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リッチー・チューブレスレディロードホイール

2013-10-02 08:02:00 | ロードバイク
リッチー・WCSゼータ2

リッチーホイールのニューモデルです。ロードチューブレスホイールはレディタイプも含めて初めてだった気がします。こうなると気になるのがタイヤなのですが、本国ページを見ると今は高級ロードタイヤはラインナップしていないのですね。このホイールに合わせてチューブレスレディモデルなどを用意してくるかと思ったのですが……。ちょっと残念です。













http://www.bikerumor.com/2013/10/01/ib13-ritchey-unveils-road-tubeless-wheels-carbon-disc-cyclocross-fork-prototype-rail-saddles/#more-67402

とはいえこのホイール、面白さ満載です。リム、スポークレイアウト、ハブ、いずれもこだわっています。

まずリム。スパンクのDH用リムのアルミを使用しています。……トム、あなたはどこまで貪欲なんですか(苦笑)? さらにチューブレスはフラップではなく、穴なしタイプできました。さらにOCRリムなので、リヤハブのファントムハブと合わさって、リヤホイールのテンション差は解消されているでしょう。もちろん最新のワイド構造です(内17㎜)。

スポークもかたくなにJベンド式です。いつでも修理できるようにとのトムのこだわりですね。左右のフランジとも外出しで組んでいます。さらにリヤフリー側以外はすべて頭が隠れています。これはスポークを2カ所で力を受けるデザインのようで、寿命が長くなっていることでしょう。もちろん剛性も上がっているはずです。

最後にハブ。この新型のファントムハブはDTスイス製ではないようです。フリーがスターラチェットではありません。さらに随分と太いです。ですが……、軽い! フロント70グラム、リヤ207グラムなのです。しかも工具なしで分解できるとか。特にリヤハブは大手では飛び抜けた軽さですし、ハイローフランジ、オーバーサイズシャフトなどかなり凝った設計です。一方でフリーは6爪12ノッチと随分と控えめです。ここは掛かりを選ぶか、回転を選ぶかで各社の違いが出ます。リッチーは回転を選んだようです。

前後合わせて1444グラムですが、単に重量だけで判断してはいけないホイールかと。個人的にリッチーのオタクっぷりが良く出ているホイールだと思います(笑)。

しかしディスクロード用ホイールはまだ出さないようですね。フロントフォークはプロトで出ていますけど。ま、開発は進めているようですから、近い将来お目にかかれるでしょう。


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