BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

生きていたのかパークプリ!

2011-10-29 00:03:00 | 自転車
え、え、えええ!? パークプリですと?

とっくになくなってしまったんじゃ……? 復活か? と思っていたら、なんとまあ生きていました。同姓同名ではないようです。

……いや待てよ? そういえば以前先輩にドイツかどこかのヨーロッパ辺りで生きていると聞いたことがあったような……???


http://www.roadbikeaction.com/tech--features/content/67/4851/Italian-Bike-Show-Tech-No-Shortage-of-Carbon-Gran-Fondo-Bikes.html



http://www.parkpre.com/

ということで探してみたところ、本家であるはずのアメリカではちゃんと潰れていました(苦笑)。このサイトはパークプリの愛好者だった人が記念に立ち上げているようです。しかしながらさらに探してみると……、



Kライト


K-990


RS007


RS800


MT29


29IN


AM29


MT26


MT900


26SC

http://www.parkpre.it/site/it/index.php

あ、いた(笑)。

そうですか、イタリアにライセンス生産しているところがありましたか。確かにどでかいダウンチューブのロゴなどは同じですが、明らかにセンスが違いますね。このほかにTTバイクとシクロクロスがあります。

ロードなんかは完全に近代カーボンロードのセオリーを踏襲していますね。全ラインナップ、カーボンフレームですし。

MTBもフルサスこそありませんが、29erはしっかり押さえていますし、カーボン、アルミ、スカンジウムという3種の素材を使いこなしています。特にカーボンモデルはワンポイントファイブテーパーコラムやBB30などもスペックインしていますから、一線級の性能を備えていると判断していいかと。

XCモデルだけでなく、里山的トレイルバイクもあります。なかなかツボを押さえていますねえ。

そしてここはちょっと面白いカーボンを使っています。エントリーグレードは普通のUD。ミドルクラスはモノコックなんですが、上位機種になるとラッピング形式でハンドメイドしているようです。そこに使っているのがケブラー混入の3CKカーボンです。

最近はカーボン成形の技術が上がりカーボンファイバーのみでフレームを作ることが普通ですが、初期はケブラーやグラスファイバー、チタンファイバーを混ぜることで、破断などのトラブルを防いでいました。またタイムやムセウのようにベクトランやバイブレーサー、フラックスファイバーなどを使って耐破断性を高めるのではなく、振動吸収性を高めるメーカーもありますが、ごく少数と言っていいでしょう。

Kライトはケブラーを混入してもなお、900グラムを下回るフレームです。ただライセンスを借りているだけのメーカーのバイクではないでしょう。

そして問題なのがカーボンの織りです。3CKという見慣れない形式が出てきてしまいました。3とKは簡単です。3は織る時の繊維の量、Kはその単位です。で、Cです。これは……、なんでしょう?ケブラーという訳ではないでしょう。わざわざ単位の中に組み込んでいるのですから。結構調べたんですが、判明しませんでした。今後の宿題とさせてください。

とまあ、こんな感じです。結構面白いブランドに育ったと思うのは、私だけでしょうか?


キログラムの定義が見直しに。そんなばかな!

2011-10-27 08:11:00 | 自転車
はい?

以下引用
 質量の単位「キログラム」の国際的な定義が、120年ぶりに見直される。フランスで開催中の国際度量衡総会が21日、定義の見直し方針を採択したもので、今後、最先端研究をもとに4~8年かけて新しい定義を決める。

 現在、1キロ・グラムは仏の国際機関・国際度量衡局に保管されている白金とイリジウムの合金でできた円柱形の分銅「キログラム原器」が基準。日本も同じ材質の原器がつくば市の産業技術総合研究所にある。

 しかし、これまで繰り返し行われた洗浄やほこりの付着で、質量が微妙に変化したとされる。そのため定義の見直しの必要性が指摘されていた。今後は、質量の単位を原子の数、エネルギー量など普遍的な形で定義し、それをもとに分銅を作製する。新定義によって微小な分銅の作製も可能となり、ナノテクノロジーなどの産業にも生かされる。

http://www.rbbtoday.com/article/2011/10/25/82374.html
引用終わり

いやいや、いまさらそんなことを言われても……。ねえ(苦笑)?

