Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

半自動ドア

2005-01-06 | てつどう。
寒いですね。
こんなに寒くなると、僕は鉄道旅行の押さえきれないほどの衝動に駆られます。

それはさておき、鉄道車両にも当然客扱いのドアが付いているのですが
寒いエリアでは開け放しだと車内の保温が出来なくなるために、
「半自動ドア」という方法でそれを解決しています。
ご存じの方も多いかと思います。
駅に止まって車掌が車掌室でドアを開くメインスイッチを押してもドアは開かず、
乗り降りしたいお客自身がボタンや手でドアを開閉する、あれです。

開きっぱなしでも、最後は同じく車掌がドアの閉じるスイッチを押せば、
開いているドアだけ閉まり、開いていないドアはロックされます。
よく考えられていますね。

東京でも郊外の(実家のあるエリア...)八高線や相模線では
この半自動ドアが付いています。知らないお客さんは、駅に電車が着いても
ドアが開かないので怪訝な顔をしますが、無理もないことです(^^;

で、この半自動ドア。
首都圏の通勤路線にも使えばいいのに、と思うのです。
中央線などは通過待避が多く、車内はすごく寒くなります。
その他の路線でも、折り返しの発車待ちの時などは
ずーっと開けていて「寒い」のひとこと。

小田急では、各駅停車が急行や特急を待つ時間が長いので、
1車両に4つあるドアのうち1箇所以外閉めることで
車内保温を図り、東武鉄道では4箇所のうち半分を閉めきります。
でもこれだと開いているドア付近のお客が寒いことに変わりがないような...。

冬に限らず、夏も半自動ドアを使えば冷房も逃げないのになあ。


>>パリのメトロは一部路線以外はほぼ半自動ドアで、
駅に着くとドアに付いているノブでドアを開けていました。
つまり半自動ドアです。
必要なドアだけ、必要な人が開けるので、無駄がなくて感心したのを覚えています。
日本とは乗降客数が全然違うので比較するのは酷ですが、かなりの乗客をちゃんと
捌いていました。

>>ローマの地下鉄は、ドアは全部自動なのだけど、
なんと壊れて開かないのがあってびっくりしました!
でもお客は慣れたもので、開かないドアの前からさっさと他のドアに移動するだけ。
イタリア、すごいよやっぱり(笑&泣
コメント (11)
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