテープです。10本組のカセットテープの5本に、広谷順子さんの歌が合計10曲入っていました。調べたところ、八島義郎という人は誠成公倫会という宗教団体の開祖で、それでいて日本ゴールドディスク大賞のベスト5・シングル賞を取った曲の作詞・作曲をされた方でもあるとのこと。曲自体は普通の(それどころか聞きやすい)歌謡曲なのですが、所々古風に感じる言い回しの歌詞になっているところが特徴でしょうか。

  1. 揚羽蝶
  2. せせらぎの曲
  3. 思いでの丘Ⅱ
  4. 朝の自転車
    補足:以上4曲は「揚羽蝶」のカセットテープに収録。

  5. 花は散りて悲し
    補足:「歩む御堂筋」のカセットテープに収録。

  6. 小さき花
  7. 届かぬ君
    補足:以上2曲は「秋風よ」のカセットテープに収録。

  8. 綾の糸
  9. 日陰の花
    補足:以上2曲は「懐かし信濃路よ」のカセットテープに収録。

  10. 尽きぬ想い出
    補足:「春の花道」のカセットテープに収録。

    以上のカセットテープはすべて1995年製でした。

  11. 中央口
    補足:「枯れぬ花ユキワリソウ」のカセットテープに収録。1996年の作品。

  12. 恋しい山茶花
    補足:「恋しい山茶花」のカセットテープに収録。2002年の作品。

     1995年頃は当然CDがごく普通に出回っているので、「どうせだったらCDの方で欲しかったなぁ…」と感じる作品群です。



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広谷順子さんが参画されたアルバムを集めてみる(綺羅・Breath By Breath・VOICE FILL)

2014年05月05日 | 音楽
【最終改版日:2014/05/05】

このエントリでは、広谷順子さんがグループ(ユニット)の一員として深く参画されているアルバムについてご紹介します。ファン目線で言うと、広谷順子さんご本人名義のアルバム以外で、広谷順子さんの歌声が多く含まれているアルバムに関するご紹介となります。


1. 綺羅について


ブログ主の綺羅CDコレクション(2014年5月時点)

 綺羅は広谷順子さんと旦那の木戸やすひろさんとで結成されているユニットです。綺羅の公式サイトはこちらです。

 綺羅 KIRA -Choir de Japon-

 綺羅の一番最近の作品は2013年6月にリリースされた「帰去来」で、これまでに6枚のアルバムがリリースされています。
 綺羅の音楽は、どれも静かな田舎や森の中みたいな静かな環境でしっとりと聴きたくなるような、広谷順子さんと木戸やすひろさんの透き通った声で心地よく歌い上げるハートヒーリングな作品となっています。

 ブログ主的な綺羅の難点は、お上品な作品なので電車の中とか雑踏の中であまり聴きたいとは思わないことでしょうか。そのため電車の移動でよく音楽を聴くブログ主は、当然綺羅の音楽もNW-ZX1 (Walkman)に入っているのですが、再生頻度は広谷順子さんのアルバムと比べると随分低い状態です…。とはいえ、家にいるときに再生させると、アルバム1枚がいつのまにか再生が終わっていたような感覚になります。

以下、羅列レベルになってしまいますが、アルバムのご紹介です。
アルバム内の具体的な曲名等は、綺羅の公式サイトのディスコグラフィを参照ください。公式サイトでは試聴も出来ます。


1stアルバム:「夏恋花」(2002年)
夏恋花
クリエーター情報なし
EMIミュージック・ジャパン


アルバムのタイトルになっている3曲目の「夏恋花」は、NHKみんなのうたで放送されています。


2ndアルバム:「悠久の翼」(2005年)
悠久の翼
クリエーター情報なし
Mostレーベル


アルバムのタイトルになっている1曲目の「悠久の翼」、及び、8曲目の「沙羅」がテレ朝の番組「食彩の王国」で使用されています。ブログ主はこのアルバムが好きでして、Amazonでの評価も高いようです。綺羅に興味のある方は、まずこのCDをぜひ聴いてみてほしいところです。


3rdアルバム:「幻世~まぼろよ~」(2006年)
幻世~まぼろよ~
クリエーター情報なし
MOCA


このアルバムの1曲目「うららか」は、2007年度の日本プロ音楽録音賞とベストパフォーマー賞を受賞しています。またユニット名にもなっている2曲目の「綺羅」は必聴の作品です。


4thアルバム:「時のなごり~上巻~」(2008年)
時のなごり~上巻~
クリエーター情報なし
MOCA


5thアルバム:「時のなごり~下巻~」(2008年)
時のなごり~下巻~
クリエーター情報なし
インディペンデントレーベル


「時のなごり」シリーズは、小学校の音楽の授業で習うような「唱歌」を歌ったものです。「春の小川」「早春賦」「どこかで春が」などが収録されています。「誰でも知ってるような唱歌をアレンジして“プロの歌手”が歌うとこんな感じになるのか」という感覚があります。アルバムは1枚1500円とリーズナブルです。


