気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“SDN(Softwre-Defined Network)”とは

2013-12-15 23:24:40 | ソフトウェア技術・サービス・SNS

多数の場所に分散しているコンピュータ等を単一のソフトウェアで接続しインターネット等のネットワーク上に仮想専用網を構築する技術です。

仮想専用網の構造や構成、設定などは柔軟かつ動的に変更できる点が特徴です。

従来のネットワークでは接続されている個々のコンピュータの機能によってネットワーク全体が制御されていましたが、SDNでは個々のコンピュータの制御機能・データ転送機能とネットワーク全体の制御機能とを分離し、ネットワーク全体の制御機能を単一のソフトウェアにより集中管理形式に実現し、どの機器にどのような動作をさせるかを柔軟に設定できるようになっています。

米スタンフォード大学による発想のようですが、実用化の動きは日本が先行しているようです。

NECが2011年に世界に先駆けて実現したものは、ネットワークに接続された多数のサーバーを仮想的に1台のコンピュータのように扱えるようになっているようです。

また、日本通運では、上記NECの技術を物流管理に適用したとのことです。顧客に代わり管理する物流センターの新規開設や規模の変更に対する作業コストが30%程度削減できたようです。関連サイトは、http://www.nec.co.jp/library/jirei/nittsu/contents.htmlです。

さらに、NEC、NTT、NTTコミュニケーションズ、富士通、日立製作所では、今年の6月に映像配信や音声通話などのサービスを総合的に扱えるSDNの構築を開始しているようです。

NECの関連サイトは、http://jpn.nec.com/sdn/advantage.htmlです。


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