ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1140、20億人が見守る

2011年04月30日 | Weblog
英国の王位継承順位2位のウィリアム王子(28)と婚約者キャサリン(愛称ケイト)・ミドルトンさん(29)の結婚式が29日、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われました。
1981年に行われたチャールズ皇太子とダイアナ妃の「ロイヤル・ウエディング」以来最も世界の注目を集めた結婚式で、世界中の20億人がテレビに見入りました。

挙式後バッキンガム宮殿まで馬車でパレードし、1.8キロの沿道には2人を見ようと60万人が集まり、2人は終始にこやかな表情で沿道の人々に手を振って答えていました。
天気予報では「曇り時々雨」でしたが薄日も射す穏やかな天気で、2人を祝福しているようでした。
沿道の人々は自分の息子、娘を見守るような親しみを込めた表情で2人を見守り、キャサリン妃をダイアナ妃と重ねた人も多いと思います。


パレード終了後、2人はバッキンガム宮殿のバルコニーに現れ、詰め掛けた人々の祝福に応えてキスを交わし大喝さいを浴びました。

挙式後のキスは王族結婚式の伝統とされ、皇太子と故ダイアナさんもキスをして大喝采を浴びています。

今までは「ケイト」さん、と愛称で親しまれてきましたが昨日のロイヤル・ウエディングで「プリンセス・キャサリン」になりました。
ウィリアム王子は15歳の多感なときに最愛の母をなくす悲劇を味わいました。
その母、ダイアナ妃の葬儀が行われたのも同じウェストミンスター寺院で、ウィリアム王子にとっては感慨深いものがあったと思います。
葬儀のときは母の棺の後をうつむきながら歩くウィリアム王子でしたが、昨日は終始笑顔で文字通り「希望の門出」でした。
14年前は悲しみの場でしたが、昨日は喜びの場になりました。
母を苦しめたものをよく知る王子はキャサリン妃を大事にするでしょう。
生前ダイアナ妃はウィリアム王子に「将来、愛する人を見つけたらしっからつかまえて大切にしなさい。」とアドバイスしていたそうです。
2にはぜひ幸せになってもらいたいと思います。