ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

202、確率100%

2008年10月07日 | Weblog
「200、プレーオフ酣(たけなわ)」で日本人がワールド・シリーズでチャンピョン・リングを手にする確率は8分の5と書きましたが地区シリーズ(5回戦制)を終え、4チームがリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)に進みました。
この4チーム全てに日本人が所属しているので、どのチームが優勝しても日本人がチャンピョン・リングを手にする確率は100%になりました。
 ・アメリカン・リーグ
★タンパベイ・レイズ(岩村明憲)
★ボストン・レッドソックス(松坂大輔・岡島秀樹)
 
 ・ナショナル・リーグ
★フィラデルフィア・フィリーズ(田口壮・井口資仁)
★ロサンゼルス・ドジャース (黒田博樹・斎藤隆)

注目すべきは創設11年目で初のプレーオフ出場と地区優勝を決めた、岩村のいるタンパベイ・レイズです。
昨年まで10シーズン中9度も最下位に低迷していたチームとは思えない快進撃で、1969年の“ミラクルメッツ”の再現なるか?

1962年、発足1年目には40勝120敗に終わり、その後も万年最下位が続いてお荷物球団として扱われていましたが、1969年に100勝62敗で初の地区優勝、リーグ優勝、そして、不利と言われたワールド・シリーズでもボルチモア・オリオールズを4勝1敗で破り、ワールドチャンピオンに輝きました。
お荷物球団のまさかの快進撃に世間は「ミラクルメッツ(Miracle Mets)」と呼び、優勝パレード当日の天気予報はニューヨークの天気を「晴れ、ところにより紙吹雪」と粋に祝福しました。
メッツファンの間ではこの“ミラクルメッツ”は今も語り草になっています。
アメリカ人の友人でメッツファンがいますが、野球の話になるといつもこのときのことを興奮気味に話していました。