モンブランへご来店の皆様、こんにちは。
先日の日曜日は私の誕生日でした。
家族でおいしいケーキを食べてお祝い。
毎年ぱぴりおがプレゼントをくれるのですが、今年は前の週末にあったミッシャ・マイスキーのコンサートのチケットをプレゼントしてくれたので、「物」のプレゼントはいいよ、と断りました(ホントはちょっと欲しかったけどね・・・)。
さて、今朝の新聞の折り込みに、都内の有名ホテルのレストランのパンフレットが入っていました。
ランチやケーキバイキングが紹介されていて、10%offのクーポンがついています。
「ケーキバイキング¥2300か~・・・。久しぶりに行ってみたいな~」
と言いつつよく読むと、ケーキバイキングは平日のみとのこと。
行くならぱぴりおと行こうと思っていたので、「平日一人でケーキバイキングに行くのもね~」などと言ってパンフレットを置きました。
ぱぴりおは「一人でも行ったら?」と言いましたが、「一人でケーキをがんがん食べるというのもちょっと淋しいかな・・・」と答えて、あとはテーブルで私はそのまま新聞を読んでいました。
しばらくして、ふとテーブルの上を見ると、私の前にお札が無造作に置いてあるではありませんか。
2千円札と千円札が1枚ずつ。合計3千円です。
「???」と思って顔を洗い終わったぱぴりおに「このお札何?」と聞くと、「知らないよ?」と言います。
はて・・・と思ってふと気がつくと、テーブルの自分の席でしゅんしゅんが、ちょっとわざとらしく横を向いて座っています。
「このお金、しゅんしゅんの?」と聞くと、「ううん、知らない」ととぼけています。
しかし、家で今2千円札を持っているのは、しゅんけいだけ。
「しゅんしゅんのでしょ?」と確認しても、「ううん、知らないよ、おかあさんがもらったら?」としらばっくれる、しゅんしゅん。
んん?なんで??・・・と首をひねりかけて、はっと気がつきました。
彼は、自分のなけなしのお小遣いの3千円で、私をケーキバイキングに行かせてあげようと思ったのです。
私の誕生日に、自分達はプレゼントをあげていなかったから。
でも、ただお金を普通に「あげる」と言っても、私がきっと受け取らないだろうと思って、こっそり気づかないうちに、私の前に置いておいたんですね。
あしながおじさんのように、匿名のプレゼントにするつもりだったのでしょう。
なんだかじーんときちゃいましたね・・・。
しゅんしゅんは、けいけいよりもちょっと口下手で、ずぼらで無神経なところもあって、(けいけいも同じようなものですが)しょっちゅう私に怒られています。
でも、こんな優しい心も、ちゃんと持っていてくれるんですね。
言葉にしない分だけ、その素直な思いやりが伝わってきて、親バカですが「いいヤツだなぁ・・・」とちょっと感動しました。
こんなにもらっては彼のお小遣いがなくなってしまうので、お礼を言ってお金はしゅんしゅんに返しました。
しゅんしゅん、あと2ヶ月で10歳です。少しくらい世渡りが不器用でも、こんな優しい心をずっと持っていてほしいですね。
画像は家の前の公園の草地です。桜並木の根元に、もうこんなに緑の草が伸びてきました。今日も元気に学校から帰ってきたしゅんけい、今宿題をやっています。がんばれよー。(^▽^)
努力しているものです。
心の優しいお子さんですね。
マスターが子供のころはこういうことが
できませんでした。
よい話を読ませていただきありがとうございます。
拙ブログにもお立ち寄りください。
ようこそおいでくださいました。
子供のこと、おほめいただいてありがとうございます。
彼の現在の所持金は、ゲームを買うと言って貯めていた、たぶん3500円くらいだったと思うのですが、そのうち3000円を後先考えずポンと出してしまうなんて、いかにも子供らしいというか何というか・・・。
普段はゲームや遊びに夢中で、自分の世界の中ばかりで生きている、まだまだほんの子供なのかと思っていましたが、いつのまにかこんなふうに、家族のことを思いやれる心が育ってきていたのですね。
この時期の男の子特有の不器用な「照れ」もあるようで、我が子ながらちょっといじらしかったですね。(^^)
よろしければいつでもまた、遊びにいらしてくださいね!
やるなー息子さん。
いや~なんか、「ちょっといい話」って感じで、書くほうも照れがあったんですが(笑)、書いておいてあげたいなーと思ったもんですから・・・。
不器用でずぼらで無神経なようでいて、照れ屋でナイーブでデリケートなところもあり、男の子というのはココロをくすぐる存在ですね。(^^)
このまま優しい心を持った大人になって
くれるといいですね~。
将来、女の子泣かすにゃあ。
親が言うのもアレなんですが、こういうのって女の子、結構グッときちゃうものかもしれません。
将来あまりモテそうに思えないわが息子ですが、こういう必殺技をたまに繰り出して、女の子のハートをわしづかみしてほしいものですね。