今日は10月の千秋楽。ハロウィンです。
11月になると急に寒くなるので、農作業もそろそろお仕舞いになります。
このように冷えた晩秋は、ブルーモーメントを鑑賞するのに最適な季節。
太陽が沈んだ後と太陽が昇る前の数十分間に
こんなブルーブラックのきれいな空が広がります。
これは太陽に含まれる波長の短い青色光が
空気中のチリにぶつかり散乱するため。
空気の澄んだ晩秋や冬が特に美しい青色となります。
あまりに美しいので、この時間帯をマジックアワーともいいます。
2016-2017年、国立局地研究所と連携してブルーモーメントを研究したFLORA。
青森では30分程度ですが、南極では太陽の位置の関係上
数時間に及ぶはずという仮説を立てました。
FLORAの代わりに昭和基地の隊員が空の動画を撮影。
南極から送られてくる膨大なデータを分析すると、まさに3時間オーバー。
後日、局地研究所に招かれ報告したところ大いに賞賛されたのを覚えています。
さてこの時間帯を日本では「逢魔時」(おうまがとき)といいました。
これは魑魅魍魎と出会う時間帯という意味です。
日本全国クマの出没が問題となっていますが、出没時間帯は朝と夕方5時から夜9時頃。
名農のある南部町でも夕方に目撃されています。現代の魑魅魍魎はクマ。逢魔時は注意です。