花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

農業高校の文化祭

2016年10月31日 | 学校
2日間の名農祭も昨日、無事終えることができました。
ご来場されたたくさんの地域のみなさん、あがとうございました。
この間、休む暇もなく野菜などを
購入される方々の対応に追われた名農生も多いと思います!
おそらく校内の展示をちゃんと見ることもなく
終わった人もいるのではないでしょうか。
これは中学校では考えられないことです。
今年、縁あって中学校の文化祭を見学する機会がありました。
すると作品が展示されている教室には先生も生徒もいません。
無人の教室を保護者が見学しているだけです。
なぜなら生徒も先生も体育館で行われている発表会を見ているからです。
自分たちの学習成果をみんなの前で披露する。
これも大切なことです。
ではなぜ農業高校とこんなにも文化祭の内容が違うのでしょうか。
よく昔、先輩の先生方はこう生徒に説明していました。
農業高校の文化祭は学習成果である農産物を地域のみなさんに提供する場。
そのため地域の方々のおもてなしに徹しなければならない。
そして自分たちが楽しむのは翌日の収穫感謝祭。
ここでは身内だけで歌ったり会食しながら楽しんでほしい。
確かに以前の収穫感謝祭ではクラス対抗の出し物が披露されたり
ゲストを招いたりして、大いにも盛り上がったものです。
つまり人のため、自分のためをはっきり分けて考えていたのです。
時代は流れ、内容も次第に変わってきましたが
このような農業高校の文化祭に対する考え方も大切にしてきたいものです。
さて今日は収穫感謝祭。全校生徒で焼き肉大会です。
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まるでクリスマスモール!

2016年10月31日 | 学校
名農の庭木です。
つる性の植物が絡んでいたようですが
今まで気がつきませんでした!
ところがこの植物が黄色に紅葉したので
ご覧のとおり存在がわかりました。
季節はちょっと早いのですが
クリスマスツリーにぐるぐる巻き付いている飾り、
つまり自然のクリスマスモールのように見え
とても面白いと思いませんか。
さてクリスマスモールにはどんな意味があるか知っていますか。
諸説あるかもしれませんが、このモールは
蜘蛛の巣をイメージしているといいます。
追っ手に追われた幼いイエス一行は洞窟に逃げ込みます。
すると洞窟の蜘蛛はイエスたちに夜風があたらないよう
入り口に蜘蛛の巣でカーテンを作ったといわれています。
また洞窟の入り口に蜘蛛の巣が張っていることから
追っ手は中に逃げ込んだ形跡がないと判断して
立ち去ったという話も残っています。
クリスマスツリーはそんな命の恩人である
蜘蛛の巣を飾っているのですね。
名農祭が終わった南部町は冬へと向かいます。

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レッドテーブル?

2016年10月30日 | 学校
今日は名農祭2日目。
農産物を手に入れようと
たくさんの方が来場されると思われます!
学校にきたらいろいろ見つけてほしいものがあります。
そのひとつがこのレッドテーブル。
ドウダンツツジ?のスクエア状の垣根です。
気温が下がり色づいた葉がとてもきれいだと思いませんか。
このような赤い垣根が校地の何ヶ所かにあります。
もし校地を歩く機会があれば見つけて見てください。
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新型スマホケース!

2016年10月30日 | 園芸科学科
農業の大切な使命のひとつに農村文化の継承があります!
問う地域の行事や風習はみな自給自足の暮らしの中から生まれたものばかり。
農業がすたれ、先人の苦労や思いを感じられなくなると
あっという間に文化が消えてしまうからです。
そこで名久井農業高校でも農村文化を研究している園芸科学科のグループがあります。
彼女たちの作品が名農祭で展示されています。
それがこのきれいな南部菱刺し壁掛けです。
南部菱刺はかつて貴重だった綿の衣類を補強するために施した刺繍。
津軽のこぎん刺しの幾何学模様と違い、植物などがモチーフとなっています。
色を変えながらとてもきれいに作っています。
でもよく見るとみんないくつかのパーツに分かれていることに気がつきます。
実はひとつひとつがiPhoneのケースなのです。
文化を継承する際、そのまま残していく方法と
時代に合うようにアレンジしながら生活に取り入れる方法があります。
つまり「不易と流行」を考える必要があるのです。
このスマホケースはまさに青森の農村テイストをまといながらも
現代の最新文化であるスマートフォンに馴染ませたもの。
美しさからインバウンドで来日された海外からの旅行者の目にとまるかもしれません。
さらに形の意味などに興味をもってもらえると
先人の生活や知恵も知ってもらえることができるかもしれません。
そんなCOOL JAPAN の一端を担う名農園芸科学科の作品がまもなく東京で展示されます。
ぜひ足を運んでみてください。
『南青森のイロドリ 菱刺し展』
日程:11月8日(火)〜13日(日)
時間:10:00〜18:00 (最終日は16:00まで)
場所:アミューズミュージアム2F 手仕事のギャラリー&マーケット
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冒険前の学習が一番魅力的なんだ!!

2016年10月30日 | 環境システム科
「冒険前の学習が一番魅力的なんだ。」
これはヴァージンレコードの創始者で冒険家のリチャード・ブランソン氏の言葉です。
冒険は何かを成し遂げた時の達成感はもちろんだが
そこにたどりつくまでの「学習」「計画」こそが楽しいのだという意味ですが、
いろいろ経験された方なら同感されるのではないでしょうか。
ところが若いうちはそんな余裕もなく楽しむどころか
初めての冒険を前にとてつもない不安を抱えてしまうものです。
さて今日は名農主催のアグリチャレンジの表彰式。
ビッグイベントのすべてを任せられたチームの3年生は今、
とても不安を感じているのではないでしょうか。
そんな不安を消すのが本気の話し合いと練習。
みんなで意見を出し合って最善の策を探っては検証し、
決まったら集中し全力で挑戦する。
アグリチャレンジは彼らにとってもチャレンジなのです。
冒険に挑む彼らを見守りたいと思います!
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