花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

さくらんぼ、真打ち登場

2018年06月30日 | 園芸科学科
現在、さくらんぼ祭り真っ最中の南部町。
名農のフルーツ娘もPR活動で頑張っているようです。
一見同じようなさくらんぼですが
いろいろな品種があり、収穫する時期も若干ずれます。
先日、名久井農業高校でとうとう一番人気の「佐藤錦」の収穫が始まり
名農生も待ってましたと購入していました。
南部町に来るとさくらんぼの代名詞でもある佐藤錦を販売している
露天や直売所がたくさんあるので、ぜひ期間限定の味をお楽しみください。
さて現在、名農にはたくさんのアメリカ人の高校生が
生徒の家でホームステイしながら学んでいます。
オレゴン州の姉妹校の生徒達です。
名農生は学校にいながらにして国際交流ができ、
アメリカの高校生はさくらんぼの収穫で賑わう
農村で日本の生活体験ができる。
両者、忘れられない思い出を作っています。
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風に乗れ!

2018年06月30日 | 学校
チームがベースキャンプにしている温室脇に
シランの花が今年も咲きました。
ランは代表的な虫媒花。
つまり昆虫を利用して受粉します。
そして結実した種子を周囲に飛ばす手段は風です。
カエデも風を利用するタイプで
種子は竹とんぼのようなプロペラ型の乗り物に乗っています。
ところがランの種子はカエデのように
特徴的な形状をしていません。
いったいどんな工夫があるのでしょうか。
それは軽量化、種子を軽くして風に乗って遠くに飛ばすアイデアです。
そのためになんと種子に必要な
栄養分のタンクである胚乳を退化させているのです。
そのため自力では成長できず、
ラン菌の力を借りて発芽しています。
大切な燃料タンクすら捨てて、
身を軽くして遠くに飛んでいく。
いろいろなアイデアには驚かされます。
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サンタは北欧を目指す

2018年06月30日 | 研究
チームフローラフォトニクスは結成初年度から
オリジナルのユニフォームを製作しています。
基本的にはTシャツですが、
環境システム科になってからは2度もつなぎを作りました。
バイオエンジン研究に当たったメンバーで
エンジン開発に引っ掛けてエンジニアのスタイルを模しました。
チームは今年で結成10年目となるので
10種類のデザインがあるとお思いでしょうが
実は10種類以上あるのです。
なぜならば水大賞で日本代表になると
なぜかお祝いでもう1種類作ってしまうのです。
2012年の時はTシャツとジャンパー。
背中にJPNという大きなロゴが入っていました。
今年はメンバーの希望もありポロシャツ。
TEAM JAPAN のロゴがバックプリントされたものです。
ところが背中にプリントされていると
みんなで記念写真を撮るとせっかくのロゴが見えないのです。
そこで今回はネイビーのTシャツも作ることにしました。
デザインは「キャプテンサンタ」。
かつて大ブームとなり社会現象を引き起こしたこともあるので
年配の方には見覚えのあるキャラクターかもしれません。
確かプロバスケットの「青森ワッツ」も
このキャラクターグッズを作っていたはずです。
すごいのはFLORA JAPANというロゴ。
オリジナルデザインであるのがわかります。
サンタを胸にチームはこの夏、北欧を目指して海を渡ります。
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イッピン

2018年06月30日 | 学校
みなさん、この焼肉のたれをご存知でしょうか。
名農のPTAが製造販売する幻の「焼肉のタレ」です。
源たれよりも濃厚ですが美味しいと人気です。
なぜ幻かというと数量限定で生産されているため
なかなか手に入らないからです。
一般のみなさんが購入できるのは秋の名農祭の時。
それでも行列ができてあっという間に売り切れる逸品なのです。
なぜもっと作らないのかとお叱りの声を時には頂きますが
保護者と先生方が休みを利用して作っているので
こればかりは仕方がありません。
しかしこのタレを思う存分食べることができる人がいます。
それはもちろん名農生。
名農祭の翌日に行われる収穫感謝祭では
毎年全校生徒で焼肉を食べますが
その際、振舞われるのがこの幻のタレなのです。
美味しい味を楽しむことができるのは名農生の特権。
現在はその原料となる農産物を一生懸命育てています。
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時代遅れのトウモロコシ?

2018年06月28日 | 
現在、環境システム科の科目「ビジネス基礎」では
商品となるトウモロコシを育てています。
でも普通のトウモロコシではありません。
「もちとうもろこし」と呼ばれる
糯性でんぷんを有する特殊なトウモロコシです。
トウモロコシにもお米と同じように
糯(もち)と粳(うるち)という2種類があります。
一般に食べているのは粳ですが、
糯性はそれこそ「もちもち」していて
食べ応えがあり美味しいものです。
しかしこのようなトウモロコシが食べられていたのは昔の話。
今は甘いスィートコーンが主流です。
したがって10人食べたら7人は甘くないので
美味しくないと答えると思います。
それぐらいほのかな甘みのトウモロコシなのです。
こんな時代遅れのトウモロコシをどのようにして商品化するのか
環境システム科ビジネス類型の腕の見せ所です。

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