花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

微妙

2022年10月31日 | 研究
2週間ほど足場が組まれ、中に入ることができなかった馴化温室。
メンバーの情報を信じて行ってみると確かにもうありません。
そこで新しくなったはずの照明設備を探してみました。
上を見るとありました。丸いタイヤのホールのようなものは
照明ではありません。攪拌扇という室内の空気を混ぜる扇風機。
まわしても涼しくはなりませんが、チームにとっては
夏の熱気を逃すのに使わせてもらっています。
こちらは今までのものです。
その隣のあるのがごく普通の蛍光灯。
よく見ると金属部分がピカピカなので新しい装置のようです。
これは嬉しいことですが、ちょっと気になることが。
蛍光管の端っこが気のせいか黒くなっています。
もしかしたら受けの装置は新しいものと交換したのですが
蛍光管は今までのものをまた取り付けたのではないでしょうか。
装置は新しくて蛍光管は古いまま。もしそうだったとしたら微妙。
残念ながらこの10数年間、使ったことのない照明ですが
今度メンバーで確かめたいと思います。
さて名農祭も昨日で終わり、今日は名農生が楽しむ収穫感謝祭。
全校生徒で焼肉大会となります。
会場は屋外、それも敷地が広いのでコロナの心配もなさそう。
存分に楽しんで欲しいと思います。
そして明日から11月。晩秋から初冬になっていきますが
次回の課題研究はこの温室の掃除。防寒対策が必要です。
コメント

収穫感謝祭

2022年10月31日 | 学校
名農祭と農産物販売、お疲れ様でした。今日は待ちに待った収穫感謝祭。
農産物奉納の後、各学科に分かれて焼肉大会となります。
たいへんなのは農場の先生。農業クラブの役員の手伝いはあるものの
事前に炭をおこしておかなければなりません。
でも名農生のたくさんの笑顔が見れるので、
準備するのも喜びになっているようです。
さてこれは2015年の様子。環境システム科に移籍した
TEAM FLORA PHOTONICSのメンバー。
つまり環境システム科の1回生たちです。
このメンバーから環境研究班という名称を名乗ることになります。
BIO-ENGINEを軌道にのせた彼らは、環境コンテストで
総理大臣賞を受賞。卒業後は、このうち1人が国立大学、
もう1人も私立大学で農学を学ぶことになります。
また就職組も農機具メーカーや農協など専門を生かした道に進んでいます。
さて今でこそ学科ごとの開催ですが、この写真の前年までは
研究班ごとに集まって焼肉を食べていました。
さらにもっと前は、各研究班が事前にどんな肉やデザートを提供すると公開。
そのメニューを見て先生方が好きなところに行って食べたものです。
一人当たりの予算が決まっているので、先生方を多く集めた班の方が
予算が潤沢。おいしいものを食べられると勧誘合戦しながら
楽しく盛り上がったものです。学年でも、学科でもなく研究班くくり。
この独特の開催の仕組みから、いかに名農は研究活動を
農業教育の柱にしていたかがよく分かります。
研究班が競い合って学校をリードしていた時代です。
コメント

幻の焼肉のタレ

2022年10月30日 | 学校
青森県で焼肉のタレといえば上北農産加工の「スタミナ源たれ」。
どのご家庭にも必ず1本あるといっても過言ではありません。
このタレのルーツはお隣の三本木農業高校。
かつて三農で生徒とともに焼肉のタレの研究をしていた先生が
退職後に地元の会社で完成させたものです。
さて名農祭名物のひとつも「焼肉のタレ」。
名農生の保護者と先生方が作るタレですが
生産本数が限られているため、幻のタレといわれます。
もちろん材料となる野菜やリンゴは名農の農産物。
焼肉のタレなど作る経験などそうあるものではありません。
したがって皆さん毎年、参加されて
食品製造の先生の指導の元、楽しそうに製造しています。
今年も先週末に作ったようです。
製造すると土肥実験室に置かれるので覗いてみるとびっくり。
これしかありません。生徒数が減れば保護者の数も減ります。
またコロナ禍であり、積極的な参加も促せません。
きっといろいろな要因があったと思われますが、とにかく数が少ない。
ますます幻のタレとなりました。
この貴重な焼肉のタレは名農祭で販売予定。
ぜひ名農にご来場ください。
コメント

アグリチャレンジ

2022年10月30日 | 研究
これは環境システム科の1回生。つまり初代環境研究班です。
何をしていると思いますか。今まであまり公開しなかったのですが
これはアグリチャレンジのフード部門の第1次審査の様子。
小中学生から応募されたオリジナルレシピに目を通しているのです。
フードチャレンジと呼ばれるこの部門は毎年テーマが発表され
そのテーマに基づいたレシピを子供たちが応募してくれます。
その数、数百件。過去最高は1000件を超えていました。
当時から最終的な入賞を決めるのは、食品製造と家庭科などの先生でしたが
その前にTEAM FLORA PHOTONICSが全部目を通し
良さそうなものに付箋をつけて、審査の先生方にお渡ししていました。
フローラの判断基準は単純。食べてみたいかどうか。
料理はそこが大切です。そんな理由から推しレシピを数点選んでいるのです。
生徒のくせに、ずいぶん偉そうにと思うかもしれませんが
当時は企画、文書発送、集計、表彰式の企画から運営、
さらに最初の頃は副賞や表彰式に必要なお金もフローラの予算から捻出していました。
名久井農業高校主催とはいうものの、ほぼフローラ主催。
そんな頃なので、これぐらいの力は持っていました。
さて今日は名農祭。アグリチャレンジの表彰式が本校で開催されます。
昨年はコロナで結果発表、副賞郵送で終わっていただけに
待ちに待った対面での表彰式。子供たちの笑顔にまた会えそうです。
コメント

三原色

2022年10月29日 | 学校
晩秋の名久井農業高校。
緑一色だったキャンパスが紅葉してきました。
風景を1枚切り取ってみると色が4色見えます。
ひとつは青空の「青」、色づいた葉の「赤」と「黄」。
そしてまだ紅葉していない葉の「緑」の4つです。
偶然ですが、これで2つの三原色が作れます。
ひとつはRGBでお馴染みの「光の三原色」。赤、緑、青の3つです。
各色のスポットライトを一緒に当てると白になります。
どんどん色を重ねていくと白に近づいていくことから
これを「加法混色」といいます。
もうひとつはCMYの「色の三原色」。
つまり絵の具や印刷のように反射して見える色で
青緑のシアン、赤のマゼンタ、黄のイエローの3つです。
こちらは色を重ねると逆に黒に近づくため「減法混色」と言います。
ただし3色重ねても完全な黒にはならないので
印刷では色をはっきりさせるために黒のインクも使います。
この黒は「Key plate」と呼ばれるため印刷業界ではCMYKといいます。
Kは黒のKではありませんのでご注意を。
さてそろそろ最終校正を終え、印刷にまわるフローラの報告書。
11月には完成のはずです。
なお農産物販売は今日が最終日。そして明日は
久しぶりにお客様を招いての名農祭。ぜひご来場ください。
コメント