花のたより☆山のふみ ~青森県立名久井農業高等学校~

青森県の小さな学校「名久井農業高校」の美しい自然と植物研究グループ「チームフローラフォトニクス」の取組みを紹介します!

郷土料理作りに挑んだ高校生の記録!

2018年09月26日 | 環境システム科
一昨日は中秋の名月。
昨日は十五夜。
そして今日は彼岸の最終日。
季節はどんどん秋に向かっています。
彼岸の最終日に掲載するのはちょっと遅いのですが
この地域には彼岸だんごというお餅をお墓や仏壇に供えます。
お餅で中に餡が入っていてそれは美味しいものです。
かつてはどの家でも作っていたものですが
餡を作るのが面倒なこともあり
今は市販のだんごを買って供えるのが一般的になりました。
そんなことでは食文化が絶えてしまうという理由から
以前、三本木農業高校に勤めていた時
「食農科学」という学校設定科目を立ち上げました。
講師は地元のおばあさんたち。
年間6〜7回来校しては高校生に郷土料理を伝授します。
食材はもちろん自分たちで栽培。
そして最終回には逆に生徒がおばあさんたちを招いて
学んだ郷土料理を食べてもらう披露宴を開催し盛り上がりました。
また今の新しい感覚で郷土料理を作ったらどうなるかと
生徒たちがグループになって腕を競う料理大会も開きました。
当時、人気だったテレビ番組の名前を借用して
「どっちの郷土料理ショー」。
新聞はもちろん、全国の雑誌にも紹介されるほど面白い授業でした。
実は学んだ郷土料理をインターネットで配信して
みなさんにも普及しようと立ち上げたブログがあります。
もちろん10年も更新していませんが
調理の仕方がわかる貴重なものとしていまだ閉鎖していません。
探すのちょっと時間がかかりますが
料理好きにはとても面白いと思いますのでご紹介します。
興味のある方はぜひブログをご覧ください。
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ソルジャーからインキュベーターへ!

2018年09月25日 | 環境システム科
チームは今、2年生の研究を全面的に支援しています。
このシャーレも研究の一部。
一定の温度にして容器内の変化を観察しています。
さてこのシャーレが入っている装置を恒温器といいます。
研究するのに欠かせない機器なので
名久井農業高校にはいろいろなところに設置されているはずです。
これは生物工学実験室にある大型冷蔵庫ぐらいの大きな恒温器。
実験機器は店頭では売っていないのでいくらするか考えたこともないはず。
そこでよくメンバーにはときどき価格当てクイズを出しては遊んでいます。
ではこの大型恒温器の価格はいくらでしょう。
答えは100万円オーバー。需要が少ないのでとんでもなく高額です。
こんな機器を自由に使いこなせる名農生はとても幸せだと思います。
ではこの恒温器を英語でなんというでしょう。
いろいろな言い方がありますが、一般的には 「incubator 」。
インキュベータとは孵卵器のことで保温器と訳す場合もあります。
確かに卵をかえす時は、一定の温度で温める必要があるからです。
でも最近、インキュベータを別な意味で扱うことがあります。
それは新しい事業への取り組みを支援する人。
つまり起業する若者を支援する人たちをよくインキュベータというのです。
胸にある小さなアイデアを孵化させて実現するのですからまさに孵卵器です。
チームフローラフォトニクスは今年で解散となりますが
今、2年生の研究への思いを実現させようと支援しています。
自分を育てるため対外試合に好んで参加することから
戦う植物研究集団と呼ばれたチームフローラ。
今、研究最前線で戦う戦士から
インキュベータとしての役割に立ち位置を変えつつあります。
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研究支援

2018年09月19日 | 環境システム科
環境システム科の2年生が今まで栽培してきた作物が枯れて
思うようなデータが取れなかったと肩を落としています。
実験にはさまざまなアクシデントがつきもので
チームフローラだって何度も挫折してきました。
そう簡単にいかないところが研究の醍醐味とはいいたいのですが
やる気があるのにこれは可哀想だとついつい同情してしまうのが悪い癖。
フローラが短期間ですが研究支援することになりました。
とはいっても植物を一から栽培するには気温が低すぎます。
そこでチームとしては珍しく生物工学実験室で
シャーレなども使う実験室での研究を提案しました。
チームが長年行っているのは1年生の科学の芽を引き出す人材育成プロジェクト。
今回はすでに研究に携わっている人の救済プロジェクト。
うまくいくかどうかわかりませんが、
来年また頑張ってもらうために小さな支援をするフローラです。
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資産の行方!

2018年09月13日 | 環境システム科
水質浄化試験の後片付けに取り組んでいるチームフローラ。
実験に使った水槽がどんどん積まれてきます。
数にして40個。一昨年から水中植物工場や
法光寺のハス復活プロジェクトなどなぜか水物に取り組んでいたため
手持ち水槽は10数個持っていましたが、
今年、実験のために買い足ししこんなにも水槽がたまりました。
ここ数年、TEAM AQUA PHOTONICS と名乗っただけあります。
ところが問題はこれらの処分。
チームは今年で解散のため、なくしていかないとこれまた迷惑がかかります。
この水槽はチームが今までいただいた副賞を叩いて自前で購入したもの。
どのように処分しても問題はないのですが、
ペットショップを起業するメンバーはいないため使い道がありません。
水槽がほしい研究班を募るか、
はたまた名農祭でバザーを開き今後のチームの遠征費に当てるのか。
現在検討中ですが、皆さんに提供する方針は変わりません。
これからこのように処分すべき資産がどんどん出てくるかもしれません。
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もちとうもろこし ?

2018年09月13日 | 環境システム科
環境システム科といえば「農と工の融合」がうたい文句。
そのためどうしても農業高校では珍しい
工業系を学べるコースが特色としてあげられます。
しかし園芸ビジネスというビジネスの基礎を学べる
商業系のコースも並立されています。
こちらは園芸ビジネスコースで取組んでいるとうもろこし栽培。
それも糯性デンプンを持つ「もちとうもろこし」という今では珍しい種類です。
もち米と同じアミロペクチンのため食べるとモチモチとしていて
「もちきび」と呼ばれています。
黄色や黒などいろいろな色のものがありますが、
環境システム科で育てたのは白もちと黒もち。
これは白もちとうもろこしです。
皆さんが食べているスィートコーンとは別物のため
新品種ですか?と聞かれますが、答えは逆。
甘いスィートコーンが開発される前に食べられていたもので
おそらく年配の方なら懐かしいといわれる方も多いと思います。
年代からいって「となりのトトロ」でメイちゃんが
お母さんに届けようと思ったのはこのもちとうもろこしだといわれています。
モチモチとした食感、そしてほのかな甘さ。
甘いスィートコーンが当たり前の消費者に対して
果たして甘くないとうもろこしが商品となるのでしょうか。
ビジネスコースで出された難題をどのようにして解決するのか楽しみです。
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