ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1119、さくら咲く

2011年04月09日 | Weblog
未曽有の震災で日本列島は悲しみに暮れていますが春は訪れ、桜も咲きます。
東京は6日、平年に比べて1日遅く、昨年よりも5日遅れてソメイヨシノが満開になりました。
東北地方も、もうすぐ咲くでしょう。
北関東の前橋は昨日(8日)満開になりました。
今年は開花が遅れていましたが、ここ数日気温が上昇し、一気に花が開きました。
下の写真は前橋市の中心街を流れる広瀬川沿いの桜で、昨日撮ったものです。

川沿いには詩碑がたくさんあり、前橋市は「水と緑と詩のまち」と呼ばれています。

川には何本も橋が架かっていて名前が付けられています。
「朔太郎橋」の向こうに見えるのは前橋文学館で、萩原朔太郎ゆかりの品々が展示されています。(私はここの会員になっています)
客席100人ほどのコンサートホールもあり、時々講演会やコンサートが行われます。
ここで歌う合唱団に所属していますが、毎回朔太郎の詩に曲を付けた「野火」、「広瀬川」、「帰郷」などを最初に歌います。

詩人・萩原朔太郎の生家はすぐ近くにありました。
近くの敷島公園には生家から土蔵、書斎、離れ座敷などが移築され、萩原朔太郎記念館として保存されています。
館内は、写真パネル、年譜、初版本の複刻版などが展示されていて、記念館そばの松林の中に「帰郷」の詩碑があります。
朔太郎はマンドリンを愛し、マンドリン倶楽部を作っています。
その影響か、前橋市にはマンドリン・クラブが幾つかあり、私の友人も何人か入っています。

7日、群馬県内の公立小中学校で入学式が行われました。
私の子供のころは入学式に合わせたかのように桜が満開になっていました。
近年は温暖化のせいか入学式のころは桜が散っていましたが、今年は桜の花の中での入学式でした。
県内には被災地から避難してきた子供たちも多く、各地の学校で地元の子供たちと一緒に通い始めました。