Weblog喫茶 モンブラン

日常のあれこれをのんびり綴っています

ものづくり、宇宙へ

2008-03-12 23:27:06 | 秘密の本棚

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。

日本人宇宙飛行士、土井隆雄さん他、全部で7名の宇宙飛行士を乗せたスペースシャトル「エンデバー」の打ち上げが成功しました。
真夜中にまばゆい炎に包まれて発射されるシャトルの勇姿は、ロマンをかきたてると言いましょうか、何度見てもじーんときます。

土井さんたちは現在、地球を巡る軌道上にいます。
空のかなた、宇宙空間を人間が今飛んでいて、青い地球を見ているかと思うとワクワクしますね。

私は小学生の頃、宇宙飛行士になりたかったので、夢をかなえられた人たちがほんとうにうらやましいです。
多額のお金を出せば、宇宙旅行が楽しめる時代になりましたが、(それでもいいから行ってみたいけれど)それはスケールの大きな観光旅行のようなもの。
「宇宙飛行士」という言葉には、宇宙で「仕事をする」という誇りが含まれているような気がします。

今回のエンデバーの飛行では、日本初の有人宇宙施設「きぼう」の最初の部品を、国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶというのが大きな仕事です。
土井さんはロボットアームを使って「きぼう」の組み立てをするそうです。

アポロ11号が月に着陸して40年近く経ち、21世紀に入ってついに人間は、宇宙で”ものづくり”を始めました。
子供の頃の私が予想していたよりもスローペースですが、それでも着実に、宇宙への夢は実現しつつあるのですね。

思い浮かぶのは、映画「2001年宇宙の旅」の初めの方に出てくる宇宙ステーションです。

ワルツ「美しく青きドナウ」の流れる中、ゆっくりと回転しながら地球上の軌道をスムーズに滑っていく、円形の優美な姿。

映画の冒頭で原始の”ヒトザル”が空高く放り投げた骨=最初の道具は、一瞬でシャトルに変わり、宇宙ステーションを目指しましたが、現実の2008年は、まさにその「一瞬」の中の1コマを、実際に描いているところなのだと思います。

写真は、私がずいぶん前に買った「2001年宇宙の旅」のペーパーバックです。
一緒に写っているのは、お台場の日本科学未来館で、しゅんけいがおみやげに買ってきた、アメリカ・フィッシャー社の「宇宙ペン」。
無重力の宇宙でもスラスラ書けるというボールペンです。
地球上でも書き味抜群。ボールペンの書き出しでインクが出ないのが嫌いな、ぱぴりお軍曹の大のお気に入りです。

私は行けずに終わってしまうかもしれませんが、しゅんけい工房はもしかしたら、宇宙にものづくりをしに行って、青い地球を眺めることがあるかもしれません。
その時にはおみやげに、星くずをもらいたいですね。



ところで、昨日でブログ開設3周年を迎えました。
ここまで続けられたのも、皆様の温かいコメントのおかげです。
ほんとうにありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。(^^)