花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

植物遊び

2021年10月31日 | 学校
昔から野の植物を使う遊びはありました。
例えば草笛、押し花、色染め。竹トンボや花輪。
お手玉だって中はマメ。植物を使っています。
思い返すとそんな素朴な遊びをいろいろしてきました。
ここにあるのは「芝生小僧」。
ストッキングの中に芝生の種子を撒き
さらに培養土を入れて口を結びます。
種子の入った部分を上に向けて、
目鼻をつけるとあら不思議、お人形さんが出来上がります。
ちょっと水をあげると芝生が髪の毛のようにん生えてきます。
それにしても、この芝生小僧はずいぶん髪の毛が伸びています。
カットすることもできるので子供たちもきっと楽しいはずです。
植物を要素にした文化や芸術を園芸(園藝)といいます。
園芸といえばフラワーアレンジやブーケなどは
卓越した技術とファッションセンスが必要に思えますが、
原点はこんな植物遊びなのではないでしょうか。
園芸科学科は今年度をもって閉科。
11月下旬には閉科式が行われますが
園芸のこんな生活を豊かにしてくれる楽しい技術は
今後、環境システム科に引き継がれることになります。
今日は名農祭2日目。キャンパスには
ハロウィンカボチャがたくさん飾られています。
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ごめんねJr.

2021年10月31日 | 研究
これは先週のフローラハンターズ。
パワーポイントに音声を録音しています。
オンライン大会が増えてきたこともあり
このように録音したデータの提出を求める大会が増えてきました。
そんなことから今ではすっかり慣れっこで、すぐ作れるようになりました。
さて今日は名農祭の最終日ですが
ある大学主催の科学発表会がオンラインで開催されます。
本校から野菜班などが参加します。
実はJr.も参加させたかったのですが
さすがに名農祭なので遠慮しました。
ところが気がつくと参加するチームがあるではありませんか。
残念。遠慮するんじゃなかった。
研究したら発表するのが環境研究班のルーティーン。
このまま終わってしまったらJr.は不完全燃焼となってしまいます。
残されたチャンスは3月の学会主催の発表会。
何がなんでもこれを逃すわけにはいきません。
jr.、ごめんなさい。もう少し待ってください。
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名農祭2021

2021年10月30日 | 学校
名農のキャンパスの木々がとうとう色づき始めました。
ここに大きな木がありますが、不思議なことに左側が紅葉しています。
左側は名久井岳の方角。つまり南西です。
これは何を意味しているのでしょう。
紅葉は緑の葉緑素が分解されることによって
もともと隠されていた赤いアントシアニンがあらわれる現象です。
秋になると次第に葉緑素の光合成機能が低下してきます。
すると太陽光を十分に活用できなくなるため、
逆に光が過剰エネルギーとなってしまいます。
その結果、ますます葉緑素が壊れ紅葉が進みます。
太陽によく当たる南側から紅葉が始まるのはこれが理由です。
紅葉を左右するのは気温だけじゃないんですね。
さて今日から始まる名農祭。
今年はコロナで一般公開されないため、ある意味名物である
農産物を求めて朝から来校されるお客様の姿はありません。
また例年のような学校をあげての大規模な展示もありません。
しかしこの紅葉も立派な展示。
名農ならではの秋の風景を楽しみましょう。
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空に輝く2つの星

2021年10月30日 | 学校
ちょっと明るい星なので3分ぐらいですが撮影してみました。
この左下角の明るい点は木星。ジュピターです。
10月下旬は木星と土星がそばに並んでいますが
やはり木星の明るさは目立ちます。
その対角線にある右上の点はアルタイル。わし座のα星です。
七夕の彦星といったほうがわかるかもしれませんが
秒速300kmで高速回転しているので、本当は楕円に潰れているそうです。
さてジュピターはギリシャ神話では主神といわれ神々の王です。
環境班フローラハンターズの前身はチームフローラフォトニクス。
いずれもフローラと名乗っていますが、こちらも神様の名前。
花と春と女神です。この名前をつけたのは初代メンバー。
園芸科学科の草花班でLEDを使った栽培研究に取り組んだため
このような名前をつけましたが、メンバーは女子ではなく男子ばかり。
むさ苦しいチームにしてはずいぶんおしゃれな名前をつけたものです。
先日、名農を卒業して大学で学び、現在本校に勤めている初代メンバーが
学校行事で後輩の2年生たちに講演をしてくれたそうです。
どんなお話をされたのかわかりませんが、
後日、フローラハンターズたちが
チームフローラフォトニクスの話もされたと教えてくれました。
早いもので結成してもう13年。
誕生は現在のメンバーがまだ4歳の頃です。
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名農生の名農生による名農生のための

2021年10月29日 | 学校
名久井農業高校の文化祭を名農祭といいます。
今年の名農祭は予定どおり10月30日、31日の2日間開催されます。
しかし例年と大きく違うところがあります。
それは一般公開しないこと。新型コロナの感染を避けるためです。
現在はコロナ感染が少し下火になっていますが
収穫販売がメインの農業高校の文化祭はかなり前から準備が必要。
判断する時はまだ感染が拡大した頃だったのです。
農産物相手だと急に進路変更できないため仕方がありません。
農産物販売を期待していた地域の皆様には大変申し訳ありませんが
名農生だけ対象に販売されることになりました。
育てたものを自分で食べてみる。
これは食糧生産を学ぶうえで大切な活動なのでお許しください。
さて全国どこの農業高校の文化祭も
普通高校と違って地域の方のために開催されます。
あくまでも自分たちの学習成果である農産物の販売を通して
評価してもらいたいからです。初めてご覧になる普通高校出身の先生方は
教室展示やステージの出し物が少ないため驚かれますが、これが理由です。
おそらく3年間野菜販売担当のため
一度も校内のステージ発表など見ることなく卒業する
名農生もたくさんいると思われます。しかしこれが農業高校なのです。
では自分たちはいつ楽しむのでしょうか。
それが収穫感謝祭。農業高校だけの独自のイベントです。
かつて農家では今年の作業が一段落すると昔から家族で感謝の食事をする
「農仕舞い」を行いました。収穫感謝祭はこんな行事に根ざしています。
つまり農業高校には地域の方向けと自分たち向けとお祭を2回しているのです。
ところが今年は一般公開なし。みんなでステージを楽しめるかもしれません。
初めて名農生の名農生による名農生のための名農祭が開催されます。
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