6thアルバム:「帰去来」(2013年)
帰去来
クリエーター情報なし
エムオーシーエー


綺羅の5年振り(オリジナルになると7年振り)となるアルバムですが、これまでと変わらない綺羅の音楽となっています。ブログ主的には、木戸やすひろさんのヴォーカルが強く出た6曲目の「瑞穂の祈り」が好きだったりします。


<綺羅のCDを購入するときの注意点>
 自分でAmazonのリンクを張っておいてなんですが、綺羅のCDの購入を検討されている方は、公式サイトから購入されることをお勧めします。公式サイトから購入すると、その後スタッフの方からお便りや新しい情報を頂けたりします。
 また、Amazonでは品薄になっているCD(特に「悠久の翼」)はマーケットプレースで妙にプレミアが付いていたりすることがありますが、公式サイトでは当然のことながら新品が定価で買えます。
 もし公式サイトでシステム上在庫がないと表示された場合でも、そのときは公式サイトに在庫があるかどうか確認するとよいでしょう。実際にブログ主はこれで在庫切れCDが入手できた経緯があります。


2. Breath by Breathについて


ブログ主のBreath by BreathのCDコレクション(2014年5月時点)

「Breath by Breath」は広谷順子さんのCDを探しているときにその存在を知ったグループです。CDの帯やホームページ等で調べたところ、次の情報がありました。

参加メンバーは次の5名です。
 ・広谷順子
 ・木戸やすひろ
 ・比山貴咏史
 ・松下誠
 ・高尾直樹

広谷順子さんと木戸やすひろさんの説明は割愛するとして、比山貴咏史さんは、初音ミクと同じくボーカロイドの男性版であるボカロ先生こと「氷山キヨテル」の中の人でもあるプロの歌手(スタジオミュージシャン)です。比山貴咏史さんのブログはこちら

VOCALOID2 氷山キヨテル
クリエーター情報なし
AHS


松下誠さんはジャニーズ系作品の男性コーラスにもよく参加されているスタジオミュージシャン&ギタリストです。(WikiPediaの松下誠さんの参照)

高尾直樹さんは横浜ベイスターズの応援歌「熱き星たちよ」やポケモンのイメージソングを歌われていたスタジオミュージシャンです。(高尾直樹さんのWikiPediaの項公式ブログ)


こうした蒼々たるプロのミュージシャン5人が集結して2001年1月に結成されたグループがBreath by Breathで、CDの帯には「日本のトップアーティストを支えるコーラスのプロフェッショナル・ユニット」と記載されています。
Breath by Breathからは、これまでに2枚のアルバムがリリースされているようです。


1stアルバム:「Breath by Breath」(2001年)
Breath By Breath
クリエーター情報なし
日本クラウン


1stアルバムはグループ名と同じ「Breath by Breath」です。CDの裏面の帯には次のような記載があります。
「2001年にア・カペラ・コーラスのユニットを結成。日本のトップアーティスト(松任谷由美・中島みゆき・松田聖子・小田和正・福山雅治・吉田拓郎・Kink Kids他)のレコーディングやライブを支える実力派ミュージシャン。このアルバムには松任谷由美をはじめ、服部克久、島田歌穂、島健、芹沢類、小泉吉宏各氏からコメントが寄せられている。」

 ブログ主のアルバムの感想ですが、聴いてとにかく“出だしから最後まで圧倒されました”。別の言い方をすると、2012年の紅白歌合戦で美輪明宏さんが「ヨイトマケの唄」でその年の紅白を制圧したように、プロのミュージシャン(ボーカリスト)が力を合わせて本気を出すと、こんなにも凄いハーモニーが出来上がるのかと思いました。
 このアルバムの全体的な印象としては、綺羅にアカペラ成分が加わってゴージャスになったような感じでしょうか。綺羅というと、3曲目には曲の方の“綺羅”が収録されていて、幻世に収録されている綺羅と聞き比べてみるのも一興かと思います(ブログ主は、Breath by Breathの綺羅の方が好きです)。
 このCDは8曲収録されていますが、曲の半分が1分台なこともあってトータルの演奏時間は20分51秒と短くなっていますが、それを感じさせない密度の濃いCDとなっています。上のAmazonのリンク先にCDジャーナル・レビューやカスタマーレビューがあって、いずれも絶賛されていますが、その内容に間違いはないと思います。

 「Breath by Breath」は定価1800円のCDですが、出回っている数が少ないせいか、現在は入手困難でAmazonのマーケットプレースではバカみたいに高い値が付いています。ブログ主は幸いにして(偶然に)新品を定価で買うことが出来たのですが…。とはいえ、レンタルでもなんでもいいので、もしこのCDを見かけることがあれば、是非とも聴いてみて欲しいと思う作品であります。


