本日は、3連休最終日です。東京は幸いにも晴れが多いですが、雨がほとんど降っていないので、乾燥しきっています。
車検と整備でお預かりです。エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル交換中です。
エンジンオイルドレンボルトのガスケットが2枚入っていました。オイルフィルター部のバイパスバルブアッセンブリですが、錆びている上に頭の角が丸まっているで、脱着は、ボックスレンチの6面タイプを使った方が良いです。
フィルター交換タイプによくある事例ですが、フィルターを押し付けているスプリングがあり、グロメット接触部にワッシャーが入ります。他店交換時にワッシャーがフィルターに張り付いたまま捨てられるケースが多く、要確認です。スプリングで直にグロメットを押すと抜けるケースがあります。
エアクリーナーは、純正で点検清掃のみです。ダイヤフラムは、3個は平気でした。
2番(左前)のダイヤフラムが回転していましたので、とりあえず位置を戻しました。写真の樹脂部に穴が開いていますが、定位置だと真下にあります。
スパークプラグは、NGK製JR8Cでした。点検清掃のみです。
出典:NGKのプラグの箱説明書き(以前の物と現在の物です。)
新品の場合は、規定トルクでガスケットをつぶしながら規定角度ぐらい回します。点検時はガスケットがつぶれているので、締付角度が小さいです。プラグについているガスケットは、ヤマハ純正のドレンボルトガスケットと同じものです。装着向きがあり、潰れて密着します。
クーラントは、エンジンオイルの混入や漏れ等は無さそうなので、全量交換のみです。
クーラント全量抜き中です。
旧型Vmaxのエンジンマウントは3か所で、硬質ゴムのダンパーが入っています。エンジンハンガーに装着する社外品の部品で、マウント方法を変えるものがあり、ダンパーに隙間が空き、エンジン位置決めがされていない場合があるので要注意です。(隙間があるとゴムダンパーのヘタリも早いです。)
フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所とも交換です。
バッテリーは、リチウムタイプでした。充電状態は、良さそうでしたので、エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧を測定しました。
車検は多摩陸事です。今回交換した部品類です。前後サスペンションは他店オーバーホール済みでしたので、点検のみです。リアサスは、旧タイプで若干のスプリングへたりがありましたが、調整範囲でした。ただ、フロントは、廃番のオーリンズ製スプリングが組んであり、セッティングはされていましたが、ダンピングが調整できないこと、フロントブレーキが純正なので、制動力とのバランスもあり、要検討です。とりあえずエア圧は、規定値の0.4にしましたが、純正ではないので、走行してみて要調整です。
最終チェックと試乗です。細かい部分は、納車時にオーナーにご説明済みです。前後タイヤは、古いので要交換です。無事納車になりました。
2025.02.24 作業担当 ヤダ