気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"Xfolio(ブックライブ)"とは

2022-05-18 15:56:57 | サイバー空間技術・プラットフォーム・サービス

凸版印刷のグループ会社であるブックライブ(BookLive Co., Ltd.、東京.港区)が2022年2月17日より提供を開始した、クリエイター向けの統合プラットフォームです。クロスフォリオと読みます。このネーミングは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の”X”とポートフォリオの”フォリオ”から来ているようです。

「プロ・アマ問わずあらゆるクリエイターのためのポートフォリオ+マネタイズ機能が揃った業界初の統合プラットフォーム」といったフレーズが付けられています。

これまでのクリエイター向けプラットフォームは最適化された単一機能をサービスとして提供するものであったようですが、このXfolioでは「ポートフォリオ」機能(注:これにより自由かつ簡単にページの編集が可能)から「ファンコミュニティ」機能(注:これによりクリエイターとファン、ファン同士の交流が可能)、「マネタイズ」機能(注:これによりダウンロード販売やリアル商品販売が可能)までを1つのサービスで統合的に可能としている点に特徴があるようで、このようなプラットフォームは業界では初めてだそうです。

今後もクリエイターへの「投げ銭」機能やNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)を付与したアート作品の販売機能など拡充を考えていくようです。

「クリエイターエコノミー」(※)の市場規模の拡大が予想されている今日、資金力や情報発信力が十分でないクリエイターにとっては重宝なサービスと考えられ、このようなプラットフォームの需要が高まるものと考えられます。

ニュースリリース(2022.2.16)のサイトは、https://www.booklive.co.jp/archives/14062です。

※)ソーシャルメディアや情報プラットフォームなどの定着により、一個人(YouTuberやインスタグラマー、アーティスト、ジャーナリストなど)が自身のコンテンツを配信するなどして収益を上げるような経済圏が形づくられつつある。このような経済圏のことを「クリエイターエコノミー」と呼んでいる。これまで消費者だった人々が生産者・販売者にもなるという意味で”双方向”の経済活動といった捉え方がされている。下記のサイトを参照。https://creator-economy.jp/n/n09c95569e24a(クリエイターエコノミー協会)


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