ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

761、セントラルパーク・サウス東端

2010年04月10日 | Weblog
セントラルパーク・サウスを西から東へ進んできましたが東の端に来ました。
5番街の角にグランドアーミー・プラザがあり、セントラルパークへの入り口になっています。
5番街のショッピング街や高級ホテルが近くに多くあり、観光客目当ての馬車が何十台も待機しています。

760、真夏のよう

2010年04月09日 | Weblog
759、セントラルパークの桜」で4月に入ると春の風に誘われ、ニューヨーカーはセントラルパークに繰り出す、と書きましたが7日、33度を越え一気に真夏なみの暑さになったようです。
私がいたときも春が来たと思ったら、突然真夏のように暑くなったことがよくありました。
セントラルパークでは日光浴を楽しむ人が多く見られたようです。

写真は真夏のセントラルパークで海水浴場みたいです。

759、セントラルパークの桜

2010年04月08日 | Weblog
先月末シカゴから来日していた友人は桜が見られず残念でしたが、私の住んでいる地域は今満開です。
ニューヨークにも桜の名所は多く、セントラルパークもその一つです。
日本で花見といえば「花よりだんご」と言われるように、飲んで食べて盛り上がりますが、ニューヨークは公共の場での飲酒は禁止なので日本式の花見はしません。
ニューヨークの冬は長く、寒さが厳しいので人々は春の訪れを今か今かと待ちわびています。
4月に入ると長い冬が終わりを告げ、穏やかな春の風に誘われ、ニューヨーカーはセントラルパークに繰り出します。
そこで人々を楽しませるのが桜です。
写真は「ジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池」の端にある桜で、散歩やジョギングをする人が多くいます。

758、ザ・ポンド

2010年04月07日 | Weblog
久しぶりに59丁目に戻ります。
750、59丁目・6~5Ave」の続きです。
セントラルパークの南東の端、59丁目(Central Park South)に近いところに池があります。
The Pondと呼ばれ、名前もついていない小さな池ですが59丁目や5番街に近いこともあり人々に愛されています。
746セントラルパークからの眺め(7~6Ave)」の池も同じもので、ホテルに泊まった人が早朝に散歩したりしますが、気持ちのよいものです。
私の家内が長女を妊娠していたとき、ドクターから「毎日2時間歩くように」言われ、妊娠後期にはこの池の周りを歩いていました。(当時はマンハッタンに住んでいて、その後郊外に引っ越す)
写真は池の東側から6Aveの方向を撮ったものです。(赤矢印)

757、エキストラ

2010年04月06日 | Weblog
今秋放映予定のTBS開局60周年記念ドラマの撮影が昨日行われ、エキストラで参加しました。
橋田壽賀子さん脚本、草なぎ剛さん、仲間由紀恵さん主演の5夜連続ドラマで、題名は「JAPANESE AMERICANS」です。
100年前にシアトルに渡った日系移民の家族の物語で、草なぎさんは日系移民2世の男性とその父親役で、初の2役を演じるそうです。
昨日のシーンは1920年ころの設定で、移民2世(1世も?)の男性50人に嫁ぐ日本人女性50人がシアトルのイミグレーション(移民局)の審査を受け、アメリカに入国し初めて対面する場面でした。
花嫁たちはまだ見ぬ相手の写真を手に、アメリカに渡ります。
当時は船で1ヶ月くらいかかったそうで、その間彼女たちの胸中は期待と不安でいっぱいだったと思います。
当時、アメリカや南米に多くの日本人が移民として渡りましたが、大変な苦労があったようです。
50人の花嫁には50のドラマが待ち受け、波乱の人生を送ったことが想像されます。
私は彼女たちと同じ船で渡米する男性の役で、着物を着て下駄を履き、手には古ぼけた四角のスーツケースを持っていました。

