気が付くと9月には入り、少し暑いながらも空が秋模様になってきています。今年も残り4か月ですので、仕事を急がないと冬になってしまいます。
12ヶ月点検整備でお預かりです。外装を外して点検から始めます。
旧型Vmaxは全年式フロントフォークがエア加圧式なので、エア圧によって1Gの車高が変わります。入庫時エア圧0の場合が多いので、要チェックです。(当然ですが、エア圧で光軸も変わります。)
前後タイヤはダンロップ製で溝はあるのですが、製造後4年経過で、あまり乗っていないので、タイヤの変形とヒビが見られます。交換された方が良いと思います。
クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は見られないので、点検のみです。(車検時交換済)
フルードは3か所とも車検時に交換しており、走行距離も短いので、今回は量のみの点検です。
エアクリーナーは、K&N製ですので洗浄です。ダイヤフラムは、回転や作動不良は見られないので平気そうです。
スパークプラグはNGK製JR8Cで、今回は点検清掃のみです。
前後キャリパーは、点検清掃のみです。ピストンの動きが悪いとタッチや効きが悪くなるので、清掃は必要です。
バッテリーの点検で、電圧と容量です。
エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。
エンジン始動前と始動後の油面です。
最終チェックと試乗です。機械物は、不動の時間が長いと各部の調子がすぐには本調子にならないので、長い距離でなくても定期的に走行したほうが調子が維持できます。無事納車になりました。
2022.09.03 作業担当 ヤダ(矢田)