2ndアルバム:「ア・カペラ どうよう」(2002年)
ア・カペラ(DOYO)
クリエーター情報なし
日本コロムビア

 「ア・カペラ どうよう」は、Breath by Breathのメンバーが童謡を歌っているアルバムです。ただし小学校の教科書に載るような堅いものではなく、遊び心のあるアレンジしてあって、特に3曲目の「やさしい じかん」は複数の童謡を1つにまとめてユニークなアカペラ風味が加わっています。
 ブログ主の感想としては、「鶏を割くのに牛刀を用いてる感」「才能の無駄遣い感」とでもいうのでしょうか、ありふれた童謡を歌うのにこれだけのプロミュージシャンが集まって良質のハーモニーを聴かせてくれるのが、やけに豪勢というか高品位過ぎてワロタという感じです。

 このCDについては公式サイトがあって、その中にBreath by Breathの各メンバーの紹介ページもありますので(まだ残っていますので)、興味のある方は参照ください。
 ・Breath by Breath「ア・カペラどうよう」 (公式サイト)
 ・上記公式サイトのメンバープロフィールのページ


3. VOICE FILLについて

VOICE FILLは広谷順子さんのCDを探しているときに見つけたものなのですが、このユニットを検索してもほとんど情報が無い状態です。後述のCDの歌詞カードを見るとメンバーは次の4名のようです。
 ・広谷順子
 ・木戸やすひろ
 ・菅井えり
 ・河合夕子

菅井えりさんは“東洋のエンヤ”とも評される声の持ち主の方です(菅井えりさんのブログはこちらを、これまでの発表作品等はこちらのページを参照)。


河合夕子さんは広谷順子さんと同様に多数のアーティストの作品に参加されているミュージシャンで、河合夕子さんのホームページWORKSを見ると、私がぱっと判る曲では、NHK 「サンデースポーツ」テーマ曲や涼宮ハルヒの憂鬱の「冒険でしょでしょ?」のコーラスなども担当されたことがあるとのことです。

それで本題のアルバムですが、VOICE FILLからリリースされたのは1995年の「Christmas Mail」の1枚だけの模様です。

Christmas Mail
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


 このアルバムは、タイトル通りクリスマス時期に相応しい曲ばかりが収録されています。歌詞は英語ばかりです。音楽的にはクリスマスの曲ながらアップテンポ風にアレンジされた明るく軽やかな曲が中心で綺羅の作風とは対極的な感じです。
 全体的な感想は“どの曲もボーカルが素晴らしい!心地よい!”という感じです。


Christmas Mailのジャケットに広谷順子さん発見!(下段・左)



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2014年05月01日 | 音楽

【最終改版日:2020/1/6】

 過去のいくつかエントリを作成しましたが、ブログ主は新参者ながら歌手の広谷順子さんの大ファンであります。その広谷順子さんに関するブログエントリも増えてきたので、ちょっとトップページ(インデックスページ)となるエントリをここに作成することとします。 新しいホームページ等の情報があれば、随時追加していきたいと思います。


1. このブログのコンテンツ

広谷順子さんの「道」の入ったCDを入手してみる

ブログ主が広谷順子さんの歌声を最初に聴いた、みんなのうたに収録されていた「道」のCDを探し求めた顛末について記載しています。(2012年6月)

広谷順子さんの音楽を聴いてみる(アルバム収集編)

広谷順子さんの歌(アルバム)を本気で集めにかかった顛末を記載しています。(2013年5月)

広谷順子さんの音楽を聴いてみる(アルバム感想編)

広谷順子さん名義でリリースされているアルバムに関する情報を記載しています。(2013年5月)

広谷順子さんのシングルを収集してみる

これまでに広谷順子さんがリリースされたシングルレコード・CDに関する情報を記載しています。(2013年7月)

広谷順子さんが参画されたアルバムを集めてみる(綺羅・Breath By Breath・VOICE FILL)

広谷順子さんがグループ(ユニット)の一員として深く参画されているアルバムに関する情報を記載しています。(2014年5月)

広谷順子さんの歌入り作品を収集してみる(一覧編)

広谷順子さんの歌が含まれるサウンドトラック等の作品に関する情報を記載しています。(2014年5月)

木戸やすひろさんの音楽を聴いてみる

広谷順子さんの旦那さんであり、綺羅の相方である木戸やすひろさんの作品に関する情報を記載しています。(2015年1月)

高橋拓也さんの音楽を集めてみる

広谷順子さんと同時期のミュージシャンである高橋拓也さんの作品に関する情報を記載しています。(2015年4月)

広谷順子さんの思い出 ~広谷順子さんの訃報に接して~

広谷順子さんは2020年1月4日に逝去されました。そのときの心情等を記載しています。(2020年1月)

2. よそ様のコンテンツ(リンク先)

綺羅 KIRA -Choir de Japon-

広谷順子さんと旦那の木戸やすひろさんとで結成されているユニット“綺羅”の公式サイトです。

うららかなる浮き世のほとり

広谷順子さんのブログ。非オフィシャルなものも含めた近況等が綴られています。

広谷順子(WkikiPedia)

WkikiPediaにおける広谷順子さんの項目。
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