前日、友人から「ドラマのエキストラを募集しているが人数が足らないので出られないか?」、というメールが入り、どんなドラマかも知らず撮影現場に行きました。
撮影現場を見たら正面に「WELCOME TO SEATTLE」とあり、びっくりしました。
シアトルはニューヨークに次いで思い出深い町です。
老若男女400人位のエキストラが日本からアメリカに渡る人、アメリカ側で待つ人などに分かれました。
朝8時に集合し当時の衣装に着替え、9時から撮影が始まり、終わったのが2時頃でした。
船から降りてイミグレーションに向かう場面と、イミグレーションを通過して迎えの人たちと対面する、2つの場面が撮られました。
この間休憩なしで5時間の撮影で、春休みということもあって子供も多く、空腹と疲れでたいへんのようでした。(撮影終了後弁当がでた)
テストと本番でそれぞれ10回以上撮りましたが、放映されるのは5分くらいでしょう。
シアトルにはアメリカにいるとき何度か行きましたが、イミグレーションを通過したのは3年前が初めてでした。(いつもニューヨークのケネディ空港で入国)
このときは勿論飛行機で行ったので空港内のイミグレーションでしたが、昨日の場面と同じような感じでした。(建物は近代化されていますが)
3、根こそぎ
4、スターバックス1号店」を参照

写真はイミグレーションの撮影現場で、現在は使われていない古い工場跡で行われました。(床はぼろぼろ)
青い3つのブースにそれぞれ2人の審査官がいてパスポートをチェックし、スタンプを押します。
当時のパスポートはB5サイズ位の用紙1枚だったようです。
写真の奥から入国し、手前には迎えの人が大勢いました。
5月にシアトルに行くのでイミグレーションを通過します。
644、私事ですが」を参照

756、グッドフライデー

2010年04月05日 | Weblog
755、イースター」で4月4日(日)はイエス・キリストが復活した日、と書きましたが、その3日前の金曜日は十字架にかけられ死んだ日で、13 日の金曜日とされています。
しかし、実際に13日であったかは定かではありません。
この日は連邦の祝日にはなっていませんが、祝日と定められている州も多くあります。
13という数は最後の晩餐が13人(イエスと12人の弟子)であったことにより、不吉な数と言われるなど、諸説あます。
私はキリスト教徒ではないので教義のことは分かりませんが、キリスト教徒にとってキリストの復活は最も重要なもののようで、十字架にかけられた日はグッドフライデー(聖金曜日)と呼ばれています。(宗派によって「受難日」、「受苦日」とも呼ばれている。)
Good は God's から転化した、とも言われています。
私の好きなゴスペルに「How Great Thou Art」がありますが、その中の歌詞に、
「And when I think, that God, His Son not sparing;
Sent Him to die, I scarce can take it in;」
という一節があり、次のように訳されています。
「御神は世人(よびと)を愛し 一人の御子を下(くだ)し
世人の救いのために 十字架にかけ給えり」
“Sent Him to die.”を直訳すれば「死(十字架)ぬために彼を送られた」となり、イエスの十字架こそ、神の愛であり人類の救いであると言っています。
You Tube:
Carrie Underwood の「 How Great Thou Art
619、あの映画館」も参照

私が初めて歌った合唱、バッハの「マタイ受難曲」は受難の1日を歌ったもので、指導した先生は「この曲は人類の宝だ」と言っていました。
意味も分からず歌っていましたが涙する旋律が多くありました。
児童合唱、混声合唱、ソリスト、オーケストラが一体となった壮大なドラマです。
Bach - Matthaeus Passion - 01
感動的なアリア「憐れみたまえ我が神よ

