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国道308号線の暗峠を越えてみる・その2 (主に峠茶屋と奈良県側)

2015年06月02日 | バイク
【記事作成日:2015/7/4、現地訪問日:2015/5/10】

 このエントリでは
  ・国道308号線の暗峠を越えてみる・その1 (主に大阪府→暗峠側)
 の続きとして、暗峠(くらがりとうげ)を大阪側から登ってきた体験記を記載しています。


1. 大阪側の最急勾配区間から暗峠の頂点まで

 最急勾配区間の現場検証を終えたブログ主は、わずか数百メートルの坂道をぜーぜー言いながら歩いて登って(哀)、バイクを止めた場所に帰着します。そして再びバイクに跨がって先に進みます。



38-弘法の水と笠塔婆(かさとうば)

 湧き水が出ている祠のようなものを発見しました。



39-「水質検査の結果 生水は飲まないようにしましょう」

 残念ながらここの水は飲めないようですが、強い禁止の文言ではないので「飲むんだったら自己責任で飲んでね」と言ってるのかな…と、ひねくれ者のブログ主は思いました。



40-藤の花が咲いています



41-分岐点

 続いて酷道マニアにとって暗峠の名所の一つである難解な分岐点に到達します。
 国道308号線(暗峠方面)は、四輪だと軽トラぐらいしか通れなさそうな狭い左側の道へ進みます。



42-民家の軒先を通ります

 こんなところも一応“国道”です。



43-石畳の道に到達します

 でこぼこしていてバイクではとても走りにくい路面になっていますが、こんな道でも一応“国道”です。
 この石畳は、後述の峠茶屋の壁に貼られてある解説資料によると「大和郡山藩・柳沢家の本陣がここにあり、行列がぬからないように敷かれた」とのことです。



44-暗峠の石碑+県境を奈良県側から見たところ

 この石畳のところが暗峠の頂上付近になります。またここは大阪府東大阪市と奈良県生駒市の境となっています。そのため来た道を振り返ると、写真のような「東大阪市」の案内板が出ています。



45-あ、これあかんやつや

 峠の付近には民家があるのですが、先程の県境標識近くの家の壁には「私服 警察官 被監視中 [推測] 」と書かれた張り紙がたくさん貼られており、ヤヴァイ雰囲気を醸し出していました。近づいてはいけなさそうな感じなので、とっとと先に進みます。



46-峠茶屋すえひろ(幟)

 そしてすぐ近くには暗峠を登ってきた人の休憩場所となる峠のお茶屋さんがあります。
 ブログ主もここで一服することとします。


2. 峠茶屋すえひろで休憩してみる


47-峠茶屋すえひろ(店舗入口)

 お店のホームページは判りませんでしたが、食べログのページはこちらになります。



48-峠茶屋すえひろ(営業時間)

営業時間は9:30~16:30で、定休日は水曜日。また、12月中旬~2月末の平日はお休みとのことです。



49-暗峠の由来

 お店の壁には暗峠や旧街道に関する由来や解説の説明が貼られていました。松尾芭蕉も亡くなる直前にこの峠を通って一句詠んだとのことです。



50-屋外のメニュー表

 茶屋なので一服できるドリンクメニューがあるのは当然のことながら、定食メニューもあるようです。



51-メニュー看板

 こういう感じの雰囲気ある看板はイイ感じです。



52-写真やサイン

 有名どころだと小林綾子さん、桂文珍さん、早見優さん、古谷一行さんなどがありました。
 


53-庭先に駐車

 そしてお店の屋外席(テーブル席)がある庭のところまで来たのですが、バイクをどこに止めてよいのかよく判りません。そのため一旦奥側の空きスペースに入り、お店の人に「ここに止めてもいいですか?」と聞いたところ、ダチョウ倶楽部並に「どうぞ、どうぞ」されてそのまま置かせてもらいました。



54-すぐ近くには信貴生駒スカイラインが走っています

 ちなみに信貴生駒スカイラインは、ここ(国道308号線暗峠)では接続していません。



55-スカイラインの標識にも、「ここが暗峠」との案内が出ています



56-テーブル席

 ブログ主がこの店に着いたのは、ちょうど開店時間の9:30頃でした。奥の方では近所の常連さんと思わしき年配の人たちがだべっていましたが、一般客としてはブログ主が一番乗りだったみたいです。がら空きなので、テーブル席を1つ占有させてもらいます。



