花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

焼きたてパンはなぜ美味しいか!

2017年07月31日 | 生物生産科
さて体験入学で行うパン作りのリハーサルをしていた
生物生産科の食品製造を専門に研究するグループ。
焼きたてのパンをもって調理室から帰ってきました。
どうやら成功したようです。
小麦粉のいいにおい!
試食しているようでとても美味しいと話しています。
ではなぜ焼きたてパンは美味しいのでしょうか。
パンの成分はご存知澱粉ですが
通常はβ(ベータ)という硬い澱粉の姿をしています。
ところが熱を加えるとα(アルファ)という
粘りのある柔らかい澱粉に変わります。
だから焼きたてのパンは美味しいのです。
ところがしばらくするとα澱粉はまたβ澱粉に戻ってしまいます。
これを老化といい、パンが硬くなることをいいます。
そこでまた美味しいα澱粉にするには
加熱、つまりトーストすればいいのです。
好みもあると思いますが、澱粉のことを考えると
パンはそのままよりトーストした方が
科学的に美味しいのです。
リハーサルが終わって解散した研究グループ。
すると指導された先生が同じ実験室で
名農サイエンスなどの準備をしている
チームフローラのメンバーに1個ずつ焼きたてパンを下さいました。
パンなど作る技術のないメンバーにとってこれは大感激。
熱々のパンはやっぱり最高でした
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体験入学のリハーサル!

2017年07月31日 | 生物生産科
先日、名久井農業高校では体験入学が行われました。
当日は130名以上のたくさんの中学生が来校して
さまざまな実習を体験しました。
しかしそう簡単に実習はできません。
時間配分、必要な材料や手順の確認など
万全な準備が必要です!
これは体験入学前日の実験室。
なんとパンを一生懸命作っています。
実は先生はもちろん、実習をサポートする
生物生産科の食品製造の研究グループが
当日、スムーズに進めるためのリハーサルなのです。
わいわい元気に取り組んでいましたが
さすがはプロフェッショナル。
見事な手つきでパンを成形していました。
8月3日は名農サイエンス。
中学生なら何年生でも参加できる農学講座です。
こちらでもパンは人気のコース。
暑い中、もうひと頑張りです。
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街灯フラッグ!!

2017年07月30日 | 学校
夏休みに入って間もなく、
名農に新しいものができました。
それがこの街灯フラッグというのぼり旗。
正門から校舎まで約10基ある街灯に取り付けられました。
なんだかお洒落なミュージアムに来たような錯覚を覚えませんか!
しかし設置されているのは街灯なので
下ばかりむいて歩いていては気がつきません。
名農生からはまだこのフラッグの話題を聞いてことがないので
いったい誰が最初に気づくのかちょっと楽しみです。
さてこの写真、おかしなところがあります。
わかるでしょうか。
このフラッグは来校されるお客様にむけて設置されています。
したがってゴールである玄関に立って眺めると
どのフラッグもみんな裏側です。
つまり文字が逆字になり読めなくなります。
正門側から撮影するといいのですが、撮影したのは朝8時。
校舎が東側になるため朝陽で逆光になるのです。
そこであえて裏側から撮影し、
画像処理で写真を反転させています。
よく見るとフラッグのついた街灯と校舎の位置関係が
逆になっているのに気がつきます。
わかりますか?
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真夏に極地を考える?

2017年07月30日 | 研究
いよいよ7月も終わり、まもなく8月になろうとしてます。
少し猛暑は落ち着いたようですが、
それでもこのような青空が広がっています。
さてチームフローラフォトニクスは現在
国立極地研究所と共同で研究を行っています!
昨年の秋に行われた南極と北極の研究テーマ募集に応募したところ
そのどちらにも見事採用されたからです。
実はこのコンテスト、採用されると実際に日本の観測隊が実験し、
私達のところにデータを送ってくれるというユニークな内容です。
現在、南極の昭和基地と北極に行っている日本の観測隊が
チームの提案した実験をしてくださっています。
現在南極は真冬であり、1日中太陽が上ってこない極夜。
また北極はその逆で太陽が沈まない白夜です。
したがってテーマの内容からいって
しばらく南極での観測は休止状態だと思われますが
これから送られてくるデータが今から楽しみです。
さてこの研究を提案したのは昨年の3年生ですが
すでに卒業してしまいました。
しかし極地で行っている研究の成果を
提案したチームフローラが今年11月に
極地研究所で発表することになっています。
したがって現在の3年生が後を引き継いでその準備をしてます。
まだまだ暑い夏ですが、極寒の極地を想像しながら
頑張って乗り切ってもらいたいものです。
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夏の風景

2017年07月29日 | 研究
八戸市役所前の広場です。
大きな船のオブジェから水が吹き出し
辺りを涼しくしてくれています。
この広場を鮮やかなオレンジで
アクセントをつけているのがサンパチェンス。
チームがこの春設置したバイオエンジンです。
一時的に水切れがあったのか、
萎れた葉や花も少しありましたが
概ね元気に花を咲かせているようです!
バイオエンジンの効果は水質浄化と美しい水辺景観の創出。
いかにも夏という景色を市民に提供しているようです。
この広場は八戸市公会堂の脇にあるので
もし訪れることがあったら
ベンチに座って涼を楽しんでください。
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