755、イースター

2010年04月04日 | Weblog
4月4日(日)は復活祭(イースター)です。
十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを祝う日で、キリスト教で最も重要な日です。
イエス・キリストが生まれたクリスマスは12月25日と決まっていますが、イースターは「春分の後の最初の満月の日の次の日曜日」と決められていて、毎年違います。(ややこしい)
2008年は3月23日 2009年は4月12日 2010年は4月4日、とかなりばらつきがあります。
この日はクリスマスと同様にホームパーティーを開いたり、卵に絵を描いたりして祝います。
春の訪れと重なり、この時期になるとカラフルに染められた卵やウサギ(イースターバニー)のグッズが街のあちこちに飾られます。
卵は、ひよこが卵から生まれるように生命の誕生を意味し、キリストが復活したことを象徴しています。
ウサギは多産で、跳ね回る様子が生命の躍動を表していると言われています。
また、冬が終わり草木に再び生命が甦りますが、ウサギが春を運んでくるとも言われています。
最近は卵形のチョコレートや、ウサギの形をしたチョコレートが人気のようです。
写真はカラフルに塗られたイースター・エッグ。

754、シカゴ・ユニオン・ステーション

2010年04月03日 | Weblog
753、摩天楼とミシガン湖」で摩天楼はシカゴが発祥の地、と書きましたが、アメリカ大陸を網の目のように張り巡らせる鉄道の中心でもあります。
特に大陸横断鉄道はシカゴを発着しています。
1980年代前半に大陸横断鉄道を利用しましたが、ニューヨークからシカゴに行きシカゴ・ユニオン・ステーションで電車を待ちました。
写真はユニオン・ステーションの待合室で、「40、インディアナポリス」で寝た駅もこんな感じでした。
110、大陸横断鉄道
692、北ウイング」を参照

シカゴに帰った友人からメールが入り、シカゴは気温20℃で暖かいそうです。
彼は桜の満開に合わせて来日していましたが寒波襲来で開花が遅れ、残念がっていました。
気温の差と時差で体調調整が大変のようです。

753、摩天楼とミシガン湖

2010年04月02日 | Weblog
摩天楼というとニューヨークのマンハッタンを思い浮かべますが、超高層ビル発祥の地はシカゴです。
シカゴには1974年から1985年にかけて何度も行きましたが一番印象に残っているのはシアーズ・タワー(Sears Tower:442.3m、現ウィリス・タワー)で当時は世界一の高さを誇っていました。
その後508mの「台北101」や828mの「ブルジュ・ドバイ」などのビルが建設され、世界一の座を奪われましたが、現在もアメリカで一番高いビルです。
写真左奥の黒いビルがシアーズ・タワー(私の中では今もシアーズ・タワー)で何度か上りましたが、北側にはミシガン湖が広がっています。
ミシガン湖は夏は涼しい風を運んできますが、冬は冷たい北風がシカゴを襲います。
その寒さは半端ではなく、-20℃以下になることもあります。

752、保険は?

2010年04月01日 | Weblog
日本では国民健康保険は当然のように思われていますが、米国では個人で健康保険に加入します。
保険に加入していない人は4700万人以上にものぼり、まともな医療を受けられない人が多くいます。
米下院本会議は3月21日、公的補助を充実させて国民の保険加入率を拡大する医療保険改革法案を219対212の賛成多数で可決しました。
オバマ大統領は「未来をより力強く、希望に満ちた明るいものにした、米国民の勝利、良識の勝利だ。」と成果を強調しました。
しかし、共和党などの保守派は財政支出の拡大を批判し、世論を二分する論争が続いています。

751、友遠方より来る」で書いた友人は3年ほど前、心筋梗塞で大手術をしました。
家で倒れ救急車で運ばれました。
日本なら救急隊員が駆けつけ「大丈夫ですか?しっかりして。」などと声をかけますが、アメリカでは違います。
苦しんでいる彼にまず聞いたのは「保険に入っているか?」だったそうです。
彼は保険に入っていたので朦朧とする意識の中で「Yes.」と答えました。
もし保険に入っていなければ遠くの設備の悪い、安い病院に搬送されただろう、そうなれば「自分は、おそらく死んでいただろう。」と話していました。
私も1990年頃尿路結石になって手術したとき、保険に入っていたので手術代は保険でカバーできました。
508、ニューヨーク・ホスピタル」を参照