花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

親分山わけです

2021年01月31日 | 研究
これは先月の課題研究でのひとコマ。
ハンターズ4名が土肥実験室の机でなにやらやっています。
机上にあるのは、たくさんの賞状。20枚ぐらいはありそうです。
また盾や記念品なども複数あがっています。
これは毎年1月の風物詩でもある賞状等の分配作業。
ハンターズもフローラも2年間でさまざま受賞しますが
いただいた賞状や副賞の記念品は自分たちの倉庫に大切にしまっています。
そして卒業する直前にみんなで分けるのがこの恒例行事です。
宝探しが本業のハンターズにとっては待ちに待った宝の山わけ。
しかし賞状の中には、明らかにあるメンバーが中心になって
いただいたものがあります。面白いことに、
それはみんな承知しているので、黙っていても本人に渡ります。
今年は思ったよりあるメンバーのところに集中しました。
偶然ですが副賞も多かったので、特に多く感じます。
とはいってもそんなに驚くほどの大差はないのでひと安心。
ではハンターズ全員が挑んで受賞した賞状はどうするのでしょう。
これまた単純明快な分け方をします。
次回ご紹介します。
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4つの正月

2021年01月31日 | 学校
先月1月29日の満月です。
その年最初の満月、つまり1月の満月をウルフムーンというようで
ニュースなどでも紹介されていました。
植えた狼が遠吠えする月だという意味ですが、
最近になってこのような横文字の月の名前を耳にするようになりました。
しかし旧暦ではまだ12月。なんと1月29日は旧暦では12月17日の満月でした。
2021年、旧暦の1月1日は新暦の2月12日なので
1月最初の満月は1月16日、新暦では2月27日になります。
いつもなら旧暦1月15日が満月になるのですが、今年は微妙にずれているようです。
このように新暦と旧暦を一緒に考えると、頭がややこしくなってきます。
さて新暦の1月1日は正月(大正月)、15日は小正月でした。
しかし今も旧暦で祝う地域はたくさんあります。
今年は2月12日が旧暦の正月、26日が旧暦の1月15日の小正月となります。
そのような地域でも、おそらく新暦でも正月を祝うと思うので、
わずか2ヶ月で正月が4回もあることになります。
皆さんのお正月はいつですか?
さて明日は節分。暦の上では、冬最後の日となります。

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ライブラリー

2021年01月30日 | 研究
Treasure Hunters のために製作をしている卒業アルバム。
現在、表紙が決まって文字校正をすると校了となるところまできました。
予定通り、1月下旬か2月上旬には発注できそうです。
さてMacのディスプレイにずらり並んでいるのは歴代のアルバム。
その数、なんと43冊。ビートルズ13枚、ローリングストーンズでも24枚ぐらい。
音楽のアルバムと比べられませんが、ものすごい数です。
なぜなら卒業アルバムは一人一人違うオーダーメイド。
卒業生が5名いると掲載内容の異なる5冊のアルバムができるからです。
ライブラリーを見ると当時のことやそれぞれのメンバーのエピソードが思い出されます。
では2020年は何冊制作されるのでしょうか。
これは以前にも紹介しましたが、たった1冊。理由は個人による差があまりないため。
いつもであればメンバーが手分けしていろいろな大会にエントリーしますが
コロナのため県外遠征ができなくなり、なんと約70%の写真が同じになったからです。
本来ならば日本代表になったメンバーのアルバムには
美しいストックホルムの写真が掲載されるはずでしたが残念です。
ただ全員同じアルバムですが、個人特集を数ページ設ける工夫で乗り切りました。
実は2019年のバブルボーイズも1冊でした。途中参加した彼らは二人協力して
ひとつのテーマに挑んだため常に一緒だったからです。
偶然ですがフローラ時代は一人一冊、バブルボーイズ、ハンターズになったとたん
チームで1冊になってしまいました。これは本意でなく、ちょっと残念な結果です。
さて困っているのは表紙。撮影機会が少なかったこともあり
メンバーみんなが写ったいい写真がないのです。
そういえばビートルズの最も有名なアルバムに「ホワイトアルバム」があります。
でもそれではちょっと寂しすぎるかもしれません。
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目指すは「水商売」

