花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

パソコンなんて大嫌い

2022年05月12日 | 研究
放課後、実験室で作業している二人。
水研究に取り組んでいるメンバーです。
この日はこの夏に出場する水の国際大会への登録にチャレンジ。
ところが右のメンバーはパソコンではなくスマートフォンに向かっています。
実はパソコンではなくスマホで入力しているのです。
今の高校生はパソコンよりもスマホ。
この二人も家にパソコンはなく、すべてスマホでこなします。
自己紹介などある程度長い文章もスラスラと打ち込み
それをあっという間に英語に翻訳。
その英語を日本語にまた訳し直して間違いないかチェックまでしています。
しかし左側のメンバーはパソコン入力を試みています。
画面が大きく使いやすいからですが、問題発生。
せっかく入力して送信しようとしたらエラー。
送信できず、やり直しになってしまいました。
英語が得意ではない二人にとって英語の文章を作るのは大変な作業です。
でも諦めるわけにはいかないので再び英文作りに挑戦して再送信。
すると悲鳴が聞こえます。なんとまたエラーで送ることができません。
しかしスマホのメンバーはすでに送信成功。
それを見ていた彼女には、パソコンは使えない機械だと嫌われてしまいました。
放課後、2時間30分もかけて活動したのに機械トラブルで前に進めない。
自分のせいじゃないトラブルは、受けるダメージは大きく
時間を返してくれと叫びたくなるのも当然です。
でもご安心ください。この日の夜、彼女たちに代わって
通信環境の良い場所で試みたところ今度は成功しました。
とりあえずひと安心です。
さて今日は木曜日なので課題研究だと思ったら、曜日交換で明日に延期。
ところが課題研究は野菜苗販売のためなしとのこと。ピンチです。
コメント

野菜苗そろいました

2022年05月12日 | 学校
みなさんは家庭菜園に苗を植えたでしょうか。
連休前に植えることもできますが、怖いのは遅霜。
今年も連休頃に雪や霜が降るかもしれないとの予報が出ました。
したがって安全なのは連休明け。
つまりいよいよ畑に野菜苗を植えるシーズンになりました。
野菜苗はホームセンターや園芸店で購入できますが
なぜかどこでも人気なのが農業高校の野菜苗。
優れた品質と嬉しい価格。抜群のコストパフォーマンスと地域の方に人気です。
さて名久井農業高校の2022年、令和4年の野菜苗販売は
本日5月12日(木)から13日(金)。
時間は両日とも9時から14時までです。
4月から完全に2学科と小さくなった名久井農業高校。
そこで全校生徒をあげて来校されるたくさんの皆様へ
応対しようと計画しています。
昨日のリハーサルも終わり、とうとう今日は本番。
名農生の販売実習のため、プロのようにスムーズにいかず
ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、
精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。
詳しくは本校ホームページにも掲載されていますのでご覧ください。
皆様のご来場をお待ちしています。
コメント

なんじゃこりゃ

2022年05月12日 | 学校
年明けから生物工学実験室で実験を続けているフローラハンターズ。
先日、実験室の隅に不思議なものを見つけました。
「やっとこ」のような形をしていますが、違います。
そこでメンバーに、これが何かわかるかと尋ねたところなんと即答。
それも正解です。答えは「南部せんべい」の焼き型。
先端の部分が円盤になっていて、そこに練った小麦を入れ
火にかけて焼いて作る鉄製の器具です。
この地域は今も南部せんべいの製造販売をしている小店が多く
そこに行くと焼いているのを見ることができます。
さすがは南部の住民。ちゃんと知っていました。
さらに詳しく話を聞いてみると、小学生の頃、
この焼き型でせんべいを作ったことがあるとのこと。
体験を通した学習は今も記憶に残っているようです。
さてこの焼き型、なぜ名久井農業高校にあるのでしょう。
実は数年前、南部菱刺しなど様々な郷土文化を継承するプロジェクトに
積極的に励んでいた研究班がありました。
八戸市内はもちろん、東京でも作品を展示したはずです。
そんな活動の中でこの郷土の食文化である南部せんべいも取り上げていました。
せんべいの中にピザの具を挟んで焼いて、現代版の食文化へと発展させるという
かなり攻めた試みは今も記憶に残っています。
農業高校のプロジェクトでは郷土の食文化をテーマにするのが定番。
しかし最近の名農のプロジェクトではすっかり姿を消しました。
今こそ郷土の文化に再び光を当てたテーマを設定して欲しいものです。
コメント