BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2011 オルベア・Rollon

2010-03-27 04:51:00 | 自転車
正直、すんごい意外です。

オルベア・Rollon

ロールオンと読むのでしょう。
オルベア初のオールマウンテンバイクです。

















http://www.bikeradar.com/news/article/orbeas-2011-rallon-trail-bike-25538

http://www.orbea.com/en/actualidad/noticias/183/

驚きました。これが正直な感想です。今までラインナップしていたフルサスはオッカムとオイズで、今となってはショートトラベルに属するXCタイプのバイクでした。

デザインもそこまで突き抜けていたわけではなく、ロードラインのデザイン面、性能面での秀逸さから比べれば、イマイチというのが私の感想でした。

ところが、新型カーボンリジッド・
アルマが登場して流れが変わります。

今までの保守的というか、とんちんかんというか、そんなデザインだったオルベアMTBが一気に最新の能力を手に入れたのです。これは驚きでした。おそらくデザイナーが変わったのではないかと。

そして今回のロールオン。レーシングではないことはスペックを見れば分かります。

フレーム アルミ、テーパーヘッドチューブ、ラムダリンク
トラベル 150ミリ
適合フロントフォーク 160ミリ

リヤサス形式はシングルピボットです。リンクには全てベアリングが仕込まれているようです。

ラムダリンクは一見するとただの捻れ対策かと思いましたが、何かしらの調整が効くようです。このバイク、最大の要でしょう。

特筆したいのはポジションです。

通常の150ミリクラスオールマウンテンは、どうしても下り重視になってしまいますが、ロールオンは走りを捨てずに、ある程度のトップチューブ長を持っています。DHマラソンなどには最適でしょう。

またフロントドライブにスラム・ハマーシュミット、ピラーにクランクブラザース・ジョップリンを装備するなど、今の流れをきっちり捉えた仕様は開発ライダーのレベルが伺えます。

2011年、期待のモデルです。


http://www.bikerumor.com/page/5/

ついでに、アルマの29erもテスト中らしいですよ。


フォックス・32 831

2010-03-26 03:30:00 | 自転車
これが





こうなるっぽいです。

フォックス・
32 831


昨シーズンも途中に投入されたフォックスの最新ジャンプ系フォークです。既にエアスプリングやフィットダンパーが装備され、15ミリスルーアクスルというほぼ完璧なモデルです。

来年はカシマコートがフォックスフォークインナーチューブに全面的にスペックインされますから、831も当然のなりゆきでしょう。

エアスプリング式のリヤユニットのスリーブもカシマコートにしたらいいのに……。

シマノのカーボンクランクパテント

2010-03-26 01:29:00 | 自転車
一時話題になりましたねー。

ですが、2009年のユーロバイクでも懲りずに展示してあったのだそうです。

シマノ・FC-7800C

という名前が与えられたシマノにとって初めてのカーボンクランクでした。









一部のショップ、オークションには出回っていますが……、なんと言えばいいのか、残念な結果に終わった製品です。

値段としては1000~1300ドルくらいで取引されていますね。おそらくほんの少し作ったテストモデルか、ファーストロットが出回っているのでしょう。

でも結局、シマノの安全基準値を超えるにはアルミ製よりも重くなってしまったようです。そのため7900シリーズの登場と共に無かったことにされています。

まあ、5万円近辺でデュラより優れたクランクは存在しませんからね。


でも


こんな風にしっかいりとパテントは押さえています。シマノと東レの共同名義です。他に数人の個人も名を連ねています。


以下引用

Pub. No.:WO/2005/068284
International Application No.:PCT/JP2005/000096
Publication Date: 28.07.2005
International Filing Date: 07.01.2005
IPC: B62K 19/16 (2006.01), B62M 3/00 (2006.01)


自転車用クランクおよびその製造方法

(JA)  製造効率が良く、疲労耐久性や剛性に優れかつ軽量な自転車用クランクを得るために、繊維強化プラスチックからなる外殻と、ペダル軸から荷重を導入しうる第1のインサート部材と、ブラケットスピンドルに接続されスプロケットに荷重を伝達しうる第2のインサート部材とを有する自転車用クランクにおいて、外殻を、少なくとも2つの、少なくとも一部があらかじめ成形された繊維強化プラスチック部材から構成する。

