Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

七草粥

2005-01-07 | できごと。
今朝は義母が作ってくれた七草粥を食べてから出社しました。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。
春の七草の名前は、小さい頃にお袋に覚えさせられたので、
いまでもちゃんと言えます。
幼少の時に覚えたことは忘れないものですね。
最近のことはほんとに覚えられませんが(笑

ところで、春の七草を使った七草粥。
この時期に粥を食べる風習の起源は古く、なんと弥生時代。
初米の収穫を神に祈る神事に用いたあとの米を、
当時から普及していた粥(ただし粟やヒエ)
として食べるようになった...とのことです。
七草を入れるようになったのはもっと後の時代ではないかと思いますが、
何にせよ冬は野菜が獲れない時期でもあったので草を摘んで入れてビタミンを補い、
お正月にいろいろ食べて荒れた胃腸を整調するというイミでも、
とっても納得の食べ物なのですね。


>>ところで我が家ではいま、三重のいなべ界隈のお米を食べています。
これがまた、ほんとうに美味しい。
お米は新潟や秋田といった印象が強いですし、
実際においしいですが、それを上回る(!)感じです。
これは親戚から来るもので、毎年、とても楽しみ。
これで作る餅も届くのですが、柔らかさ・きめ細やかさ・のびが格段に良いので、
今年の初春も三重のお餅で幸せいっぱいなお雑煮を沢山食べました(^v^)v

>>という感じの暴飲暴食気味な暮らしで疲れた胃に、七草粥は効きます。
要は薬草粥ですものね。
いにしえの日本人の持つ合理性に、感心する一瞬でもあります。
コメント (5)
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