日本なんて法律で尺貫法なんて使っちゃいかん! 使ったら罰金だ!! なんていってまで普及させたのに。

今まで使ってきた計りはどうなってしまうんだ……、なんて考えていたら、原子の数で正確に再現するなんて書いてあるので1グラムとか変わるはずはなく、コンマいくつとかの世界であるわけで。ナノか超重量物の世界でないと関係なさそうです(笑)。

こんな身近な物も見直されるんですねえ。びっくりしました。


パイオニア・自転車業界に本格参入!

2011-10-27 00:48:00 | 自転車
意外な展開になってきました。

昨年のサイクルモードで突然アンドロイドOSを利用したペダリングパワーモニターをお披露目したパイオニア。大会社の道楽か、はたまた技術アピールかと思っていたら……、なんと速度やケイデンスも測定できる自転車専用ポータブルナビゲーション・SGX-CN700を登場させました!










http://www.rbbtoday.com/article/2011/10/25/82374.html



通信機能も備え、ただマップ機能が備わっているナビとはひと味違うようです。通信というとランニングコストが気に掛かりますが、NTTドコモの場合2年間無料となるようです。

パソコン上でなにやら友人達とのデータ共有などが出来る模様。

本体操作はタッチパネル式→内蔵の加速度センサーによるチルトスクロールによるスクロール、使用時間は10時間、重量は100グラムほど。価格は4万円ほど。来年2月から販売開始ということです。

これは……面白いですね~。目的地までの案内はもちろん、寄り道をしても迷子にならないようにルートに復帰させてくれる機能もあるようです。ちゃんと速度、距離、ケイデンスを測定できるのも高得点です。

自転車用ナビは便利ではありますが、専用品も多いため速度などを測るためにハンドル周りが煩雑になりがちです。これなら最低限のバイクインフォメーションは分かるために一つでいいでしょう。

価格もかなり頑張っていると思います。装備機能が違うので一概に比較するのはずるいですが、キャットアイの最高級サイクルコンピュータは2万2890円ほどしますから、ナビと通信機能とつけてのこのプライスなら……。

バッテリーはもうちょっと頑張って欲しいです。10時間だと長距離やブルベなどには役不足です。外部電源などをステアリングコラムの中にでも仕込めたら、もっと長時間使えるはずですし。

なにより車で実績があり、国内メーカーということで電気系コンピュータ系に弱い自転車屋にはかなり心強いでしょう。……いや私が弱いからそう思うんですかね(苦笑)?


追記

ご指摘があったので訂正しておきます。

どこかの写真で本体に触れているような写真を見た気がしていたので、ついついタッチパネル式と書いてしまいましたが、どうやら本体に加速度センサーが内蔵されていて本体を傾けることで地図を周辺に移動させるようです。決定などのボタンも供えるようですね。

なるほど……。

そしてパワーモニターのようなリアルライダー向けではなく、あくまで散歩を楽しむ『ポタリング』愛好者へ向けての製品みたいです。

クロスバイクを購入するような人はどちらかと言えば後者に属するでしょうから、ぴったりじゃないでしょうか?
http://pioneer.jp/press/2011/1025-1.html



マニトウ、ヘイズ、アンサー、ミズタニに帰還す

2011-10-26 21:46:00 | 自転車
マーベルやタワーの方が時代的スペックでしょうが、今選手達にたたき上げられているのは間違いなくサーカスでしょう。なので写真はこれだけで(笑)。

これだけのメジャーブランドでありながら、日本への供給体制が異常に不安定になっていたマニトウ、ヘイズ、アンサーをミズタニ自転車が扱いを行うようです。今はヘイズグループとして共同体になっている三社ですが、そういえば昔は全部同社の扱いだったんですよね。これも因果ですねえ。


http://www.manitoumtb.com/index.php?page=fork&fork=Circus&discipline=all


ヘイズにアンサーマニトウが買収されてからアンサーマニトウのみならず、親会社であるはずのヘイズも不安定になってしまったという奇妙な事態が起こっていましたが、これによって日本のユーザーのもとへ安定的に供給してくれると嬉しいですねー。

