楽天が(新型コロナの影響で当初予定の6月から3ヶ月延期し)9月30日(水)に首都圏などの一部で開始した、次世代無線通信規格5Gの通信サービスです。
特徴は、データ利用量上限なしで月額で2980円(税抜)という、大手3社の半額以下となる料金プランです。この月額は、現行の4Gと同一のようで基地局建設費用を削減するなどによりそれを可能にしているようです。
ちなみに、大手3社の5Gの概略料金プラン、即ち、1)税抜月額、2)データ利用量上限、3)4Gの月額との差分は以下のようです。
NTTドコモ:1)7650円、2)原則100GB、3)500円増
KDDI(au):1)8650円、2)なし、3)1000円増
ソフトバンク:1)8480円、2)50GB(注:一部動画など上限なし)、3)1000円増
大手と比較しての課題として、5Gが利用できるエリアが首都圏などの一部と限定的な点、通信品質の安定性において懸念される点があるようです。
いずれにしても、楽天の5Gサービスの料金プランは、携帯電話料金の値下げに意欲を見せている政府の動きへも一石を投じた形になっており、大手3社へのその圧力が今後増しそうです。
5Gの料金プラン発表の動画(YouTube、2020.9.29配信)は、https://www.youtube.com/watch?v=PlLUK102ps8&feature=emb_logoです。