2021年01月30日 | 研究
大掃除中のハンターズ。いろいろなモノが出てきます。
不要になった三和土は春になったら処分することにしましたが
今度はこれ。水槽の浄化装置です。Jr.が昨年使った装置ですが
今年度の実験が終了したのでハンターズが片付けました。
ハンターズの本拠地である馴化温室には、
このような浄化装置はもちろん、水温を下げるクーラー、
さらに前回紹介したよりももっと大きな90cm水槽などがあります。
また二酸化炭素を供給する装置なんかもそろっています。
アクアリウムとは、このような水生生物を飼育する施設設備の総称ですが
愛好家が増えたため、今はすっかり日本に定着した言葉となりました。
こんなにもアクアリウム関係の装置を増やしたのは
2016年〜2018年のフローラ。ハスの人工栽培、薬草の水耕栽培、
植物による水質浄化研究などメンバー5名が
全員、水に関係したテーマに取り組んだからです。
中でも「水中植物工場」の研究は圧巻。
水槽を設置した真っ暗な暗室をたくさん並べ、
そこで二酸化炭素濃度や光の波長によってどのように水草の生育や
成分が変化するかを2年間取り組んだのです。彼が取り組んだのはジュンサイ。
試行錯誤の結果、陸生植物とは違う振る舞いを見せることが分かったり
それを応用することで機能性成分を高められることを発見したのです。
この研究は京大で開催されたテクノ愛で入賞。
誰も取り組んでいない分野なので共同研究の話も持ち上がりましたが
植物による水質浄化「バイオエンジン」研究がクライマックスを迎えていたため
断ってしまいました。別名TEAM AQUA PHOTONICS。
「水商売を極める」を合言葉に楽しく水遊びしていた時代の遺産です。
さて2020年にJr.が取り組んだ水の研究成果はまだどこにも発表していません。
再度実験できたら今年はどこかでお披露目できるかもしれません。
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最後は総力戦

2021年01月29日 | 研究
2020年度、ハンターズが担当したJr.は4名。男子2名、女子2名の二組です。
いつもであれば結果の出やすい栽培系の研究にチャレンジしてもらうのですが
今年は2組ともなぜか環境系のテーマでした。
いずれも2015年のフローラ、バブルボーイズ、そしてハンターズが
長年続けてきた環境活動の延長線上にある取り組みのため
Jr.単独で発表するだけでなく、時には先輩ハンターズとともに
チームを組んで参戦したこともあります。
そのため1年契約のJr.といえどもなんだか仲間意識を感じます。
しかし1月も下旬となり、そんなJr.も解散の時期となりました。
ハンターズの活動も終了するので、それに合わせて今度、
合同で解散会でも計画したいと思います。
さて土肥実験室に集まっているのは4名のハンターズJr.たち。
解散前に最後の戦いに挑むことにしました。
最後の大会に選んだのはSDGsの取り組みを評価するもの。
先輩はもちろん、2組のJr.とも共通するのはSDGsだからです。
そこでこの日はみんなでパワーポイントにレコーディングすることにしました。
発表するのは4名全員。それぞれ自分が取り組んだものを紹介します。
結果は2月下旬にわかるそうなので、それまで宝くじを待つ心境。
Jr.の総力戦ですが、それはそれで楽しいと思います。
ところで活動の最後が近づくとJr.が決まってする質問があります。
それは「来年はJr.に入れないのですか?」。
ほぼ毎年のようにこの質問を受けます。
1年間楽しんでくれたのだと嬉しく思いますが、答えは「NO!」。
Jr.は1年生だけに与えられた機会だからです。
今年のJr.は男子が生物生産科、女子は環境システム科の1年生。
したがって2年生に進級するとお互い違う研究班に入ることになります。
学んだことを生かして各科の研究活動をリードしてほしいものです。
ただ環境システム科のJr.には、もし研究班の希望調査をする際
運よく環境班が選択肢にあったら、選ぶことができますと話をして終わりました。
「運よく?」。首を傾げるJr。
大人の事情です。
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