57-あべかわ餅(400円)とアイスコーヒー(350円)

 お茶付きのあべかわ餅は、とっても美味しかったです。なお、アイスコーヒーにはかりんとうが付いていました。



58-オートバイノート

 お店の人から「よかったらどうぞ」といって、ノートとペンが差し出されました。中を見ると「XXから来ました」とか「美味しかったよ~」とか「坂が凄くてローギアじゃないと上れなかったよ」といった感想がたくさん書かれてありました。ブログ主もちょっと書かせていただきました。



59-座敷のところにもサインが

 混雑時は座敷のテーブルが使われているのでしょうか。



60-店内のお土産品

 店内を覗いてみたところ、民芸品のようなお土産品を売っていました。ブログ主は300円の「暗峠みやげタオル(てぬぐい)」を1つGETし、先程の飲食代と合わせて1050円を支払います。

 そして帰り際、近くにいた常連さんと思わしきおばちゃんから声をかけられます。
  「兄ちゃん、横浜から来たんかいな? 遠いところからよう来たなぁ。」
  「実は横浜から九州に行って、その帰りなんですよ。」
  「はー、そうかい(驚)。きーつけて帰りや~」

 こんな感じで暖かく見送ってもらう感じで、お店を後にしたのでした。このお店は店員さんも常連さんも暖かい感じで、居心地が良かったです。また暗峠に来る機会があれば、このお店にもまた寄りたいと思いました。(次は定食でも食べたいな~)


3. 暗峠から奈良県側に下ってみる


暗峠の奈良県側ルート(国道168号線まで)

 ここからは奈良県の生駒市街地側に下っていきます。



61-奈良県側に下っていきます

 奈良県側の道は大阪側よりも傾斜はきつくなく、車の離合もできる場所が多いです。
 


62-改良された道

 この辺りは広く整備された道になっていますが、路面は○型の凹みが付いた状態になっているのが特徴的です。



63-奈良県側の急勾配区間

 奈良県側の傾斜は大阪側程きつくないとは書きましたが、それでも勾配のある個所は強力なエンジンブレーキの効くローギア入りの4stバイクでさえも、ブレーキをかけないとゴリゴリと加速していきます。奈良県側といえども、やはり暗峠は舐めてはいけません


64-ここまで来ると下り坂も落ち着いてきて普通の道になりました



65-民家の軒先を通っていきます

 奈良県側も一部狭いところがあります。



66-西池というところの分岐点に出ました

 国道308号線の奈良県側一方通行区間はここから真っ直ぐ行ったところにあるのですが、ブログ主はここが一方通行の迂回地点と勘違いして、うっかりここから左に曲がってしまいます。(;´Д`)



67-ふつーの住宅街の中を通っていきます



68-大登大橋西詰交差点に出ます(10:15頃)

 そして国道168号線と合流します。

 その後ブログ主は国道168号線を南下し、西名阪の道法隆寺IC→名阪国道の針TRS→R369/R368/R166/伊勢道経由で伊勢神宮外宮の近くの山口屋(伊勢うどん)で遅めのお昼ご飯(13:30頃)。
 続けて二見の夫婦岩を見てきて鳥羽港から伊良湖港までフェリー移動。愛知県上陸後は豊橋市まで出て下道(R1)を延々と走ってR246の御殿場辺りで夕食(20:30頃)。
 最後は大井松田ICから横浜町田ICまでは東名高速を使って、横浜市の自宅に着いたのは22時を回っていました。こうして九州往復のバイクの旅は、無事に完結したのでした。


最後に. 暗峠をバイクで走ってみたい人へのアドバイス

 暗峠で最も傾斜のきつい大阪側の坂は、傾斜もさることながら急なヘアピンカーブになっていることもあり、運転技術(というか経験)が問われます。高度なテクが必要という訳ではありませんが、免許取りたてや新車に乗り換えたばかりで、おっかなびっくりでバイクに乗ってるようなレベルの人であれば、この道は絶対に避けた方が無難です。

