フェアバーンシステム
クラブマガ
キャッチアズキャッチキャン
カラリパヤット
シラット
システマ
ローコンバット
クロースクオーターバトル
エスクリマ
檎拿
……なんだと思います? これ全部、格闘技です。世界には色々とあります。私は格闘技好きでもあります。スポーツ歴としては自転車がもっとも長いですが、水泳、柔道もやっていました。
で、相撲も好きなんですね。相撲は実は強くないと言う人もいますが、ある側面それは否定しません。ですが今の格闘技のほとんどが重量階級制をとっていることから分かるように、体重、体格というのは戦いにおいての超重要要素です。ボクシングで10キロ違えば、偉大な世界チャンピオンも勝利を保証できません。あの長谷川穂積ですら、階級を上げて苦労しています。それが無制限である相撲はちょっとでも格闘技をやったことのある人間なら、どんなに恐ろしいかすぐに分かります。
若貴時代はかじりつくように見ていましたねえ……。時代は若貴でしたが、好きだったのは曙です。格闘技の根幹、押さば押し、引かば押すという金言を体現したような相撲を取っていたからです。後半と総合転向後は目も当てられませんけど(苦笑)。それでも相撲について語るときの彼はとても素晴らしい意見を述べてくれます。
最近のお気に入りは白鵬です。
いやあ、彼は立派です。心技体が備わっていると言って良いでしょう。連勝記録が途絶えたときにも一日で立て直しました。のちに話を聞くと相当動揺したようです。いつもの流れで土俵に向かえず、他のことを考えてしまったのがおごりだと。自身が本来、メンタル面であまり強くないことを知って居るんです。だからことそれを克服しようとする。
そんなところが好きなんです。
以下引用
この度の東日本大震災において被災された皆様には、力士を代表してお悔やみとお見舞いを申し上げます。
そして、一日も早い復興へ向けて、私たちができることを少しずつでもやっていきたいと思っております。
地震が起きた3月11日午後、稽古を終えた私は、子供たちと一緒に自宅マンションにいました。いきなりやってきた長い揺れは、これまで経験したことのない恐ろしさで、すぐに「大変なことが起こった」と実感しました。マンションのエレベーターは停止し、外に出ることも難しくなった私ができることは、テレビで状況を見守ることだけ……。東北地方の大変な被害を見るにつけ、「私には何ができるだろう?」と考えていました。
実はこの日、私の26歳の誕生日でもありました。モンゴルから日本にやってきて12回目の誕生日の悲劇に、私は居ても立ってもいられない気持ちでした。すぐにでも、被災地に出向いて人々の助けになりたい――。万一、春場所が開催されていたとしても、相撲どころではなかったのではないでしょうか。
でも、ボランティアの基礎を勉強していない私たちが、やみくもに被災地に向かっても助けにならないのではないかということも、次第にわかってきました。
では、自分なりにできることは何か。
まずは、節電への協力です。自宅では暖房をつけない。そして、夜間の電力を使わないために、20時~21時には床に就くことにしました。すると、朝4~5時には自然に目が覚めます。早めに起きた分、早くから稽古ができるので、若い力士たちと一緒に四股を踏む回数が増えました。初心にかえった感じです。
また、被災地でのお役に立てればと思い、さまざまな物資も送らせていただき、3月24日、25日は都内の街頭で募金活動を行ないました。5人一組となって渋谷、錦糸町、上野の街に立ったのですが、逆に「力士の皆さんもがんばってください」などと声をかけていただき、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。多くのみなさんのご協力、本当にありがとうございました。
さて現在、グルジア、ルーマニアの力士に対して帰国勧告も出ているようですし、一部のモンゴル人力士は帰国を望んでいる者もいるようです。ですが、日本中が苦しんでいる時です。私は日本を離れてはいけないと思っています。「国技・大相撲」の代表者として、私がいなくなってしまっては絶対にダメなんです。
被災地がもう少し落ち着いたら、現地を訪れて人々を激励したいと思っています。東北地方はまだまだ寒いから、ちゃんこ鍋をふるまって、心と体を温めてもらうのはどうだろう、などと思いをめぐらせています。
私が、そして相撲界が協力できることは何でもしていきたい。場所が再開して、相撲をとらせていただけるのなら、電力問題を踏まえて、いろいろと対策を講じていくべきでしょう。もちろん懸賞金などは、すべて義援金として被災地へ寄付できればいいと思っています。
一歩一歩かもしれませんが、自分自身が動いて、ひとりでも多くの人たちのお役に立ちたいと思います。
http://blog.shueisha.net/sportiva/othersports/index.php?ID=129
引用終わり
相撲界は荒れています。これからも何が起こるか分かりません。若い人たちのせいにしていますが、これまでやってきた人間達の責任こそ本質の8割を占めるでしょう。臭いものには蓋という日本のお家芸が発揮されようとしてます。それではダメなんです。もっと根本的なところを処置しないと。これは自転車界のドーピング問題にも通じるような気がします。
それでも白鵬のような若者が、日本人以上に日本人らしい心配りを見せ、行動しているのを見ると相撲界はまだ何とかなるのではないかと思わせてくれます。
願わくば、こういう若者に見放されない日本であることを。
