BIKEBIND自転車日記ブログ2

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2010 グラファイトデザインレーシング

2009-10-27 23:05:00 | 自転車
メテオランチ







これはモノコックで作られた軽量モデル。インテグラルシートポストのヒルクライムなどに適したモデルです。


メテオスピード







カーボンラグで作られたパワーモデル。画像ではインテグラルシートポストですが、実売はノーマルタイプになります。


こりゃまた随分放置してしまいました。

今年アンカー・RMZと並んで国産フレームの目玉、グラファイトデザインレーシング。略してGDR。

ただカーボンメーカーが思いついてぽっと作ったバイクではありません。ブリヂストンに置いて名作、ネオコットを開発した新矢豊氏が関わっています。

チームアサダ(色々変わっているので面倒なのでこうします)と共に開発してきました。当初間に合わずに東洋製のアルミモデルに乗っていました。そしてヘッドやBB周りなどをアルミラグで作ったモデルに(そう言う意味ではメテオスピードの方が最初からの遺伝子を残して言えると言えます)。そしてフルカーボンに辿り着きました。

ラグ形式にしたのはチューブを交換することで、よりライダーに適正化したバイクにすることが目的だからです。

GDRはゴルフクラブのカーボンシャフトのメーカーです。なのでしなりを生かしたバイク設計を意図していました。ゴルフのスイングのように振り上げて、振り下ろす動作の中でその人間の力にあった、クラブとボールがインパクトする瞬間にクラブがしなりから戻ってきて、エネルギーの頂点にあるようにと考えているようです。

志は高いです。しかし……なんていうのでしょう? いかにも日本人が作り上げたバイクですね。世界の流れであるテーパーヘッドやBB30などの要素を廃した優等生モデルです。日本人には、一般のライダーには必要ないと言われればそれまでですが、タイムやオルベア、トレック、スペシャなどはプロと同じモデルをリリースして、高い評価を得ています。それらと比べられたときに何処まで張り合えるのでしょうか? 興味があります。


カーボンは様々なグレードをブレンドして使用しているようです。基本的には24tグレードらしいですね。

値段は約40万円なのですから、かなり強気な設定です。

将来的にはレーシングロードバイク以外も考えているようです。