 また、大阪側から行くか奈良側から行くかについては、(今回のブログ主とは逆向きの)大阪側が下りになるルートの方が難易度が高いと考えられます
 特に最も傾斜のきつい個所では、恐らくローギアに入れてフルブレーキに近い状態で少しずつ下りつつ、対向車に気をつけつつ、ヘアピンカーブを曲がっていく操作が求められます。この上、もし路面が濡れていたり、浮き砂や枯葉で路面が滑りやすい状況になっていようものなら、スリップ&転倒の危険性が高まります。

 ブログ主はバイクを乗りこなすという意味での運転技術は決してうまい方ではありませんが、それでもバイク歴20年以上で、酷道もそこそこ走って場数を踏んだつもりでいるバイク海苔であります。そんなブログ主でも、もし「濡れた路面の大阪側の坂を下れ」と言われたら躊躇します(多分、別の道に迂回するかと思います)。
 まぁ、のんびり走られる分には特に問題はないかと思いますが、暗峠にはそうした転倒リスクがある点は頭に入れてもらった上で、安全運転で通過されてください。

 あと、この暗峠前後の道は民家の軒先を通ります。爆音をたてるDQNマフラー車は論外として、アイドリングをしているだけでも大きな音や振動を出すバイク(特にハーレーとか)は、通るだけでも近所迷惑になりうるので避けた方が良いかと個人的には思います。
コメント (2)
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国道308号線の暗峠を越えてみる・その1 (主に大阪府→暗峠側)

2015年06月01日 | バイク
【記事作成日:2015/7/3、現地訪問日:2015/5/10】

 ブログ主は、2015年のゴールデンウィークは横浜からバイクで四国の国道439号線を走破する旅に出たついでに、九州(大分)の実家に戻っていました(このときの走行記はこちら)。しかしながら九州までバイクで来たということは、同じく九州から横浜までバイクで帰らなきゃならん訳でして、帰路をどうしようかというのが毎回考えどころとなります。(;´Д`)

 普段こうした場合は、夕方に大分or別府から出港する関西方面行きのフェリーに乗って、翌朝より神戸or大阪から横浜までてくてくと自走するケースが多いのですが、高速道路に乗ってまっすぐ帰っても面白くもなんともありません。しかも今回は帰着日の翌日もお休みを取っていたので、多少寄り道して深夜に帰り着いても全然問題ないという状況にありました。

 とゆーことで「じゃあ、今回はどこを寄り道しながら帰ろうか?」と考えた矢先に思いついたのが、大阪府と奈良県の境にある暗峠。酷道マニアであれば誰もが知っているような著名な道でありますが、ブログ主は走ったことはなかったので、これ幸いと立ち寄ってみることにしました。

 今回のエントリはこのときの走行記録になりますが、ボリュームが多いため次の2つに分けて記載します。
  ・その1: 大阪府側→暗峠 (このページ)
  ・その2: 暗峠→奈良県側


1. はじめに-暗峠(くらがりとうげ)について


今回の暗峠前後の地図(東大阪市⇒暗峠⇒生駒市)
google mapの元データはこちら

 暗峠は東大阪市と奈良県生駒市の境にある峠で、古来より大阪と奈良を結ぶ街道の1つである暗越奈良街道の一部です。現在もこの街道沿いのルートは国道308号線として形を残していますが、暗峠の前後は“国道”と名の付く道でありながら

 ・とんでもない急坂
 ・普通車1台がなんとか通れるレベルの狭さ
 ・車両が通ることを前提としていないような石畳の路面

 …などといういろいろと間違った道路環境となっており、“暗峠は酷道マニアにおける関西の聖地”として扱われています。
 特に著名なのは“転がり落ちる”と称されるとんでもない急坂で、WikiPediaの暗峠の項にもその凄さが伝わってくる自転車の写真が掲載されています。

暗峠 最大斜度地点
暗峠のまちがった傾斜角の写真(WikiPediaより直リンク)

 こうしてブログ主は「噂に聞く暗峠。どんな凄い道なんだろう。」とワクワクしながら暗峠に向かって行ったのでありました。
 以降、実際の走行記となります。


2. 神戸港→新石切駅→暗峠の山登り区間の手前まで


01-神戸港のフェリーの中より (8:15頃)

