今日は、昼も夜も気温が高く、夜の試乗は楽でした。
キャブレターのガソリン漏れとヘッドライト点灯不具合、バッテリー点検、水漏れ修理でお預かりです。外装を外して、該当箇所を点検します。旧型Vmaxの逆車でよくありますが、スタータースイッチにヘッドライト関係の配線が入っており、スターターを回す際は、消灯しています。スタータースイッチの戻りが悪くなると、ヘッドライトが消えたままだったり、点灯しなくなることがあったりします。バッテリーは、液式で、液面が下がっていましたので、補充し、補充電です。
バッテリー交換する際に、よく一緒に捨てられますが、ケースとバッテリーの間にゴムシートがあり、ケース同士の擦れを防止しています。液式の場合は、ドレンチューブを確実に装着しないと転倒時等に希硫酸がフレームや外装にかかり腐食します。バッテリーの状態は、電圧、容量とも平気そうです。
フロントフォークはエア加圧式なので、標準値(0.4kg/cm2)を下回っていると車高が下がります。左フロントステップは、ボルトが1本無かったので、追加しておきました。エアクリーナーはスポンジが劣化しているので、交換した方が良いです。
ダイヤフラムは、以前からですが、回転していますので、分解したら、交換してください。以前、3番気筒のキャブは、フロート室のOリングを交換し、ガソリン漏れを修理しましたが、今回は、#1#2#4番気筒のOリングを交換しました。また、#1#2番気筒のドレンボルトのOリングも劣化してガソリンが漏れていましたので、交換しました。
クーラントが結構減っていましたので、一旦満タンにし、エンジンを始動し、圧力を上げた際に、ラジエター下のパイプ類から漏れましたので、いつも通り、全量交換し、水漏れ修理を行いました。
最終チェックと試乗です。明日の朝に、他の箇所からクーラント漏れがなければ、作業終了です。
2016.12.23 作業担当 ヤダ(矢田)