旧型Vmaxは、基本設計が1980年代だったり、キャブレター車だったりしますので、最新のインジェクション車等よりは、気を使わないと調子が悪くなる場合がありますので、それなりに注意が必要です。できれば、自分で整備はできなくてもバイクの構造や、作動原理について知識があった方が良い状態を保てると思います。
エンジン始動困難とオイル漏れ?の修理でお預かりです。1番気筒の排気側下辺りに液体が漏れていたのですが、エンジンオイルではなく、カーボンとガソリンの混じったものでした。
プラグを外してみると1番気筒が点火しておらず、3気筒だったようで、吸い込んだガソリンがそのまま排気され、排気ポートのカーボンと混じり垂れてきたようでした。エンジンオイルとオイルフィルターを交換、スパークプラグもNGK製JR8Cの新品に交換し、4気筒とも点火火花を確認してからエンジンを始動しましたが、未燃焼のガソリンがマフラー側まで溜まっていたため、右側のマフラーからかなり煙が出ました。(スリップオンのため、1番気筒は右側排気です。)
交換した部品は、スパークプラグと油脂類です。
最終チェックと試乗です。キャブレター車なので、しばらく乗ら無かった場合は、ガソリンの劣化があったり、ポンプからのガソリンは1番気筒に最初に入るので、ゴミが入ったりする場合があります。インジェクション車よりは、保管についても気を使う必要があります。無事納車になりました。
2021.10.02 作業担当 ヤダ(矢田)