 今回ブログ主は朝8時頃に神戸港に到着した後、すぐ近くの六甲アイランド北ICより阪神高速5号湾岸線に入り、天保山JCT→16号大阪港線→東大阪JCT(直進)→13号東大阪線と来て、第二阪奈に入る手前の水走ICで高速を降ります。



新石切駅付近から近鉄奈良線ガード付近の地図

 そして水走ICからは、すぐ近くの新石切駅付近より国道170号線を南下し、箱殿交差点より国道308号線を暗峠方面に向かっていきます。



02-新石切駅 (8:55頃)

 水走ICを降りると右手に新石切駅が見えてきます。この駅前の交差点を右折し、国道170号線を南下します。



03-箱殿交差点を左折します

 そして国道170号線を800m程進んだところの箱殿交差点を左折します。ここから国道308号線の単独区間に入ります。



04-箱殿東交差点

 ここは東高野街道とぶつかるところですが、五叉路の交差点となっていて判りにくい状況になっています。暗峠方面は、写真で言う右斜め前の方の道に進みます。



05-住宅街の中の交差点1

 住宅街の道を進んでいきます。



06-住宅街の中の交差点2

 同じく住宅街の道を進んでいきます。



07-山が近づいてきました



08-近鉄奈良線のガードをくぐります



09-ガードをくぐった先の光景

 国道308号線は車の離合も出来ないような狭い道のため、一部区間に一方通行が存在することは事前情報として知っていました。ここがその区間と思わしきところですが、この先どう進めば良いのかぱっと見では判らない初見殺し状態になっています。



10-ガード下にバイクを駐車

 そのためガード下に一旦バイクを止めて、近くの案内板を確認します。ちなみにこの段階からバイクはギアを入れて停車しないと、バイクが動いてしまいそうな坂道状態になっていました。



11-案内板のかたまり

 いろんな案内が出ています。ブログ主は国道308号線を進んできたつもりですが、国道308号はこのまままっすぐの向きで間違いはないようです。なお、目の前を横切っている線路沿いの道が県道170号線になっています。



12-直進方向は進入禁止

 しかしこの先の国道308号線方面は進入禁止のマークが掲げられています。



13-一方通行の迂回路案内

 先程の案内板を見ると、この道は暗峠方面からの下り用の一方通行路のため、ここから暗峠方面に向かうには、一旦左の方を回って迂回するように指示されています。



14-バイクナビの一方通行警告

 ちなみにバイクに付いているナビ(ZUMO660)も同じ警告を出していました。



大阪側の一方通行迂回路付近の地図

 この迂回路付近の地図はこんな感じになっています。



15-迂回の指示に従って、線路沿いの左の道を進んで行きます



16-この先通り抜けできません

 少し先を行ったところで右側を見ると「この先通り抜けできません」の看板が出ていました。右折ポイントはこの先ですが、先走ってここで曲がってしまう人が多いのではないかと思われます。



17-踏切の近くを右折

 ここで右折しますが、「国道308号線(暗峠方面)はこちら」のような案内板はなかったようでした。



18-右折ポイントの角にある水道屋さん

 (有)樋口工業という水道屋さんの建物が目安です。



19-東豊浦町の住宅街の中を通過



20-分岐点の案内板

 暗峠方面は10m先を右側に進むようにとの案内が出ています。



21-10m先の右折ポイント

 道なりに進むと絶対に左側に進んでしまいそうです。看板を見ていて良かったです。



22-路地裏を通っていきます

 右に曲がった先は広くない生活道路でした。この写真の「止まれ」のところの道が国道308号線になります。



23-国道308号線に復帰します

 先程の「止まれ」のところを左に曲がって、暗峠に向かって行きます。
 一方通行トラップをようやく抜け出して、国道308号線に復帰しました。


3. 大阪側から暗峠を登ってみる


24-暗峠へ登り道

 国道308号線に復帰してからも「いかにも生活道路」という感じな道が続きますが、住宅街を抜けてからは緑が広がります。またこの道はハイキングコースになっているということで、リュックを背負ってトレッキングシューズで歩いている人たちをそこかしこで見かける状態でした。 



25-大阪側の路面(写真はもう少し上で撮影したもの)

