ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

214、シアトル マリナーズ・2009 チーム カレンダー

2008年10月21日 | Weblog
今年のマリナーズは61勝101敗、勝率.377、アメリカン・リーグでダントツの最下位でした。
マリナーズは1977年の球団創設以来、地区優勝は3度果たしていますが、リーグ優勝はまだありません。
ということはワールドシリーズに1度も進出していません。
来年こそミラクル・マリナーズを実現し、天才イチローにはぜひチャンピョン・リングを手に入れてもらいたいものです。

2009年のマリナーズのチーム カレンダーが出来たということで、シアトルに住む娘が送ってくれました。
月ごとのカレンダーで城島は6月、イチローは10月で日本人2人がマリナーズの顔として載っています。
写真はカレンダーの表紙で、真ん中にイチローがいます。
でも、こんなに早く来年のカレンダーを作って、これからトレードもあるというのに、選手が代わったらどうするんだろう。

213、ミラクル・レイズの予感

2008年10月20日 | Weblog
「202、確率100%」で万年最下位のメッツが1969年、ワールドチャンピョンになり“ミラクル・メッツ”と言われた、と書きました。
昨年まで10シーズン中9度も最下位に低迷していたレイズですが、今年のレイズには勢いを感じ、ミラクル・メッツ再来の予感がします。
リーグチャンピョン・シリーズ第7戦でレッドソックスに逆転勝ち、対戦成績4勝3敗で初のリーグ優勝を果たしました。
岩村明憲内野手(29)は「1番二塁」で先発出場し、4回の第2打席で同点のきかっけとなる左前安打を放つなど4打数1安打でした。
守っては9回表、2死一塁から二ゴロを捕って、自ら二塁ベースを踏み試合終了、ウイニングボールをゲットしました。
前年度メジャー最低勝率からのリーグ制覇を果たした史上2チーム目となります。
3勝1敗と大手をかけてから第5、第6戦を連敗し嫌な空気が流れましたが、最終戦でリーグ優勝を決めました。
ワールド・シリーズは22日(日本時間23日)に開幕し、田口壮外野手(39)の所属するフィリーズと世界一の座をかけて戦います。
レッドソックスはワールド・シリーズ連覇の夢を断たれ、松坂、岡島両投手の2008年シーズンは終了しました。

212、二重国籍

2008年10月19日 | Weblog
南部陽一郎氏のノーベル賞受賞で南部氏を日本、アメリカ、どちらの国の受賞者に数えるか議論されたのを機に国籍法11条の二重国籍禁止について、これを見直そうという意見が出ています。
二重国籍を積極的に認める人は「日本の国籍を維持しながらアメリカ国籍(他の国も含め)を得て自由に活躍できるようにすれば、日本人が世界に雄飛しやすい。国際結婚などで政情不安な国の国籍を取得した人は日本国籍を残しておきたいとの思いが強い。」などの意見があります。
反対する人は「両国で旅券取得や選挙の投票などが可能となり、犯罪に利用される懸念がある。」などの意見があります。

出生地で国籍を決める「属地主義」をとるアメリカで生まれた子供は、親の国籍に関わらず自動的にアメリカ人です。
日本領事館に出生届を提出すれば日本国籍も取得し、2つの国籍を持つことになります。
米国ではこの件に関しては問題にしていませんが、日本の国籍法では22歳までにどちらか一方の国籍を選択することになっています。
しかし、本人が届け出なければその実態を把握するのは困難で、1割程度しか届けられてないようです。
27、永住権と市民権」などを参照

211、南部氏はアメリカ人

2008年10月17日 | Weblog
文部科学省は15日、今年のノーベル物理学賞の受賞が決まった米シカゴ大名誉教授・南部陽一郎氏(87)を米国人として数えることを明らかにしました。
これによって、日本国籍のノーベル賞受賞者数は15人となります。
南部氏は1952年に渡米し、70年に米国籍を取得し日本国籍を失っています。
今回の受賞対象になった研究は60年代初めの業績で、その時点の国籍は日本でした。
同省は「現在の国籍上、日本国民とはいえない、しかし南部さんは日本生まれで、日本での研究生活も長く、他の日本人受賞者と扱いが変わることはない、業績を挙げた時点の国籍は日本で、心情的にも日本人としてお祝いしたい」と説明し、日本人受賞者の業績紹介などで南部氏も加える方針とのことです。
国籍法11条は二重国籍を原則として認めていないので、南部氏をアメリカ人と判断したようです。

209、MTA メトロノース

2008年10月14日 | Weblog
ハドソン・バリーについて書いてきましたが、その地図です。
マンハッタンからの位置が分かると思います。
ハドソン川に沿って町や名所が点在しています。

メトロノースはマンハッタンのグランド・セントラル駅から北に伸びる鉄道で、ハドソン・ライン、ハーレム・ライン、ニューヘブン・ラインなどの路線があります。
「206、ウエストチェスター」でウエストチェスターがマンハッタンのベッドタウンになっていると書きましたが、この地図を見ると理解できると思います。
バブルの頃は日本の会社も景気がよく、毎晩のように接待が続きました。
ウエストチェスターに住む駐在員は夜遅くまでマンハッタンで接待し、メトロノースで家に帰り、朝メトロノースで出勤していました。

