新型VMAX1700の作業の件ですが、現在、作業可能な場合と、専用工具の購入が間に合わないため、作業ができない場合もあります。順次、特殊工具は、購入予定ですが、一般市販工具と違い、汎用性が無いのに結構高いのです。その昔(2007年頃)旧型Vmaxは、一旦専用工具を買ったため、一通り持っていますが、新型用工具は、揃えている最中です。急な退職だったため、まったく独立開業準備をしておらず、ご迷惑をおかけする場合もありますが、その都度、お問い合わせいただければ、お答えできると思います。旧型Vmax1200は、ほぼ、すべての作業が可能ですので、ご相談ください。
昨日と今日の作業です。
ギアケースのオイル漏れは先日直したので、その他の油脂類交換と点検です。今回は、エンジンオイル、オイルフィルター、ギアオイル、フロント&リアブレーキフルード、フロントフォークオイル交換です。
車検ごとに交換していますが、劣化はあります。
今日の午前中に、多摩陸事まで、車検に行ってきました。ここに行くと、結構な割合で、米軍の兵隊さんが、個人の車両をユーザー車検に来ている場面に出会います。
最終チェックして、車検終了です。常に整備していたり、前回整備してからあまり乗っていない場合は、点検と必要な整備のみで、車検を受け付ける場合が多いです。料金は、トップページ上の車検の費用の項目を参照してください。
別の車両の修理に入ります。お持込頂いたフロントフォークインナーチューブ(40mm)の交換ですが、その他、必要部品は、こちらで用意したヤマハ部品を使用します。
先に、追加注文のあった、フロントホイールのベアリングとオイルシールの交換です。
左が、両面シールタイプのベアリングで、右が、外したシール無のタイプです。シール無は、ホイールを外して、グリスアップ等を行っていればよいのですが、ほったらかしだと逆にオイルシール劣化等で、水が入った場合、錆びたり、グリスが変質してしまうので、最近の車両は、Vmax以外でもシールタイプがほとんどです。
問題のフロントフォーク(前期型40mmタイプ)です。消耗部品で、交換できるものは、新品にします。
外した純正インナーチューブの先端部分の構造です。
社外品の内部ですが、少し構造が違って見えます。
インナーチューブ側のスライドメタル(絶版)は、とりあえず、再使用しました。
トップキャップは、17mmのヘキサゴンなので、最近の太いアクスルシャフト等に使う工具だと楽です。
とりあえず、組んでみました。寸法等は、問題なさそうですが、やはりダンピングが純正と違うような気がします。
昔もらった時計が止まったので、点検したら、ユニットがダメそうでした。内部ユニットを買うために分解したら、ユニットが結構簡単な構造でした。清掃して、再組立てしたら、作動しました。
エンジンオイルのペール缶の空いたのを利用して、ゴミ箱にしました。
2014.06.18 作業担当 ヤダ(矢田)
5000円前後で購入できるインナーチューブすごく気になります。この価格でそこそこの物が購入出来てしまうと日本のメーカーは勝てないですね。