花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

モヤモヤが蓄積中!

2024年10月16日 | 環境システム科
こちらは2年生のFLORA HUNTERS。
3年生の活動とはずいぶん違います。
なぜなら3年生は大会と他校での出張発表のため毎回のように練習。
全員が戦士となって戦っています。
ところが2年生は10月に入った途端、どこからもお呼びがかかりません。
水質分析を1時間やったら、はっきりいってもうすることがないのです。
そんなことで暇を持て余し、またまた土肥実験室の整理を始めました。
今回は棚。FLORAは結成時から数えると16年目。
毎年テーマが変わるので、それに合わせた物品が準備されます。
つまり減ることはなく増える一方。そこで実験室の棚に収納するのですが
FLORAがここで活動する前からある物品ですでにいっぱいなのです。
例えばトータルステーション。園芸科学科が昔使ったもので
レーザーを内蔵したマルチ測距儀は安く見積もっても150万円以上します。
また畜産科が使った大きなブタとウシの模型。
これだって量産されていないので1頭10万円はするレアものです。
いずれももうない学科。そんなことで引越先がありません。
なんとか収納したい。ハマりそうでハマらないパズルに苦戦しています。
でも本音は整理なんかせずに、自分たちだって戦いたい2年生。
明らかにモヤモヤが溜まっています。
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ミストダービー再レース?

2024年10月16日 | 環境システム科
9月中旬に始まったFLORAのミストダービー。
誰がミスト栽培の達人なのか決める秋のビッグイベントでしたが、
想定外の残暑で8割以上が萎れてしまいました。
そこで検討の結果、10月になって気温が落ち着いたら再レースすることになりました。
これはスタートのファンファーレ5日後の苗です。
今回、彼らが選べる苗は、いつもレタスの他にホウレンソウと春菊。
収穫できたらレタスは3点、春菊は4点、ホウレンソウは5点もらえます。
安定したレタスで行くか、一発逆転を狙って初登場のホウレンソウ、春菊を選ぶかは
ジョッキーである各メンバーの采配です。
ところがです。ホウレンソウは茎が細いので、翌日にはぐったりしています。
今回もまた失敗かと思いましたが、5日後に見たらご覧のとおり。
葉っぱもピンとして元気です。
現在の南部町は、最高気温22℃前後、最低気温は10℃前後。
生育適温に入った野菜は順調に成長しています。
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誰一人取り残さない

2024年10月15日 | 研究
2024年の3年生は7名。それぞれがSDGsの研究テーマをもって取り組んできました。
なんといっても一番出世はミスト栽培の彼女。ストックホルムまで行ってきました。
もう1人の女子メンバーもこの夏、ある国立大学のコンクールで優勝。
遅ればせながら日本一を受賞しました。では5名の男子はどうでしょう。
肥料の地産地消研究の男子は全国規模の大会で決勝進出。来月結果発表です。
またブルーカーボンならぬフレッシュウィーターカーボンに取り組む彼は現在絶好調。
FLORAの代表である彼のところには、各種大会で受賞したとの連絡が届いており、
受賞数では今年No.1ではないでしょうか。また砂漠の砂を使った栽培研究をした彼は
思うように行きませんでしたが、これをビジネスプランにまとめて昨年受賞。
また女子をサポートしてストックホルムにも行ってきました。
これが女子2名、男子3名の成績。立派なものです。では残った男子2名はどうでしょう。
全員でいただいた賞はありますが、自分のものはありません。
したがって研究の話になると、みんなにからかわれてちょっと悲しそうでした。
1人が取り組んでいたのは先輩の継続研究である三和土の利用法。
良い結果は出ていたのですが昨年はFLORA同士の共食いになるので応募をセーブ。
やっと秋に戦いを解禁しました。もう1人は今年、背水の陣で臨んだ水冷水耕。
暑い温室で頑張った成果が出たので応募し始めました。
するとどうでしょう。彼らのところにとうとう念願の朗報が届いたのです。
なんとそれぞれの研究が京都大学で開催される大会の決勝に招かれたのです。
決勝に選ばれる研究9件中、2つがFLORA。複数選ばれるのは久しぶりです。
昨年はFLORAの女子チームが出場。今年京都に行くメンバーはまだ未定ですが
おそらく今度は男子連合になりそう。
女神FLORAはみんなにスポットライトを当てています。
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眠る液晶プロジェクター

2024年10月15日 | 学校
土肥実験室で来週月曜日に行われる発表の練習をしているFLORA。
MacAirを大型ディスプレイに接続して利用しています。
つい数年前まで土肥室での練習は液晶プロジェクターが必須。
利用するたび農業クラブ室から借用していました。
しかし以前より簡単になったとはいえ、セッティングが必要。
ところがこのディスプレイは繋いで電源を入れるだけでOK。
さらに部屋を暗くする必要もありません。
したがってこのディスプレイが導入されてからは
ほとんど液晶プロジェクターを使うことがなくなりました。
実はFLORAの倉庫の中には、新品の液晶プロジェクターがあります。
これはある大会の副賞でFLORAがいただいたものですが
いつも使っている学校の液晶プロジェクターの方が慣れているため
一度も箱から出したことがありません。
そうしているうちにこのディスプレイが実験室に整備されたので
普段の練習ではもう使うことがなくなってしまいました。
でもディスプレイは大型なので2階などに持っていくのは至難の業。
そんな万が一のために液晶プロジェクターは倉庫で眠っているのです。
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大切な時間

2024年10月14日 | 研究
これは先週の2年生の課題研究。
ホワイトボードに何やら書いています。
実は現在、ある2年生のメンバーが取り組んでいる研究についてです。
とても面白い結果が出たのですが、これを何に役立てようかと話し合っているのです。
今までFLORAは課題が先にあり、その解決のための良かれと思うアイデアを出し合い
取り組んできました。つまり成果は課題と結びついているのです。
ところが今回、遊びで実験を行い、偶然に面白い結果を得たのですが
これをどのように役立てるか考えていなかったのです。
この結果は1学期にすでに得ていましたが、
ミストに追われて話し合う機会がとれませんませんでした。
一段落した今、みんなでストックホルムの変な味のするグミを頬張りながら
意見を出し合いましたが、なんとなくイメージはわくのですが
これだ!とストーリーが浮かんでこないのです。
オチがない話はつまらないもの。そこでたった3名しかいないメンバーで
ああでもない、こうでもないとディスカッションをしたというわけです。
結局、まとまらず次回へ持ち越しとなりましたが
実はこの前に進まずあれこれ話している時間がとても大切だと思っています。
幸い大会に追われる3年生と違い時間があります。
もう少しこの時間を楽しみたいと思います。
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