いずれも、工場や物流倉庫など閉じた空間で荷物の搬送などのために利用される、人間の操作なしに自動走行できる車あるいはロボットです。
RGV、AGV、AMRのフルネームは、それぞれ、”Rail Guided Vehicle”、”Automated Guided Vehicle”、”Autonomous Mobile Robot”であり、日本語では、それぞれ、”有軌道無人搬送台車”、”無人搬送車”、”自律走行ロボット”などと呼ばれています。
それぞれの概要は以下のとおりです。表も参照。
RGV:レールなどの設備を設置しその軌道上を走ります。
AGV:床の磁気テープ、床や天井のQRコードなど、壁や柱の反射板などの誘導体を利用し設定された経路を走ります。特定の人や車両に追従して走るものもあるようです。
AMR:誘導体を利用せず、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)と呼ばれる技術を利用し周囲の地図と自分の位置とから走る経路を算出し自律的に走行します。
実際の導入に当たっては、搬送する荷物の特徴、作業環境や内容、導入コストなどを考慮した上で適切なものが選択されるものと思われますが、最近登場し利用されつつあるAMRが今後どのように広がっていくか注目されます。