BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

ポジショニング2

2008-10-05 01:20:08 | 自転車

前回の製品が決まってもまだ決めなくてはいけない物があります。

それは本当に直に接する物です。

『グローブ』『グリップ』と『シューズ』『ペダル』

です。ミリ単位でポジションにこだわるならこれも大切なファクターです。ただへたってしまい、サイズが変わってしまう物もあります。ヨーロッパのプロは極最初のへたりのない製品だけを使用する選手もいますが、そんなことは通常の人間にはまあ無理ですよね。

ということで、へたりは無視です(苦笑)。

シューズとペダルは製品の相性もさることながら、クリートのセッティングが非常に難しい部分です。クリートの位置はサドルの後逸角に関係してきます。しっかりと自分の位置を把握していたい所です。基本は拇指球の真下にペダルのシャフトがくるように。この時カカトが落ちていると場所が変わりますので要注意です。シャフトより前だと回転重視、後ろだとトルク重視のペダリングになります。

インソールを使用するなら、それもちゃんと入れてから測定しましょう。最近は補正型のインソールも多いので(土踏まずをブリッジで支えたりしています)、忘れずに。

電動のヅラ

2008-10-04 12:47:24 | 自転車


いじって参りました。噂の電動なあれです。

結果から言うと「あれ? そんなに軽くも速くもない?」と感じてしまいました。

?????

おかしい……。みんなべた褒めなのに……。目の前の知人もべた褒めなのに……。

確かにフロントは力が要りませんでした。しかしタイミングが完璧すぎるせいか、むしろ遅く感じてしまいました。しかしトリム動作をしなくていいのは素晴らしいと思います。7900デュラエースはフロントディレーラーの羽の間をほんのわずか拡げて、トリム動作を無くしていましたがこちらは若干狭めて自動で(7段目くらいから)行うようにしてありました。まったく逆のコンセプトですね。

リヤにいたってはタッチが若干堅いと感じてしまいました。これは今の私の握力が15キロほどしかないのも多分に関係しているとは思います。この握力で動かせることを凄いと受け取るべきか? 難しいところです。

今回いじれたのはプロダクト版ではなく、ブエルタエスパーニャにも使われた最終プロトタイプに近い製品だそうです。来年の3月にむけてまだ微調整を行うとのこと。

バッテリーは1000~2000キロは保つらしいです。

私見ではもう少しタッチが軽くてもいいんじゃないかなあ、と思います。



ポジショニング1

2008-10-03 20:18:45 | 自転車
すみません、えらいこと空いてしまいました。

しかも途中に他の話題を入れてしまったので分かりづらいと思いますが、まずポジションのお話をしようと考えています。一応MTBもロードも視野に入れたポジショニングです。

まずポジションを決めようと思うとフレームのサイズ、特にシートチューブ長を決めなければ行けないと思いませんか? 

実はここに罠があります。

ちなみにショップなどで設定する場合にはコレでいいのですが、今回は自分のセッティングを自分で作り上げるということを主眼に置きたいと思います。

一番最初に決めなければ成らないのは『ハンドル』『ステム』『サドル』『シートピラー』の4点です。それもサイズではなく、製品を決定する必要があります。

ハンドルにはアップスイープ、バックスイープ(MTB)、リーチ、ドロップ(ロード)があり、それに加え幅があります。それは同じ会社の製品でも異なります。ここが変わるとステムやフレームで10ミリ刻みで設定したことが一切無に成ってしまいます。

ステムは長さの他に角度、さらにスタックハイトがあります。通常は長さだけを考えますが、他の2つの要素は非常に大切です。特にスタックハイトは見逃されがちですが、10ミリくらい平気で違いますのでそれにより5ミリ、10ミリ高さが変わります。注意が必要です。

サドルは厚み、全長、レール長によりサドル高だけでなくサドルの引きしろ(オフセット)も変わります。高さはピラーの上げ下げで補えますが、引きしろはレールに依拠してしまいます。もちろんピラーとの相性もあります。

最後にシートピラー。全長、オフセット、ヤグラの形状が関わって来ます。オフセットは見た目にわかりやすいですが、ヤグラはサドルを取り付けてみないと分かりません。

これらを決めた後でないと何も始まらないのです。本当にサイズにポジショニングにこだわるならば、そしてフレームをオーダーするならば。

そしてもう一つ言ってしまいます。

ポジションが数ミリ刻みで分かる人がいます。

実は分かるというのは適切な表現ではありません。比較できる、というのが正しいです。

全く自転車に乗ったことがない人間が自分にぴったりのポジショニングが出来ないのは当たり前なのです。

分かる人間は常に比較しているのです。人間の感覚は正しい、しかし正確ではない。これがまさに当てはまる事象です。

さてこの続きは次に。