引用終了。

2005年には押さえていたんですね。びっくりです。いま中空カーボンはFSAが作っていますが、微妙に違うパテントなんでしょう……。

シマノと言えば、
冷間鍛造、中空技術ですからね。カーボンでもがんばります。

結構7900系にも似合う気がするのですが、チェーンリングはすでに旧世代ですし。これが投入できれば、デュラノ質感は一気に上がると思えるのですが……。

うーん、断言は出来ませんが、8000系(あるのかな?)に間に合うと良いですなあ。


http://www.wipo.int/pctdb/en/wo.jsp?wo=2005068284

2012 シマノ・e-Bikeコンポーネンツ参入

2010-03-25 02:47:00 | 自転車
http://www.bike-eu.com/news/3959/my-2012-signals-shimano-start-in-the-e-bike-market.html?nb=bike&editie=18%20maart%202010&link=MY%202012%20Signals%20Shimano’s%20Start%20in%20the%20e-Bike%20Market&WT.mc_id=mail_bike_18%20maart%202010

なんてこった……。もう
2012年のお話です。

シマノが自転車のラストフロンティア・
電動自転分野に参入するようです。

電動ユニットのみならず、フルコンポーネントで挑んできます。

海外での名前は
e-bike
と呼ばれているようです。

先日、スラムも参入すると書いておきましたが、自転車界の巨人シマノも来ましたね。スラムも本気らしく、今まで欧米に置いていたここら辺のパーツ工場も、アジアに集中させて大量生産体制に入ったようです。


実はシマノは電気部門が弱いです。いや、弱いと言うよりそんなに強くないというのが正しい表現ですか。今まで発売したオードDやフライトデッキなどの細かいトラブルは数知れず。7900デュラに合わせるはずの新型フライトデッキも予定から1年以上経っているのに、プロトすら見えてきません(これは全て白紙に戻してやり直しているようです。高度計や心拍系などを無線でやりとりする規格、ANT+を採用するみたいです。この規格はサイクルオプスなどが採用しており、主流に成りそうな気配です。)。


いままではS社と組んでいたようなのですが、おそらく電動デュラではパートナーを変えたのではないかと私は踏んでいます。Di2は本当に優秀で、電動部分にはトラブルがほとんど出ていないようです。それは恐らく電動自転車の為の布石であったかと。しかしめっきの剥がれなどは起きています。しっかりして欲しいですなあ。

私はロードコンポに新しい名前のコンフォート電動コンポが生まれて欲しいと思っています。105やアルテグラではどうしても格下のイメージがつきまとってしまうので。出来れば油圧ブレーキも組み合わせて。これは軽い力でということもあるのですが、レバーの引き代が変わって欲しくないというのが最大の理由です。こんなコンポがあれば、自転車はまた一つ変わることが出来るでしょう。

さてどうなることやら?

2011 ヘイズグループ・プロダクツ

2010-03-23 21:24:00 | 自転車
やっとヘイズグループグループとして機能する気がします。

ヘイズがマニトウ、アンサー、リングル、ホイールスミスを買収してはや数年。グループとは名ばかりで全く連携せず、スケールメリットも生かせず、革新的な新製品も、安定した供給も全くありませんでした。グループになった直後は、
第二のスラム
になるのだろうかと想像しましたが……。

完組ホイールに期待したサンリングルはホームページを見ると分かるように、イマイチ機能していません。昨年のユーロバイクでは新作を出していたのにも関わらず、まったく話題にも上りませんでした……。

今年は早々に手を打ってきましたが、どうなることでしょう?








そこまで個性的とは言えませんが、まあまあではないでしょうか?

価格に掛かってきますね。シマノ、マヴィック以上の魅力はそこが肝心です。


ついでに……、









マニトウのグラフィックです。

R7とミニット、ドラドです。

うーーーーーんんんん、厳しいかなあ……。

ミニットはちょっと期待していたんですが、この前の文字スペックを見てガッカリしていたのは
スルークイックが無いことです。もうこの機能は必須です。ロングトラベル、トラベルアジャスト、軽量性、剛性……。ここはどうしても押さえなければいけません。
この先にフォックスはいますから。

エンドを止めるボルトを受けるナットは別体になり、素材も変えていますね。いいことです。

でもクイック式にすればそんな心配も要らないんですよね。私はDHフォークにもクイック式を導入したらいいと思っています。オーバートルクの可能性が少なくなりますし。

http://www.pinkbike.com/news/Taipei-cycle-show-post-4-2010.html

どうかなあ……。