ヘイズはパワフルなストッピングパワーを備える近代的性能を備えたMTBディスクブレーキの元祖とでも言うべき存在ですし、アンサーは昨年辺りからリリースしている新シリーズのMTBハンドル&ステムも魅力的です。特にプロテーパーはモデルによっては7000円を切り、超注目ですね。

そして最大の問題なのがマニトウです。

かつてはロックショックスと共にMTBサスペンションの双璧とまで言われた存在が、ここまで転がり落ちていくとは誰が予想したでしょうか? ストローク可変を2段階に割り切っていたのは同社が最初でしたし、なによりアンチボビングダンパーを最も最初にフロントフォークにした功績は絶大なものがあります。

ただトラブルが多かったのも事実。特にエア式がスプリングの主流になってからそれは目立ちました。ダンパーも精度がイマイチでした。ダストシールも弱かったですね。なにより安易に採用した樹脂系部品は……、ダメでしたねえ(苦笑)。

でもここ一年ぐらいでマニトウは急速に立て直しつつあるようです。特に良いのがラインナップを絞り込んだこと。ドラド、R7、サーカス、マーベル、タワー、ミニット、マッチとトラベルが被る製品もありますが、重量や価格などの差別化も出来ています。でも私が今指すラインナップというのはこういう商品別のことではありません。その内訳です。基本的にエキスパートとコンプというシンプルな物です。一応その中でもオプションという形でちょいちょいありますが。

実は2012年のスラムのカタログを見たのですが、はっきり言って目眩がするくらいです。ロックショックス・シドの場合、15種あり、XXモデルも加えれば19種! にのぼります。テーパーコラムや20㎜、15㎜スルーアクスルなど時代が要求していると言えば仕方ないのですが、混乱の元ですね。というか全種類在庫なんていくら国内問屋最大手のジャイアントといえど不可能なんじゃないですかね? 

そういう意味だとマニトウは賢いですね。というか自分の立場を分かっているのでしょう。タワーは6万円以下(テーパーコラム&15㎜スルーアクスルモデル)、マーベルも8万円以下のようです。他のモデルもちゃんと考えた価格なら……、またある程度の支持を受けることが出来るのではないでしょうか?

ああそうか! ミズタニはあまり縛りがきつくないですから、便利に調達できて重宝するショップも多いかもしれませんね。

それはそうとお節介かも知れませんが、エイアンドエフはどうしてしまったのでしょうか? マニトウもアンサーも失い、アイビスもクワハラに行ってしまいました。ホームページもあまり更新されていませんし……。カタログも出来上がるのが春先では遅すぎます。エイエフのカタログは私にとっては宝の本で、学生の時代からなめるように見ていたものですが……。日本ではまだMTBは冬の時代ですが、是非踏ん張って欲しい物です。



ありがとうございます。

2011-10-25 16:28:00 | ノンジャンル
コメントを書き込んだり、拍手をしてくださった方々へ


本当にありがとうございます。感謝感激とはこのことを言うのですね……。いや本当に感動しています。

毎日見ています。いつも読み返しています。そのたびに元気が沸いてきます。

でもですね、ちょっと気づいたことがあったのです。

それはいい年したおっさんが、ブログを見てにやにやしたり目頭が熱くなったりしている姿はいかがなものかと(苦笑)。それもここのところ毎日どころか、四六時中。

これはいかん! と私の中の何かが叫びました。なのでちょっと頑張って連投し、あのエントリーを2ページ目にもっていったのです。

あ、皆さんのせいだとか迷惑だとか言っているのではありません、決して。ただ誰も私なぞ見ていないでしょうし、気にもしていないでしょうけど、猛烈に照れてしまったのです(汗)。

よそさんだと何千の拍手とかメッセージとかをたまに見ますが、このヘンなブログに100を超える拍手がつくなんて……。未だに信じられません。しかもずっと更新していない一ヶ月ほども毎日5000近くの訪問者が居たというのを知り、さらに泣きそうなbikebindです。

このブログは、何も持ち合わせていない私にとっての財産なんですね……。

本当に、ありがとうございます。