花のたより☆山のふみ ~青森県立名久井農業高等学校~

青森県の小さな学校「名久井農業高校」の美しい自然と植物研究グループ「チームフローラフォトニクス」の取組みを紹介します!

開かずの扉

2018年12月10日 | 環境システム科
暖冬といわれている青森県にもとうとう雪が降りました。
八甲田では積雪がもう1mを越えたそうですが
名久井農業高校のある南部町ではまだ数十cm。
しかし一夜にして積もり、気温も低いままなので
なかなかとけそうにありません。
今年はホワイトクリスマスになるかもしれません。
さてこちらはチームがかつて本拠地にしていた馴化温室。
朝行ってみたところ、透明のガラスが曇って中が見えません。
これは湯気で曇っているのではなく、ガラスが凍っているのです。
おそらく温室の扉も凍ってまもなく開かなくなるでしょう。
フローラの皆さん、温室の中に忘れ物はないですか?
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初陣、いざ横浜へ

2018年11月30日 | 環境システム科
チームが研究をサポートしているBubble Boys。
環境システム科2年生の男子二人組です。
研究したいという思いは春からあったようですが、
チームは夏まで忙しく、思うような支援をできずにいました。
したがってチームの力を借りて彼らが本格的に動き出したのは
もう夏も終わろうとしている時期。
大々的な研究に取り組むのにはもう遅すぎます。
そこで「研究して発表する」というチーム得意の一連の流れを
Jr.のようにまずは経験してもらい、来年につなげてあげたいと考えました。
ところがほとんどの大会は申し込みがもう終わっています。
やっと見つけたのが2つの学会主催の高校生ポスター発表会。
そのうち1つが本日、パシフィコ横浜で開催されます。
賞のない大会ですが、専門家の先生方との質疑応答する体験は
緊張しやすい二人にとってきっと役立つはずです。
実は彼らのチャレンジには笑っちゃうような裏話があります。
彼らがチャレンジできるコンクールもまだ少しあったので、
こちらにも一応、応募してみたのです。
当然、内容も浅く選ばれることはないと思いましたが
開けてみたら予選突破。なんと決戦大会出場となったのです。
ポスター発表の質疑応答は約2時間と長いものです。
これらをこなして徐々にハードルを上げていけば良かったのですが
予想に反して手順が全く逆となってしまいました。
案の定、コンクールの決戦では質疑に対応できずボロボロ。
いきなり審査員から厳しい洗礼を受けてしまいました。
今日は初めてのポスター発表。普通の人なら緊張するのですが
もしかしたとても楽に感じるかもしれません。
どんな反応をするかちょっと楽しみです。
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空耳 ?

2018年11月15日 | 環境システム科
今年の夏はストックホルムで開催される水大賞に出場するため
チームの3年生は英語のプレゼンテーションを
いつもこの土肥実験室で練習していました。
あれから2ケ月が経った今、もう聞こえるはずのない
英語のプレゼンテーションがまた聞こえ始めました。
決して空耳ではありません。
練習しているのは環境システム科2年生の
研究グループ「Bubble Boys」。
そして彼らの発表を聞いているのは先輩にあたるTFP。
TEAM FLORA PHOTINICS の3年生です。
初めての研究発表にチャレンジする後輩たち、
それも英語のプレゼンもあるというので
なんとか勇気つけようとサポートしているようです。
チームが育てた挑戦する心が
後輩たちに引き継がれようとしています。
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モノ作り?

2018年11月13日 | 環境システム科
11月3〜4日の2日間で開催された平成最後の名農祭。
地域のみなさんが楽しみにしているのは今も昔も新鮮な農産物。
生物生産科からは野菜や加工品、園芸科学科からは果物やシクラメンが
今年も販売されるので、開始2時間以上も前に
みなさん来校され、駐車場で待機しています。
では畑を持たない環境システム科は何を販売するのでしょうか。
ここにある黒い物体、これが彼らの生産物。
なんと焼き鳥器です。またちょっと大きめの焼き肉用の鉄板、
さらになかなか市販されていない焼き魚やくし餅を焼く器もあります。
中に自分で炭を入れて焼くのですが、これまた大盛況。
さらに木工の実習で製作した工具を入れても良さそうな
木の箱も並んでおり、こちらもみなさんお買い上げになっていました。
環境システム科は農業と工業の要素を取り入れた全国的にも珍しい学科。
だからこのようなモノ作りの成果が生産物として出てくるのです。
キャッチフレーズは「農と工のドラマティックな出会い」。
学科ができてまだ6年ですが、
唯一無二のユニークな存在感はますます高まっています。
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古里は京都!!

2018年10月28日 | 環境システム科
秋梅雨を受けて頭をかしげているピンクの花。
これは秋明菊(シュウメイギク)といい秋の風情を感じさせる優雅な花です。
したがって切り花や花壇、鉢植えなど広く利用されており
ちょっと街中を歩いてみてもすぐに見つけることができます。
いくつか種類があるようですが、そもそもは日本に伝来したのは
このピンクの花であるキブネギクだといわれています。
これは名前の由来は京都の貴船地方。
そこから野生化して全国に広がったと考えられています。
そういえば青森県南部町特産で食用菊では食味No.1といわれる
「阿房宮」という品種もそもそもは南部の殿様が京都から頂いたもの。
身近なところに遠く京都を故郷にもつ植物がいることに気がつきます。
では逆に青森県を故郷に持つ京都の植物はいるのでしょうか。
実はヒョウタンのような形をしたまさに京野菜の代表ともいえる
「鹿ケ谷かぼちゃ」は津軽から入手されたものだといわれています。
そもそもは菊の花びらのような形をした普通の日本かぼちゃでしたが
京都で栽培されているうちに突然変異を起こしあの形になったそうです。
日本の南北をダイナミックに植物は移動しています。
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