東芝テックが提供している、電子レシート(即ち、電子的に発行されるレシート)を管理できるスマートフォン(スマホ)アプリです。
このアプリは、無料で、登録されている店舗(注:2019年2月現在で約600店舗)でそれを利用すると、レシートの管理、クーポンの受け取り、キャンペーンへの応募などができます。アプリ上に表示されたバーコードを店舗のレジで見せると、支払い後に電子レシートが届くようです。
この「スマートレシート」アプリの機能が拡充され、最近では、受け取った電子レシートをため込むことができるとともに、買物をした店舗、日付、商品名、金額などが自動的に分類整理されるようです。家計簿を自動的に付けられるようなイメージです。消費者に対する利便性の向上だけでなく、商品メーカや店舗にとっても、紙レシートの場合に比べ、資源を節約できたり、キャンペーンの効率よい実施などマーケティング活動もしやすくなるメリットがあるようです。
さらに、2019年4月には、このアプリ内でクレジットカード情報と紐付けることにより現金を使用しないキャッシュレス決済にも対応できるようにし、POSレジ国内最大手の強みを生かして、顧客企業に導入を呼びかけるようです。汎用端末を利用する「モバイルレジ」やQRコード決済などのキャッシュレス決済との市場獲得競争の行方が注目されます。
関連のプレスリリース(2019.2.13)のサイトは、https://www.toshibatec.co.jp/release/20190213_01.htmlです。