気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"アームキーパッド ライト(NEC)"とは

2017-11-10 23:31:11 | 倉庫・保管業務・サービス

NECが開発した、AR(拡張現実)を活用したピッキング支援システムです。倉庫や薬局向けの用途が想定されています。

スマートグラス(眼鏡型端末)とスマートウォッチ(腕時計型端末)とを身につけてピッキングを行います。スマートウォッチで腕を振ることにより、スマートグラスの画面を操作するようになっているようです。両者の通信には近距離無線通信規格のBluetoothが利用されています。視線を動かす必要がないので作業に集中でき、ミスの減少、効率向上につながるとのことです。

例えば、薬局で薬剤師が処方箋により薬品をピッキングする場合、まず、処方箋に印刷されたバーコードをスマートグラスで読み取ります。当該薬品の保管された棚の前に立つと、その薬品の入ったシール(注:薬品の種類や位置を記録している)を自動で検知し、ARが矢印でそれを指し示すようです。スマートウォッチには加速度センサーが内蔵されていて腕の動きを検出できるので、正しい薬品を取るとスマートウォッチの画面上で取得品を確認し、タッチセンサーに触れて取り出したことを登録できる、といった具合です。

スマホ・タブレットとスマートグラスの連携によるAR活用は多く見られるようですが、スマートウォッチとスマートグラスとを連携させる事例は珍しいようです。

なお、「アームキーパッド(ARmKeypad)」とは、NECが開発済みの、腕の上にARによる仮想キーボードを表示する技術です。下記サイトです。

http://jpn.nec.com/armkeypad/pdf/ARmKeypad_leaflet-V1.4.6.pdf


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