208、ハドソンバリー

2008年10月13日 | Weblog
マンハッタンの北、ハドソン川に沿ってハドソンバリーと呼ばれる地域があります。
ニューヨーク市から州都オーバニーの間には小さな町が転々と広がり、古き良きアメリカの姿を見せてくれます。
その美しい景色に魅了された芸術家たちがアトリエを構え、ロックフェラーを始めとする大富豪の別荘やマンションが多くあります。
(アメリカで言うマンションは広大な敷地を持つ邸宅のことを言います。)
204、ベアー マウンテェン」、「205、ウエストポイント」、「206、ウエストチェスター」などもハドソン川沿いにある地域で、ハドソンバリーに属します。
写真は、きれいに刈り込まれた広い芝生の庭を持つマンションです。

207、リサ・マリー・プレスリー、双子を出産

2008年10月12日 | Weblog
故エルビス・プレスリーの娘、リサ・マリー・プレスリーさん(40)が7日、に双子の女児を出産しました。
リサ・マリーは最初の夫との間にティーンネイジャーの2人の子供がいます。
今回は4人目の夫との間に生まれた子供です。
(2番目の夫は歌手のマイケル・ジャクソン、3番目の夫は俳優のニコラス・ケイジ)

エルビスが1977年に42歳で死亡したとき、リサ・マリーは9歳でした。
エルビスはこの1人娘をとても可愛がり、全米の演奏旅行をするときの専用機に「リサ・マリー号」と名づけていました。
現在、その飛行機はエルヴィスの自宅で、彼とその家族の墓のあるある「グレイスランド」に置かれていて、中を見学できます。
「39、エルビス・プレスリー」を参照

206、ウエストチェスター

2008年10月11日 | Weblog
ニューヨーク市の北、ハドソンバリーの東側にウエストチェスター郡(Westchester County, New York)があります。
郡庁があるホワイトプレインズを始めとして幾つかの町から成る地域で、ハーツデールやスカースデールは日本人に人気のエリアです。
マンハッタンへの交通の便が良く、治安も良いことから日本企業の駐在員が多く住んでいます。
日本食レストラン、日系スーパー、本屋、日本人学校などがあり「ミニ日本人街」の感があります。
日本人医師による病院などもあり、日本に居るのと変わらない生活が出来ます。
車で45分前後、マンハッタンの中心にあるグランドセントラル駅まで直通の電車が通っていてマンハッタンのベッドタウンになっています。
自然に恵まれた緑豊かな地域で、春夏秋冬の変化を肌で感じることができます。
秋の紅葉は素晴らしく、冬の雪、初夏の新緑は鮮やかです。
ゴルフコースやテニスコートなどのレジャー施設も充実していてプライベートライフも楽しめます。

写真は1975年頃ウエストチェスターで撮ったもので後ろにハドソン川が見えます。(若い!逆光で顔がよく見えない)
アメリカで最初に買った車で、アメ車です。(道の右側に駐車しているので、右側通行だと分かります。)

205、ウエストポイント

2008年10月10日 | Weblog
ベアー マウンテェンからハドソン・リバーを北上すると陸軍士官学校(United States Military Academy)があります。
所在する地名から「ウエストポイント」と呼ばれています。
1802年に設立されたアメリカ合衆国で最も古い士官学校で、アメリカ独立戦争中の1778年にジョージ・ワシントンによって要塞が建設されたのが始まりです。
設立以来学生は男性だけでしたが、1976年に始めて女性の入学が許可され、話題になりました。
現在では新入生の15~17%は女性で、体力要件を除き、男性と同じカリキュラムを受けています。
私がアメリカにいた頃日系女性が入学したというニュースがありました。
敷地面積65平方キロ以上で、世界で最も広い敷地を持つ学校の一つで、幾つもの校舎、研究棟、運動施設に加えて、スキー場や原子力研究施設、射撃場もあります。
卒業後はアメリカ陸軍に少尉として任官し、最低でも現役士官として5年、さらに予備役として3年従軍する義務があります。
海軍兵学校(United States Naval Academy)は海軍および海兵隊の士官を養成する機関で、メリーランド州アナポリスにあります。
所在地の地名より「アナポリス」と通称されています。
「ウエストポイント」、「アナポリス」、両校によるアメリカンフットボールの対抗戦は人気があります。

マンハッタンから車で2時間、船でハドソン川を北上して行くこともでき、川沿いの丘の上にあるので雄大なハドソン川を見下ろすことができます。
私は何度も訪れましたが石づくりの建物は威風があり、歴史を感じさせます。
制服を着た学生と話したり、一緒に写真を撮ったり、運がよければ士官候補生達の訓練風景を見ることもできます。
南北戦争で南部連合の軍司令官を務めたリー将軍、北軍のグラント将軍、第2次世界大戦ヨーロッパ戦線のパットン将軍など、多くの英雄を輩出しています。
(グラント将軍はアメリカ史上初の陸軍士官学校出身の大統領、18代)
敗戦直後の日本で連合国最高司令官として日本占領政策を指導したダグラス・マッカーサー(Douglas MacArthur)は士官学校史上抜群の成績で同校を卒業していて、校庭の中央にマッカーサー元帥の銅像が建っています。