花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

北国からのお届けものです

2022年05月29日 | 環境システム科
現在、沖縄やんばるで三和土作りに取り組んでいるフローラハンターズの2名。
今日は地元高校生や環境活動団体との情報交換。交流会が行われているはずです。
とはいっても弾丸遠征。昨日着いたと思ったら、今日の夜には青森戻ってきます。
2人とも初めての沖縄なのでゆっくり楽しんできてもらいたいのですが、
コロナはまだ落ち着いていません。そんなことで長居は無用。
羽田経由で三沢空港にすぐ帰ってくることになりました。
これは彼らが沖縄に持参したもの。右の2つはコロナ対策です。
右下は以前もご紹介した携帯消毒スプレー。機内に持ち込める少量タイプです。
また右上はマスク。世の中にはいろいろなタイプのマスクがありますが
最近よく目にするようになったのは3Dマスク。
立体構造で不織布が口につかないため、とても話しやすいといいます。
ストックホルムで発表をすることになっている水研究チーム。
彼女たちこそ、このタイプが必要だと考えたフローラは
試しに手に入れることにしました。試すのはこの沖縄交流会と
来月行われる水大賞の表彰式、そして学会での発表。
これでうまく行けば正式に準備しようと考えています。
よく見てください。沖縄行けなかった女子メンバーの作ってくれたチームロゴ入り。
どんな時でも楽しんだもの勝ちというフローラらしい遊び心満載です。
そして左上は試作した赤土の三和土。まだ完全に固化していませんが最も大事な荷物。
北国青森から南国沖縄へのお届けものです。
そして左下は雨ガッパ。現在梅雨の沖縄。雨が降る可能性が極めて高いと考え
準備しました。こればっかりは無駄な荷物になって欲しいものです。
沖縄を出発するのは午後。短い時間ですが精一杯交流してきてください。
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まるで火星探査計画

2022年05月29日 | 環境システム科
沖縄から届いた赤土。国頭マージと一緒に入っていたのは砂。
こちらもこんなに赤い色をしています。
三和土を作る際、チームはいつも土と砂を混ぜて作ります。
もしかしたらこれが砂がわりになるのではないかと考え送ってくれたのでしょうか。
ところがいつもの砂利と違ってこちらは微粒。砂浜の砂という感じです。
これがもっと分解されると赤土の国頭マージになるのだと思います。
しかしせっかくなのでこの赤い砂を加えた三和土も作ってみることにしました。
三和土でもコンクリートでも砂利は骨材といって強さを増すために使われます。
果たしてこの微細な粒はその役目を果たせるのでしょうか。
実験としても興味があります。また国頭マージではなく
この砂100%で三和土を作ったらどうなるのでしょう。
こちらの実験は沖縄から帰ってきたら取り組む予定です。
さて予定では沖縄での三和土施工は昨日行われたはずですが
今の沖縄は梅雨の真っ只中。情報では私たちの住むところより3倍も強い雨が
降るとのこと。果たして施工できたのでしょうか。
赤土の火星で活躍する探査機curiosityの意味は好奇心、opportunityは好機という意味。
チームが沖縄の赤土の大地に送り込んだプロジェクトを遂行する2名も
これを好機と捉え、持ち前の好奇心でどんどんチャレンジして、
経験というお宝を持ち帰ってきて欲しいものです。
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