NTTドコモが、2018年2月15日に日本全国の法人企業向けに提供開始した、AI(人工知能)を活用したタクシー乗車需要(客数)予測サービスです。
「AI×IoTでリアルタイムに乗車需要を予測し、お客さまの利便性とタクシー業務の生産性を向上」といったフレーズがつけられています。
このサービスでは、タクシー近辺のエリアについて、500m四方を単位として、現時点から30分後までのタクシー乗車需要の予測結果などのデータをオンラインで配信してくれるようです。さらに、500m四方の中でも特に需要の高い100m四方のエリアを点線で示してくれるとのことです。
具体的には、タクシー運行データ(乗降場所・日時など)や気象データ、周辺施設(POI:Point of Interest)データなどの多様なデータに加え、ドコモが独自に算出する「モバイル空間統計」のリアルタイム版(注:エリア毎や属性毎の集団の人数を示す情報。以下、「人口統計データ」と呼ぶ)を活用し、日本各地の性別や年齢層など、属性ごとの人数分布の移動による変化をリアルタイムに把握しながら、各データをAIで分析することにより、乗車需要を10分ごとに予測する、とのことです。
なお、広域で人数分布の移動による変化をリアルタイムに把握できる人口統計データとAIを活用してタクシー乗車需要を予測するサービスは世界で初めてとのことです。
このサービスを利用することによって、売り上げが増えたり、実車率が向上したりといった効果が出ているようです。
報道発表資料(2018.2.14付け)のサイトは、https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2018/02/14_00.htmlです。