 暗峠付近の国道308号線を走ってまず感じたことは、この特異な路面。アスファルト舗装ではなく、コンクリートになっています。しかも○型の凹みが全面に散りばめられている上、ところどころで数センチの溝が道路を横切っています。
 こうした路面は雨天時のグリップ力の向上や水はけを良くするための対策と考えられますが、当然乗り心地は良くないのが難点です。(まぁ、安全最優先なので仕方ありませんが)



26-暗峠への道(反対から)

 ある程度坂を上ったところでバイクを止めて、来た道の反対側を撮影してみます。この辺りはまだまだ、どこにでもありそうなレベルの坂です。



27-一般国道308号・八土-100

 このような看板をよく見かけたのですが、その意味は分かりませんでした…
 


28-もっとキツい坂の登り口

 ここから先は見るからにキツめの坂が待ち受けています。



29-もっとキツい坂の途中から下を見たところ

 ここまでの道も十分にキツい坂だと思いますが、ここから先はさらにキツい坂が待ち受けています。



30-最もキツい坂を登ったところで駐車

 そして最もキツイ坂を登って、ちょっと落ち着いたところでバイクを止めます。

 「ん? 一番キツいところの写真やレポートはどうした?」

 と思われるかもしれませんが、はっきり言っておきますと一番傾斜のきつい区間は、とてもとても途中でバイクを止めて写真を撮れるような状況にありませんでした。どのくらいキツかったかというと、 

 ・もし坂の途中で減速(ストール)して止まろうものなら転倒必至 (バイクに跨がったまま停止するなど絶対に不可)。

 ・アクセルをちょっと緩めただけで、急減速して逆走するんじゃないかと思う程の坂の傾斜の凄さ。

 ・そのため坂の途中でアクセルOFF&クラッチを切ってギアチェンジしようなどとはこれっぽっちも思わず、結構長い距離をローギアで走らざるを得ない状況。

…という感じでした。暗峠は噂に違わぬところでありました。



暗峠の最急勾配区間付近の地図

 とはいえ、このまま先に進んではブログ的に面白くありません。せっかくここまで来たのですから、一番キツイ坂のところまで歩いて現場検証に向かいます。



31-来た道を下っていきます1



32-来た道を下っていきます2



33-そして例の最急勾配付近に到着します



34-暗峠の最急勾配付近を上から

 この写真はトリックとか特殊なレンズを使っているとかではなく、ごく普通のコンパクトデジカメで撮影したものです。「なんで数メートル先の道がかなり下に見えるんですか?」と思われるかもしれませんが、実際にそうなんです

 ファミコン版のスペランカー(アクションゲーム。ちなみにブログ主は何十周もできます)では、主人公は下り坂に向かってジャンプするだけで死んでしまうようなキャラとしてネタにされていましたが、これを見ているとあながち間違いではないように思えました。もし走り幅跳びの選手が助走を付けてこの急勾配に飛び込もうものなら(※1)、命に関わる重大な問題になりかねないと思いました。
※1: そんな人などいません。



35-最急勾配付近とリュック1

 坂の傾斜の凄さが判る比較ネタが欲しかったのですが、手元にあるのは愛用している防水リュックのみ。とりあえずこのリュックを坂道に置いて撮影してみます。
 このリュックは高さが60cmはあるのですが、2mぐらいしか離れていない左隣の白ポールの付け根の方が、リュックの頭の部分よりも高いところに来ている点に注目してください。



36-最急勾配付近とリュック2

 この区間はとんでもない傾斜がある上に、S字型のヘアピンカーブになっています。万が一、坂を下っている途中でブレーキが故障して利かなくなろうものなら、ガードレールを突き破って山の中に突っ込んでしまう恐れがあり、考えただけでも恐ろしくなります。



37-きっつい坂を歩いて登っていきます

 一通り写真を撮ってバイクを置いた場所に戻っていきますが、当然のごとくキツい坂道が待ち受けています。ブログ主は手ぶらに近い状態で数百メールを歩いただけだったのですが、それでも足にくるぐらいの状態でした(哀)。

 この後は暗峠の茶屋で一服した後、今度は奈良県側の道を下っていきます。

 ~その2に続く
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