花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

消え行く年末の風習 ?

2017年12月31日 | 学校
12月31日、いよいよ大晦日になりました。
この地域では昔からこの日を「年取りの日」と呼びます。
決して「年越し」ではありません。
年取りの楽しみは豪華なお膳を囲んで家族で夕食を食べること。
逆にお正月は31日の残りを食べる意外と質素なものです。
1日の終わりは日の入りと考えていた先人。
つまり31日の夜はすでに次の日、つまり新年の神様が
もうやってきていると考えたことから
家族で豪華な食事をとってお祝いしたといわれています。
ところが最近では年取りの風習は姿をけし
元旦は豪勢なお節を食べ、年取りの晩は
普段と同じ食事をする家が増えてきました。
関東の風習がすっかりみちのく青森まで伝わってきたようです。
おじいさん、おばあさんと一緒に住まなくなったことも
風習が失われている理由ですが、今の若者が年をとったら
自分も知らないのだから完全にこの風習はなくなることになります。
全国画一的な年越しも悪くありませんが
なんだが寂しい気持ちになります。
さて今日をもって2017年も千秋楽。
今年もチームはいろいろみなさんのお世話になりました。
2018年もよろしくお願いいたします。
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限定商品!

2017年12月31日 | 
機関限定、数量限定、ご当地販売など
どこでも誰でもいつでも手に入らない限定商品。
営業面からいったらマイナス要素ですが
なぜか多くのみなさんがこの言葉に
購買意欲が高まるのは間違いない事実です。
ここにあるのはホタテの水煮の缶詰。
しかしパッケージをよく見ると
左上に八戸水産高校の校章がついています。
なんと八戸水産高校の実習で製造された缶詰なのです。
毎年この時期になると注文がきますが
サバの水煮缶などは人気商品のため数量限定。
それでもあっという間に売り切れるという人気商品です。
もっと作れとお叱りの声も届きますが
あくまで製造するのが実習目的。
営利ではなく勉強のために作っているのですからしかたがありません。
さて農業高校にもお米や野菜、加工品など
これまた限定商品がたくさんあります。
しかし販売は各校バラバラで販売していることさえ
知らない方が多いのではないでしょうか。
これらを設置者である青森県が一元管理して
県庁のホームページで販売したら
まちがいなく全国で話題となり人気が出るとは思いませんか。
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冬の嵐!

2017年12月30日 | 学校
爆弾低気圧が通過した影響で
雪の少ない県南地域にもすこし雪が降りました。
とはいっても数センチですが・・・。
豪雪地帯の方は鼻で笑われると思いますが
怖かったのがツルツルの道路。
いたるところで自動車の追突事故が発生しています。
ブレーキを踏むとそのまま滑っていきそうなので
車間距離をあけてみんなゆっくり走っています。
おかげで同じ距離でも普段の倍かかることもあるから困ってしまいます。
さて今年も春から突っ走ってきたチームフローラフォトニクス。
来年も忙しくなりそうな予感がしますが
今ぐらいはあせらずゆっくり前に進みたいと思います。
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まもなく開かずの館

2017年12月30日 | 研究
チームが使っている馴化温室。
本来ならばバイオテクノロジーの技術で
試験管で育てた洋ランなどの草花を
外界にならすための温室ですが
10年ほど前からチームが光実験のために借用しています。
先日、簡単な掃除も終わり、今はお休み状態ですが
実は中にはサクラソウなどまだ生きている植物も入っています。
しかし寒さに強く自然界でも越冬するため
無加温の温室でも大丈夫なのです。
まだ降雪は多くありませんが、
気温が低いため根雪になってきました。
おそらく雪と凍結で温室の戸も開かなくなるでしょう。
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温度ムラ ?

2017年12月29日 | 研究
ここも園芸科学科の温室。
チームがサンパチェンスを置かせてもらっている
24時間加温している草花温室です。
しかしこのサンパチェンスは元気がありません。
実はこのサンパチェンスは棚ではなく
地面に置かれているのです。
ご存知のとおり、暖房の温風は温室の上に集まり
重い冷気は下に貯まります。
おそらくこのサンパチェンスは
そんな冷気によって萎れてしまったのだと思われます。
また温室の中央ではなく外気と接している
ガラスのそばに置かれているのも原因です。
ここ数日はむちゃくちゃ寒く外気はマイナス5℃以下。
これならもっと加温しないと越冬は難しいようです。
このような現象は温室内の温度ムラといって
冬の施設園芸で乗り越えなければならない課題のひとつです。
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