昼間は、暖かくなりましたが、日が落ちると、まだ、少し寒いです。本日は、当日預かりで、作業終了後納車の仕事をしていましたので、写真がありません。ブログ記事は、基本的にお預かりしている作業がメインです。(写真を撮っている時間があるかどうかによります。)
キャブレター単体でお預かりです。2年ほど放置で、ガソリンが劣化した臭いがします。キャブレター全分解で、オーバーホールになります。
キャブレターの連結を外し、分解していきますが、なかなか酷い状態で、ガソリン系統のジェット類や、ゴム類、ガスケット類はダメそうです。再使用するものは、分解して清掃しますが、ダイヤフラムの樹脂の部分が、固着して外れません。無理にコジルと割れるので、固着した劣化ガソリン部分を溶かして分解していきます。ジェットブロック内も詰まっています。
劣化したガソリン部分を溶かしながら分解していますが、清掃がなかなか大変です。清掃後は、新品部品を使用し、組み立てに入ります。フロート室のフタ側のエアベントチューブを差し込む金属パイプ部分ですが、内部が錆びていたので、錆止めをしました。ここの錆が落ちるとフロート室に入り、ジェットが詰まる可能性があります。
4個のキャブを単体で組み立て、水平に連結していきます。4個の連結が終わったら、目視で、スロットルバルブの開き加減を調整します。(仮同調です。)最後に、一応ガソリンを通し、ニードルバルブの動きや、各部点検して終了です。キャブレター単体ですので、ここまでで作業終了になります。トレイ内の部品は、交換した部品類です。納品可能ですので、よろしくお願いいたします。
2019.04.13 作業担当 ヤダ(矢田)