花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

みんな違ってみんないい

2022年05月17日 | 研究
研究論文作りを始めたフローラハンターズの2人。
それぞれが図表や文章を分担して考えて、
パソコン上で統合させています。
先日まではノートパソコンを使っていましたが
このような論文作りになると画面が小さいと不便。
そこでいつもの21インチ大型ディスプレイのiMacの登場です。
画面上に実物大のA4用紙が表示できるので、とても見やすくなりました。
2人の様子を見ているとちょっと面白いことがわかってきました。
今までリーダーが研究をひっぱり、もうひとりはサポートに
まわっていましたが、スマホとかパソコンとなると
サポートにまわっていたメンバー方が得意らしく、ぐんぐん作業を進めます。
確か情報処理関係の上位の資格を取得している彼女。
はっきりいってこちらよりも詳しく、とても助かっています。
人はみんな得意分野があります。
研究は計画、実行、考察、そして発表といういろいろなステージがあります。
そのため知識や技術だけではなく、立案力、表現力、
さらにコミュニケーション力など総合力が求められます。
したがってその場面場面によって主役が変わってくるのは当たり前。
今回も相互にその立場を変えながら前に進んでいるようです。
今月いっぱいが忙しさのピーク。頑張れTEAM JAPAN!
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足湯してるじゃん

2022年05月17日 | 研究
水をミスト状態で与えるという栽培法に挑戦している
フローラハンターズの4人。順調に連休を乗り越えたと思ったら
問題がどんどん発生しています。これがその問題の現場。
なんと根が思った上に伸び、先端の5cmぐらいが
なんと養液に浸っているではありませんか。
先端とはいえトマトは足湯状態で吸水していたのです。
水分不足によって甘いトマトを作ろうと思っていただけにこれはショック。
しかし可哀想なので根を切るわけにいかないので(切ってみるのも面白いと思うけど)
思い切ってミストの発生回数を減らすことにしました。
4人のメンバーが考えたのは1日15分間100mlの噴霧を
2回、3回、4回、5回行う4区。
これは今までの1/3以下。隠れて足湯していたのがばれたので
メンバーによって報復されているかのようです。
いじめの次はお仕置き。果たしてこれで枯れないのでしょうか。
とりあえず数日間、毎日様子をみながら観察したいと思います。
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奥の手!

2022年05月17日 | 研究
6月第1週の週末は青森県の高校総体。
小さな学校の名久井農業高校ですが、たくさんのメンバーが
日頃の練習の成果を試そうとチャレンジします。
フローラハンターズの半分も運動部。高校最後の高総体、頑張ってほしいものです。
さて春から実験してきた水研究に取り組んでいる2名のチームですが
現在、そのクライマックスを迎えようとしています。
実は今週末に大掛かりな測定を予定しているのです。
1つの測定にかかる時間はそれほどでもありませんが
分析するサンプルの数が莫大にあります。
そこでメンバーの1人が測定にかかる時間を計算してみました。
するとある1つの成分の測定に3分かかるとすると、休みなしに行って5時間。
これが4種類もあるのでどうしようと頭を抱えていました。
運の悪いことに2人のうち1人がなんと前日にワクチン接種予定。
それでも来ると意気込んでいますが、なんともいえません。
頼りになるのは他のメンバー。しかし2人は運動部の大会で週末は試合。
さらにもう1人はなんと家の田植えのお手伝い。
応援してくれる人が1人しかいないのです。
4名揃ってなんとか5時間で終わるの計算なので、これでは人手が足りません。
そこで困った彼女たちがとった作戦は2つ。
ひとつは1年生のJr.の動員。部活動で休日の出校している彼ら。
練習が終わったら昼からでも手伝いに来てほしいと要請してほしいというのです。
でもまだJr.とはこちらも1回しか顔合わせしていません。
さらにまだ実験すらスタートしていないのです。
自分の研究もしていないのに、いきなり先輩のお手伝いとは
虫が良すぎると思いましたが、お願いするとOK。
やる気があるか、先輩が怖いのかわかりませんがありがたい話です。
しかし来るのは午後から。そこで奥の手。いつも応援してくださっている
先生にもオファー。高校総体の指導の合間に
なんとか手伝ってもらえることになりました。
必死のフローラハンターズ。決戦は土曜日です。
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