ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

762、世界最古のオーケストラ

2010年04月11日 | Weblog
昨日(10日)、我が家が所属するお寺で花祭りが行われました。
私はこのお寺の世話役なるもものをやっています。
これはお寺と檀家の間を取り持つ、その名の通り世話役です。(別に仏教徒、と言うわけではなく唯の小間使いのようなもの)

花祭りとはお釈迦様の誕生をお祝いするもので4月8日に行われます。
我家が所属するお寺は10日の土曜日に行いました。
花祭りのメイン行事は勿論法要ですが、その前にアトラクションがあり、今年は雅楽の演奏でした。
近隣のお寺の若い僧侶(私のお寺では住職の息子で30歳くらいの副住職)が集まり、5年ほど前から始めました。
現代風に言えばバンドを組むという感じで15人くらいのグループです。
雅楽と言うと神社のイメージがありますが、お寺でも演奏するそうです。
雅楽の始まりは西暦700年ころで1300年の歴史があり、形式は当時とほとんど変わってないそうです。
管楽器(笙、、篳篥、龍笛、高麗笛など)、弦楽器(琵琶、琴など)、打楽器(楽太鼓、大太鼓など)からなり、言われてみれば管弦楽団で、司会の青年僧侶が雅楽は「世界最古のオーケストラ」と言っていたのもうなずけます。

花祭りでは、お釈迦様の仏像に甘茶をそそぎぎかけるという風習があります。
お釈迦様が生まれた日に香湯(こうとう:甘い味がする雨)が降ったという言い伝えから、香湯の代わりに甘茶をかけるようになったものだそうです。
昨日、お寺で甘茶を飲みました。