花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ねぎ坊主!

2017年04月30日 | 研究
チームの温室でねぎを栽培している2年生!
先日、ねぎ坊主が出てきたと話していました。
覗いてみると確かにねぎ坊主。
つまりねぎのつぼみ、中に小花がたくさん入っています。
ねぎはユリ科ですが、ニンニクにせよニラにせよ
みな似たような小花を咲かせます。
しかしこのままでは花が咲き、
種子ができてしまいます。
ねぎは葉や茎を食べる作物なので
栄養分が種子にとられないよう摘み取ることにしました。
いったいどんな研究なのかは
後のお楽しみとしたいと思います。
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いきものがかり?

2017年04月30日 | 研究
3月下旬は枯れた植物しかなかった温室ですが
実験材料として新たに手に入れたもの、
芽を出してきた宿根草などでご覧の通り、
現在はいろいろな植物でいっぱいになってきました。
露地栽培なら雨が降るので水やりはいりません。
また水耕栽培でも同じで管理が楽です。
ところがこの温室で育つ植物はいずれでもなく
すぐに乾燥してしまいます。
したがって水やりは大切な活動となります。
しかしそれぞれの担当者は放課後はもちろん
土日でも部活動の合間を見て
自分の担当する植物をきちんと管理しているようです。
みんなが「いきものががり」のメンバー。
ゴールデンウィークでも頑張る予定です!
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青森の花見は2度ある!

2017年04月29日 | 学校
南から上がってきた桜前線。
今年は途中で寒い時期もあったので
スムーズには北上してきませんでしたが
先週、この南部町にもとうとうやってきました。
待ちに待った桜の開花に合わせて
クラス毎で写真を撮るなど名農でも楽しんでいたようです。
しかし桜前線はあっというまに南部町を通過。
すでに半分ぐらいは散って葉桜になってきました。
今年は弘前城の桜がゴールデンウィークでも鑑賞できるらしく
全国からたくさんの花見客が来県しているようです。
リンゴの剪定技術を応用することで、
花を多く咲かせる津軽の桜はまさに圧巻。
機会があったらぜひ楽しんでほしいものです。
さて桜前線が通過してしまった南部町ですが本当の花見はこれから!
連休前後にかけてサクランボやリンゴの花が満開となるのです。
こちらの果樹園の花見もそれはそれは絶景。
2回目の花見がまもなく始まります。
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ここにもレガシー!!

2017年04月29日 | 研究
チームの温室の奥にこのような装置が置かれています。
これは光の色と光量によって草花の成長が
どのように変化するのかを探るために
初代環境システム科メンバーが自分たちで作ったもの。
農業と工業を融合させて学ぶというキャッチフレーズの
環境システム科ですが、このようなアングルを簡単に
作ってしまうあたりに従来の農業学科との違いを感じます。
彼らはこの装置を使い、念願だった
光によるガーベラの伸長促進技術を開発し
その年のテクノ愛で準ブランプリを受賞しています。
それを考えるとこの装置は初代メンバーが残した研究遺産です。
現在は使ってはいませんが、いつでも使用可能!
おそらく後輩たちが近いうちに使い出すと思います。
チームが結成されて今年で9年目。
いろいろなところに研究の足跡が残されています。
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いたずら実験「人工交配」!!

2017年04月28日 | 研究
みなさんは人工受粉をしたことがありますか?
草花好きなら試したことがあるかもしれません。
やり方は意外と簡単です。
まず開花直前のつぼみをひとつ選び
ピンセットを使って花弁、雄しべを摘み取ります。
この際、雌しべを傷つけてはいけません!
きれいにとったらこの写真のように袋を被せます。
袋は通気性のある茶こし袋が最適です。
この作業によって自分の花粉が
雌しべにつくことを避けることができます。
次に花粉親となる花を選び、
開花したら雄しべから花粉を採取します。
そうしたら袋をあけて、筆や耳かきの毛で花粉を雌しべにつけます。
あとはもう一度袋を被せて実が大きくなるのを待てば良いのです。
チームではかつてクリスマスローズ、
プリムラ、イチゴで実験をしましたが簡単に種を得ることができました。
みなさんもぜひ挑戦してみてください。
さてこの植物は草花ではありません。
実は南部町名物の「八助」という梅。
でも正しくは梅ではなく杏です。
花粉親はこれまた有名な梅である南高梅。
南高梅の方が数日開花が早いので、
今年も1輪しか受粉できず、成功しにくいとは思いますが
そんないたずら実験をチームは行っています。
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