ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

3/12日 吉祥山(382.5m)を西南側の尾根から歩く その3(最終):山頂にて一時間待機。その後に下山

2015-03-22 08:01:00 | 草花
山頂で、遠くへの見通しが良くなるまで待っていようと決めてから、家に電話してその分だけ帰りの時間が遅くなることを伝えておきます。

結局山頂では一時間ほど待機していましたが、空が晴れ渡ることはなくて、遠くの見通しは回復することがありませんでした。
この日は晴れてはいましたが、ついに、富士山を見ることは出来ませんでした。

新城の山 ↓

比較的近くの、新城近郊の山を見ておきます。



高土山 ↓

標高は583mと高くはありませんが、山容がきっぱりとして魅力的ですね。一度は歩いておきたい山となっていますが、山頂での眺望が良くない、ということで、二の足を踏んでいます。
高土山の読みは「たこうどさん」だそうです。



二つの浅間山 ↓

県境稜線上に浅間山が二つ並んでいますが、同じく県境稜線上の北東7kmのところに、もう一つ浅間山(643m)があり、紛らわしいことです。



石巻山と赤岩尾根の鉄塔 ↓

南の方角に、石巻山や赤岩尾根の防火帯上の鉄塔が見えています。



豊川(とよがわ)と渥美湾 ↓

川と海の水面は、いずれも光を反射して光っています。



新城の市街 ↓

この山からは少し離れた感じで、新城の街並みが広がっています。



新東名 ↓

本宮山の山腹は新東名高速道路の建造中です。



頭首工 ↓

眼下の豊川では、牟呂松原頭首工の建造物が見えています。



菱形基線測点 ↓

山頂に見慣れぬものがありました。これを菱形基線測点というそうで、地球の表面の歪みを知るために特に設置されたもので、その配置測標4点が菱形を形成しているので命名されたということです。
選定された4点の相互の距離を測定し、繰り返し測量することによって菱形の面積の変化、土地の水平変動及び歪みを検出し、主として地震予知の資料として役立たせるもののようです。
しかし、現在ではGPSによる測量がこれに取って代わり、菱形基線測点の観測は行われていないということです。
つまり、裏を返せばこの測点は歴史的遺産としての価値の高い存在であるともいえます。
菱形基線測点は全国16箇所にしか設置されていなくて、この吉祥山山頂の基線測点は、登山の際に容易に目にすることができる唯一のもので、他の基線測点は藪に埋もれているのが現状であるということです。
ということは相当レアな存在だということですね。



角閃石片岩 ↓

ここでも聞き慣れぬ学術用語を目にしました。角閃石類は一般的な造岩鉱物であり、様々なところに広く分布しているそうです、以下の難しいことは、亭主の埒の外ですのでパスしておきます。

一時間待っても見通しの好転がありませんでしたので、山を下りることにします。


カゴノキ ↓

登りにも見て来たのですが、叢生のような状態を今度は撮っておきます。



鉄塔の下 ↓

山道は鉄塔の脚部をくぐって下っていきます。



財賀の観音山 ↓

観音山が本宮山の長い尾根上から顔を覗かせています。



ヤマノイモ ↓

ヤマノイモの翼果があり、これだけを見るとまだ晩秋のような姿に見えます。



空に赤みが・・・・ ↓

渥美半島の山並みも、やや赤み掛かった空の中にあります。



下山 ↓

車を置いた場所に戻ってきました。



歩行数 ↓

GPSは途中から不具合になりましたが、歩行計のほうはちゃんと役目を果たしてくれました。

帰路は、丁度会社の退ける時間帯でしたが、運よく、それほどの交通渋滞には出くわすことなく帰宅できました。
コメント (8)
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