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……なんだと思います? これ全部、格闘技です。世界には色々とあります。私は格闘技好きでもあります。スポーツ歴としては自転車がもっとも長いですが、水泳、柔道もやっていました。
で、相撲も好きなんですね。相撲は実は強くないと言う人もいますが、ある側面それは否定しません。ですが今の格闘技のほとんどが重量階級制をとっていることから分かるように、体重、体格というのは戦いにおいての超重要要素です。ボクシングで10キロ違えば、偉大な世界チャンピオンも勝利を保証できません。あの長谷川穂積ですら、階級を上げて苦労しています。それが無制限である相撲はちょっとでも格闘技をやったことのある人間なら、どんなに恐ろしいかすぐに分かります。
若貴時代はかじりつくように見ていましたねえ……。時代は若貴でしたが、好きだったのは曙です。格闘技の根幹、押さば押し、引かば押すという金言を体現したような相撲を取っていたからです。後半と総合転向後は目も当てられませんけど(苦笑)。それでも相撲について語るときの彼はとても素晴らしい意見を述べてくれます。
最近のお気に入りは白鵬です。
いやあ、彼は立派です。心技体が備わっていると言って良いでしょう。連勝記録が途絶えたときにも一日で立て直しました。のちに話を聞くと相当動揺したようです。いつもの流れで土俵に向かえず、他のことを考えてしまったのがおごりだと。自身が本来、メンタル面であまり強くないことを知って居るんです。だからことそれを克服しようとする。
そんなところが好きなんです。
以下引用
この度の東日本大震災において被災された皆様には、力士を代表してお悔やみとお見舞いを申し上げます。
そして、一日も早い復興へ向けて、私たちができることを少しずつでもやっていきたいと思っております。
地震が起きた3月11日午後、稽古を終えた私は、子供たちと一緒に自宅マンションにいました。いきなりやってきた長い揺れは、これまで経験したことのない恐ろしさで、すぐに「大変なことが起こった」と実感しました。マンションのエレベーターは停止し、外に出ることも難しくなった私ができることは、テレビで状況を見守ることだけ……。東北地方の大変な被害を見るにつけ、「私には何ができるだろう?」と考えていました。
実はこの日、私の26歳の誕生日でもありました。モンゴルから日本にやってきて12回目の誕生日の悲劇に、私は居ても立ってもいられない気持ちでした。すぐにでも、被災地に出向いて人々の助けになりたい――。万一、春場所が開催されていたとしても、相撲どころではなかったのではないでしょうか。
でも、ボランティアの基礎を勉強していない私たちが、やみくもに被災地に向かっても助けにならないのではないかということも、次第にわかってきました。
では、自分なりにできることは何か。
まずは、節電への協力です。自宅では暖房をつけない。そして、夜間の電力を使わないために、20時~21時には床に就くことにしました。すると、朝4~5時には自然に目が覚めます。早めに起きた分、早くから稽古ができるので、若い力士たちと一緒に四股を踏む回数が増えました。初心にかえった感じです。
また、被災地でのお役に立てればと思い、さまざまな物資も送らせていただき、3月24日、25日は都内の街頭で募金活動を行ないました。5人一組となって渋谷、錦糸町、上野の街に立ったのですが、逆に「力士の皆さんもがんばってください」などと声をかけていただき、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。多くのみなさんのご協力、本当にありがとうございました。
さて現在、グルジア、ルーマニアの力士に対して帰国勧告も出ているようですし、一部のモンゴル人力士は帰国を望んでいる者もいるようです。ですが、日本中が苦しんでいる時です。私は日本を離れてはいけないと思っています。「国技・大相撲」の代表者として、私がいなくなってしまっては絶対にダメなんです。
被災地がもう少し落ち着いたら、現地を訪れて人々を激励したいと思っています。東北地方はまだまだ寒いから、ちゃんこ鍋をふるまって、心と体を温めてもらうのはどうだろう、などと思いをめぐらせています。
私が、そして相撲界が協力できることは何でもしていきたい。場所が再開して、相撲をとらせていただけるのなら、電力問題を踏まえて、いろいろと対策を講じていくべきでしょう。もちろん懸賞金などは、すべて義援金として被災地へ寄付できればいいと思っています。
一歩一歩かもしれませんが、自分自身が動いて、ひとりでも多くの人たちのお役に立ちたいと思います。
http://blog.shueisha.net/sportiva/othersports/index.php?ID=129
引用終わり
相撲界は荒れています。これからも何が起こるか分かりません。若い人たちのせいにしていますが、これまでやってきた人間達の責任こそ本質の8割を占めるでしょう。臭いものには蓋という日本のお家芸が発揮されようとしてます。それではダメなんです。もっと根本的なところを処置しないと。これは自転車界のドーピング問題にも通じるような気がします。
それでも白鵬のような若者が、日本人以上に日本人らしい心配りを見せ、行動しているのを見ると相撲界はまだ何とかなるのではないかと思わせてくれます。
願わくば、こういう若者に見放されない日本であることを。
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