Weblog喫茶 モンブラン

日常のあれこれをのんびり綴っています

ワイン・インプレッション:激レアなフランスロゼワインをカキで味わうの巻

2005-10-26 02:35:29 | ワインの幸せ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
少し更新があいてしまいましたが、皆様この小さな店を見捨てずにいてくださいましたでしょうか。(^^;;
またがんばりますのでよろしくお願いします~。

さて、お久しぶりの今日は、珍しいワインのインプレッションができましたので、そのご報告から行きたいと思います。

ぱぴりおの友人に、現在フランス在住のチャンさんという韓国人の方がいらっしゃるのですが、先日来日した時にようやく私ともお会いできました。
チャンさんはとっても物腰の柔らかい、ソフトな方で、子供の頃日本に住んでいたこともあり、韓国語・英語・日本語・フランス語を操る才能豊かなエリートさんです。おまけに韓国のご実家はオカネモチ・・・。
でも決しておごることのない、実に謙虚な方なので、私も一目会って、彼のことが大好きになりました。
これからもずっとお付き合いできたらいいな~、と思います。

さて、チャンさんはわざわざ、私たちのためにフランスから、お土産にワインをしょって(^^;飛行機で来てくれました。
そのワインが今日ご紹介するものです。
これはレアなんですよ~、日本では普通は手に入らないのでは・・・とのことでした。

Pascal WALCZAK社?の「Rose des Riceys」2002年です。
何がレアなのかと言いますと、このワイン、ロゼワインなのですが、何とシャンパンを作るのに使うブドウを使って作ったロゼワインなんだそうです。

私もまだよくはわからないのですが、普通、シャンパンというのはそれに適したブドウ品種があり、その品種のブドウは高価なシャンパンを作るために全て使われてしまうので、発泡しない普通のワインを作ることはないのだそうです。
ですからこのワイン(しかもロゼ)は生産量も非常に少なく、そう値段が高いわけではないけれどいわば「企画モノ」で、日本でも輸入しているところはないだろう、とのチャンさん情報。

おお、そんな珍しいものを・・・面白そうです。
早速、インプレッションしてみました。

<色調・粘性>
茶色っぽい薄い赤。いわゆるロゼのピンク色ではない。
粘性は低い。若い感じ。

<香り>
香りはもろに”シャンパン”の香り。すっきりしたシンプルな、白ワイン系の香り。
フラワリーな感じがする。ブーケはあまり感じない。

<味わい>
酸味が立っている。すっきりした辛口。甘味はほとんどない。
シャンパンや炭酸っぽさを感じるかというと、そうではない。
やや渋味があり、最後に熟れたイチゴの風味がする。

チャンさんは「お寿司と合いますよ」とのご推薦だったのですが、抜栓当日にはちょうどいい生ガキが手に入ったので、ぱぴりおがレモン汁をかけたカキと合わせてみました。(私は生牡蠣はダメなのでパスでした・・・。)
以後ぱぴりお感想です。

「カキと合わせるとよりグッド
ほんのり甘味が出る。カキとレモン汁で、ワインの強めの酸味が感じられなくなるし、カキの臭みをワインが消してくれるのでいいねー。
これならお刺身やお寿司とも合いそうだね。」

私はカキ以外のものと合わせてみました。

シャウエッセン+マスタード:全然変化がありませんでした。合わせる意味がないですねー。

ごはん:線は細いワインなのですが、ごはんとケンカしない味です。テーブルワインとしては十分なパフォーマンスでしょう。

みそ汁:何とこのワイン、おみそ汁の後でもおいしくいただけます。 魚のだしと合うんですね。
ただ、線が細いのでたぶん、重い肉料理には合わないでしょう。そういうお料理には、モン・ペラでしょうかね。

翌日、お寿司と合わせてみました。
イカなどの淡白な白身系のものにはとてもよく合いました。ほんのり甘味をお互いに引き出しあってくれる感じです。
マグロには今ひとつでした。赤い血の味には合わないのかな・・・。

シャンパンと同じような感じで使えばだいたいハズレがないのかもしれません。
チャンさん、おかげでとっても楽しかったです。ありがとう
また来月あたり来られるんですよね。会えるといいですね~。

というわけで、今回はなかなかレアなアイテムのご報告でした。ではまた!