ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

756、グッドフライデー

2010年04月05日 | Weblog
755、イースター」で4月4日(日)はイエス・キリストが復活した日、と書きましたが、その3日前の金曜日は十字架にかけられ死んだ日で、13 日の金曜日とされています。
しかし、実際に13日であったかは定かではありません。
この日は連邦の祝日にはなっていませんが、祝日と定められている州も多くあります。
13という数は最後の晩餐が13人(イエスと12人の弟子)であったことにより、不吉な数と言われるなど、諸説あます。
私はキリスト教徒ではないので教義のことは分かりませんが、キリスト教徒にとってキリストの復活は最も重要なもののようで、十字架にかけられた日はグッドフライデー(聖金曜日)と呼ばれています。(宗派によって「受難日」、「受苦日」とも呼ばれている。)
Good は God's から転化した、とも言われています。
私の好きなゴスペルに「How Great Thou Art」がありますが、その中の歌詞に、
「And when I think, that God, His Son not sparing;
Sent Him to die, I scarce can take it in;」
という一節があり、次のように訳されています。
「御神は世人(よびと)を愛し 一人の御子を下(くだ)し
世人の救いのために 十字架にかけ給えり」
“Sent Him to die.”を直訳すれば「死(十字架)ぬために彼を送られた」となり、イエスの十字架こそ、神の愛であり人類の救いであると言っています。
You Tube:
Carrie Underwood の「 How Great Thou Art
619、あの映画館」も参照

私が初めて歌った合唱、バッハの「マタイ受難曲」は受難の1日を歌ったもので、指導した先生は「この曲は人類の宝だ」と言っていました。
意味も分からず歌っていましたが涙する旋律が多くありました。
児童合唱、混声合唱、ソリスト、オーケストラが一体となった壮大なドラマです。
Bach - Matthaeus Passion - 01
感動的なアリア「憐れみたまえ我が神よ