花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

花見の2次会

2022年05月03日 | 生物生産科
今年の桜は雨や風の影響を受けることなく名農の春を彩ってくれました。
そんな桜も今はすっかり葉桜。ちょっと寂しくなりました。
しかし川沿いの第1農場はなんと今が花盛り。一見の価値があります。
こちらは青森県の代名詞でもあるリンゴの花。
蕾の時は濃いピンクですが、咲くと白い花になります。
リンゴはサクラと同じバラ科の樹木。
実はサクランボもナシもみんなバラ科です。
さらにモモも濃いまさに桃色の花を咲かせています。
このように果樹により開花期は少し違いますが、
農場は次々と花開き、今が花見の真っ最中なのです。
桜の花見会場と違うところは無観客。
観桜会の2次会は農家だけのものなのです。
もし南部町に来るような機会があれば、
ぜひ満開のリンゴなど果樹の花たちを眺めてほしいものです。
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文部科学大臣賞

2022年05月03日 | 研究
4月28日に地球環境大賞で頂いた文部科学大臣賞の賞状です。
大臣賞といえば五七桐の紋章が入った大きな賞状をイメージしますが
この大会は手漉きの和紙。今から7年前、東日本大震災で津波を被った
サクラソウの救出や岩手県の仮設住宅でのちょっと変わったボランティア活動が
認められ、園芸科学科時代のTEAM FLORA PHOTONICSが同賞をいただいていますが
その時も同じ手漉きの和紙。趣ある賞状に主催者の想いを感じます。
さて今年で結成14年目の研究班。今まで嬉しいことに何度か大臣賞を頂いています。
先日、何回目だと尋ねられたのですがよくわかりませんでした。
そこで調べてみると今回の受賞を含めて総理大臣賞が1回、文部科学大臣賞が4回、
そして環境大臣賞が3回、計8回もありました。
ただ面白いことに草花班だった園芸科学科時代はわずか2回。
残りは環境システム科に移行して環境研究班として再始動してからのものです。
分析してみるとおそらく社会と繋がった経験の違い。
草花班時代は震災をきっかけに自生地保護や被災ボランティアなど社会に飛び出しましたが
自然環境が回復してきたことで意識的に校外での活動を自粛させていきました。
それに比べ環境班では地域はもちろん世界を意識して活動をしたため
いかに情報発信をするかが重要。そのため、多くの方々に
活動を知ってもらえるように、より積極的に校外にアピールしています。
これがこの差になったのだと考えられます。
さて前回、文部科学大臣賞をいただいたのは2019年。
TEAM FLORA PHOTONICS でも Treasure Huntersでもありません。
なんとその2つのチームの間を繋いでくれたBubble Boysです。
環境班のもとで行ったわずか1年間半の活動でしたが、
学校の歴史にしっかり存在を刻んでいます。
ふたりとも農業系の大学生。どんな勉強をしているのでしょう。
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林檎の花

2022年05月03日 | 生物生産科
まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛(はなぐし)の 花ある君と思ひけり

いつも君と会う約束をしている林檎の木に行ってみると、
髪を結い上げたばかりの君の姿が見えた。昨日までとは
見違えるような大人になった君は、前髪に花櫛を挿していた。
僕は君の髪に花が咲いたように思うほどだった。

サイト「詩のある暮らし」(http://poemculture.main.jp/index.html)からの引用です。
りんごの花が出て来る歌はいろいろありますが、
この島崎藤村の「初恋」はリズムも心地よく、今なお人気です。
さてこれがりんごの花。ピンクですが咲くと白くなります。
このりんごはブラムリーという200年以上も前に英国で生まれ緑色の伝統種。
酸味の強いクッキングアップルで、ジャムなどに加工されます。
驚くのが調理特性。皮をむいて電子レンジにかけると
みるみるうちに果肉がくずれ、ペースト状になるのです。
つまり砂糖をかけてレンチンするだけで
毎朝、できたての温かいアップルソースを食べることができる優れものなのです。
花木を育てるのは素敵なことですが、
その果実が食べられるとより楽しくなります。

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